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科目名多変量解析の基礎
担当者藤本 隆史
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目重回帰分析など多変量解析の基礎
授業の達成目標社会調査士科目の(E)に当たる。多変量解析のそれぞれの分析手法について、分析の目的や意味を理解した上で適切な分析を行えるようになることを目標とする
今年度の授業内容社会調査のデータ分析で用いる多変量解析法について、その基礎的な考え方と分析の手順を学ぶ。まず相関係数と回帰分析の基礎を理解した上で、重回帰分析やパス解析、ロジスティック回帰分析、分散分析、因子分析など、多変量解析の分析手法を紹介する。あわせて、データ分析の結果のまとめ方の説明を行う。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業の終わりに次回の授業内容を発表し、必要に応じて該当する資料の範囲を指示するので事前に見ておくこと。また、配布資料を見直したり、毎回実施される課題の解説により授業内容を復習し、理解を深めること 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項Excelなど統計ソフトの使い方に慣れておくこと
 第1回授業概要:授業の進め方や多変量解析の概要を説明する
 第2回相関と散布図:散布図のパターンから相関関係の考え方を学ぶ
 第3回相関係数について:連続変数間の関連の強さを数値で示す方法を学ぶ
 第4回相関係数の統計的検定について:相関係数の統計的検定の方法を学ぶ
 第5回回帰直線について:連続変数間の因果関係の分析方法を学ぶ
 第6回偏相関について:第3変数を用いる偏相関係数の考え方を学ぶ
 第7回重回帰分析について(1):複数の独立変数と従属変数の因果関係を分析する重回帰分析の考え方を学ぶ
 第8回重回帰分析について(2):重回帰分析の分析方法を学ぶ
 第9回パス解析について:重回帰分析を応用したパス解析の考え方と方法を学ぶ
 第10回ロジスティック回帰分析について:従属変数が2値の回帰分析の方法を学ぶ
 第11回分散分析について(1):平均値の差を分析する分散分析の考え方を学ぶ
 第12回分散分析について(2):2要因の分散分析の分析方法を学ぶ
 第13回因子分析:データを因子に分類する分析方法を学ぶ
 第14回集計結果のまとめ方:データ分析の結果を報告書などの形式に整理する方法を学ぶ
 第15回講義のまとめ:多変量解析法の考え方や、授業で取り上げた分析手法の手順などを整理する
授業の運営方法毎回、授業内容を記した資料を配布する。ウェブ上の教材も利用する。分析手法に関する講義にあわせて、実際にエクセルやSPSSを用いたデータ分析も行う。また、学期末に、授業内容全般を含む確認テストを実施する。
遠隔授業については、Teamsを使用しリアルタイムで行う。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業課題については、次回の授業時に解説する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 50% 多変量解析の分析手法に関するペーパーテストを行う
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 50% 毎回の授業内に指示された課題に加えて、授業外で取り組む複数の課題の提出を求める
その他 0% 実施しない
テキスト 毎回、授業資料を配布する
参考文献 向後千春・富永敦子,2008,『統計学がわかる 【回帰分析・因子分析編】』技術評論社など、講義時に適宜紹介する
関連ページ 「アイスクリーム屋さんで学ぶ楽しい統計学 -相関から因子分析まで-」(http://kogolab.chillout.jp/elearn/icecream/index.html)
その他、履修生への注意事項 統計の学習や課題の作成にエクセルなどを使用する。
遠隔授業については、Teamsを使用しリアルタイムで行うので、遠隔授業の日はTeamsにアクセスして授業に参加すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】