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科目名質的調査法
担当者牧野 修也
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目質的調査法の方法と実践
授業の達成目標1.質的調査法の特徴を理解する
2.質的調査法の方法と特色を理解する
3.質的調査法に基づく作品を読み解くことができる
4.質的調査法に基づく作品を作成することができる
今年度の授業内容社会調査の方法としては「量的調査法」と「質的調査法」の2つがある。本講義は、後者の視点から行うが、先ずは、質的調査法の特色を量的調査法との比較で説明する。その後に、質的調査法の方法について説明する。
 これらの内容を踏まえた上で、質的調査法の方法のいくつかを組み合わせて、自分自身の作品を作成することを行っていく。テーマについては、受講者自身の関心に合わせて行っていく。方法については、それぞれの関心とテーマに合わせて考えていきたい。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に配布する資料を読み、テキストの各回の講義テーマに応じた箇所を読みまとめる.(60分) 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項1.作品作成に当たっては、講義時間外での作業が多くなる。講義時間内においては、作成作業の確認と相談が中心となる。
2.質的調査法に基づく作品もしくはドキュメンタリーを多く読んだり、見たりして欲しい。そのことが、自己のアイデアのヒントになったり、「引き出し」の数を増やすことにもつながる。
 第1回社会調査における質的調査の位置づけ
 第2回質的調査の歴史、質的データの種類と特徴
 第3回質的調査の方法(1):参与観察法、フィールドワーク
 第4回質的調査の方法(2):インタビュー
 第5回質的調査方法のまとめ:調査の目的と調査方法の選択
 第6回質的調査の分析(1):ライフヒストリー分析、会話分析
 第7回質的調査の分析(2):ドキュメント分析、内容分析、グラウンデッド・セオリー
 第8回質的調査の分析のまとめ:分析によって明らかになることの相違
 第9回質的調査の企画と対象者の選定
 第10回質的調査の質問項目の作成
 第11回質的調査の実施
 第12回質的調査のデータ作成と整理
 第13回質的調査のデータの検討
 第14回:質的調査のデータに基づくレポートの作成
 第15回まとめ
授業の運営方法前半部分においては、担当者による講義が中心となる。
後半部分は、受講生の実習と演習が中心となる。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法講義内において、匿名の形でコメントとして講評する。
全体の傾向をペーパーで提示する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 40% 記述式定期試験 
小論文・レポート 40% 質的調査法に基づく作品の作成

授業参加 20% 各回のコメントシート
その他 0%
テキスト 工藤・寺岡・宮垣編『質的調査の方法第3版』法律文化社
参考文献 谷・山本編著2010『よくわかる質的社会調査 プロセス編』ミネルヴァ書房
その他については、随時、講義を通して提示していく
その他、履修生への注意事項 講義時間外の作業が多くなることは確認して欲しい。

【遠隔講義実施の場合】
1.講義はTeamsもしくはZoomなどを使って行う。
2.出欠については、提出期限を指定したコメントシートで行う。
3.試験はレポートで行う
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】