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科目名コミュニティデザイン演習IB
担当者佐野 美智子
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目調査してデータをもとに考える
授業の達成目標人びとの意識・行動を実証的に調査研究する方法について、実践を通して知ることを本授業の基本目標とする。授業の達成目標は、①目的に応じて各種統計や既存調査データを収集し、整理活用ができる、②先行研究を探し、適切に参照や引用ができる、③仮説を立て独自調査を実施できる、④調査により収集したデータの分析ができる、⑤実証的な研究レポートをまとめられる、以上5点とする。特に演習ⅠBでは、④から⑤を重点的に扱う。データに基づき論理的に考える研究態度を身につけると同時に、多様な考えに耳を傾け、協働の中から新しい価値を生み出す力を身につけることも目標にする。
今年度の授業内容実証的な研究方法を理解するために、履修生全員で共通テーマのもと、「問い」を立て、「論拠」を挙げて、「答え」を導く一連の調査研究のプロセスを実際に経験する。演習ⅠA(春学期)では調査を実施するところまで終わっているので、演習ⅠB(秋学期)では、実査で得られたデータの分析をおこなう。分析結果をもとに研究レポートをまとめ発表する。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業では毎回、研究内容の報告をしてもらう。自他の発表に対する教員からのコメントや他の学生からのコメントを参考に、研究の進め方や情報収集の方法、レジュメやレポートを作成するときの論理構成について、毎回の授業後に問題点を明確にしておくこと。その上で、次の授業での自身の発表や他の学生の発表に対する質問・コメントに活かすこと。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項授業時間外、分析作業にかなりの時間がとられるので、計画的に進めること。ゼミ生同士で教え合いながら、協力して遂行して欲しい。
 第1回授業の進め方について説明。研究倫理について説明。実査状況の確認
 第2回調査データのとりまとめ(データ入力、データ・クリーニングなど)(1)
 第3回調査データのとりまとめ(データ入力、データ・クリーニングなど)(2)
 第4回調査データのとりまとめ(データ入力、データ・クリーニングなど)(3)
 第5回データ分析の方法を説明
 第6回データ分析:担当者による分析の経過報告と内容検討(1)
 第7回データ分析:担当者による分析の経過報告と内容検討(2)
 第8回データ分析:担当者による分析結果の報告と内容検討(1)
 第9回データ分析:担当者による分析結果の報告と内容検討(2)
 第10回研究レポート・論文の書き方について説明
 第11回研究レポート作成:担当者による経過報告と内容検討(1)
 第12回研究レポート作成:担当者による経過報告と内容検討(2)
 第13回研究レポートの発表(1)
 第14回研究レポートの発表(2)
 第15回総括 卒業論文作成に向けて
授業の運営方法演習ⅠB(秋学期)は、グループワークだけでなく、個人での分析作業が多くなる。教員が適宜、専門研究への誘導や技法の説明をするので、履修生はそれを実践して経過報告をし、教員からのコメントを受けるという授業運営をする。他の履修生の研究結果を共有し、調査研究の全体像を視野に置きながら研究を進める。なお、対面授業を前提とし、遠隔授業の実施に関しては、リアルタイムの双方向授業とする。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の発表内容に対して講評を行うとともに、レジュメやレポートの書き方については、学生が発表用に提出した文書にコメントや赤入れをしてフィードバックする。その際、ポータルを通して全員で共有できるようにする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% なし
小論文・レポート 80% 研究レポートしての形式(文章の書き方、引用・参照方法)と内容(問い・答え・論拠の明示)を評価。
授業参加 20% 授業での報告内容(事前の教員説明を踏まえている、十分な課題遂行量、など)を評価する。
その他 0% なし
参考文献 『コミュニティデザイン学科生のための学びのガイド2023』(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科作成,4月配布予定) 
『新版 論文の教室: レポートから卒論まで』戸田山和久,NHK出版,2012年. 
『社会調査事典』社会調査協会編,丸善出版,2014年.

その他、履修生への注意事項 ①授業の実施方法について
対面授業を前提とし、遠隔授業の実施に関しては、リアルタイムの双方向授業とする。
・対面授業について→自分のPCを持参すること
・遠隔授業について→Zoomを利用する。Zoomの使い方については初回授業の前にポータルで説明文書を配信する。
②遠隔授業での出欠の取り方について
リアルタイム双方向の遠隔授業を行うので、授業内で出欠確認をする。通信の不具合で参加できなかった場合は、録画した授業内容を視聴したうえで、ポータルを使ってコメントペーパーを提出することをもって出席とする。
③ゼミのメンバー以外に学内外の団体と連携し、一つの調査プロジェクトとして活動を進める場合がある。その際は授業時間外の活動が多くなることを承知しておいてもらいたい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】