科目名 | コミュニティデザイン演習IA | |
担当者 | 松井 理恵 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | フィールドワークを通じた社会学的研究 | |
授業の達成目標 | フィールドワークから問いを立てて研究する過程をテキストから学び、受講生が関心をもつ社会問題あるいは社会現象を社会学的に分析し、考察できるようになるのが授業の目標である。具体的には、前期課程で修得した学術的知識を基礎として、研究の一連の過程(研究テーマの設定、先行研究の整理、フィールドワークの計画・実施、データ分析、報告)をおこなえるようになる。受講生がそれぞれの研究を通じて、コミュニティを学び、コミュニティの新たなあり方を構想する力を身につける。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 | |
今年度の授業内容 | (1)テキストの輪読を通じて研究の一連の過程を学ぶ (2)グループで研究テーマを決め実際にフィールドワークをして発表する 以上、2つの作業を通じて、研究を遂行するための基礎となる力を身につける。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・受講者が発表する授業では、事前にテキストあるいは発表者のレジュメを読み、質問を準備しておくこと。また、発表者は参加者から出されたコメントをふまえて発表内容を再度検討すること。 ・グループワークの過程において、それぞれの過程に応じた課題に取り組むための準備学修が必要である。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ・研究に欠かせない知的好奇心を育むために、自分の関心のあるテーマについて文献を読む、日々のニュースをチェックし現代社会が直面する問題についての情報収集をするといった作業を各自で進めておくこと。 | |
第1回 | ガイダンスーゼミの目的・進め方・自己紹介・予定の確認 | |
第2回 | テキスト輪読(1)中産層は消えるのか | |
第3回 | テキスト輪読(2)韓国における中産層の形成と崩壊 | |
第4回 | テキスト輪読(3)不平等構造の変化 | |
第5回 | テキスト輪読(4)江南スタイル階級の形成 | |
第6回 | テキスト輪読(5)ブランド品、ウェルビーイング、階級の差別化 | |
第7回 | テキスト輪読(6)教育階級闘争 | |
第8回 | テキスト輪読(7)グローバル教育戦略 | |
第9回 | テキスト輪読(8)特権と不安 | |
第10回 | グループワーク(1)研究テーマを決める | |
第11回 | グループワーク(2)フィールドワークの計画を立てる | |
第12回 | グループワーク(3)フィールドで得られたデータを検討する | |
第13回 | グループワーク(4)フィールドワークから導かれた知見を明らかにする | |
第14回 | フィールドワーク発表会 | |
授業の運営方法 | ゼミ形式 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・各回の発表内容に対して、教員が講評をおこなう。 ・課題提出後、特徴的な見解の紹介等の解説をおこなう。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない。 |
小論文・レポート | 55% | 学期末レポートによって評価する。 |
授業参加 | 45% | 作成したレジュメ、発表の内容、および授業態度によって評価する。 |
テキスト | ハーゲン・クー著、松井理恵編訳、『特権と不安ーグローバル資本主義と韓国の中間階層』岩波書店、2023年、2600円+税、ISBN978-4-00-061620-1 |
その他、履修生への注意事項 | ・ゼミを通じて受講生同士がサポートし合える関係をつくっていきたい。 ・ゼミは議論の場であるので、毎回必ず発言すること。 ・受講生にフィールドワークを課す予定である。 ・フィールドワーク等にかかる費用は、原則として受講生の自己負担とする。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |