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科目名コミュニティデザイン演習IA
担当者篠崎 健司
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目実践できるコミュニティデザインを考える
授業の達成目標人と人とのつながりにより、社会や地域を元気に、良くしていく手法として、コミュニティデザインへの期待が高まっています。演習では、その1対象として地域コミュニティに注目し、全国各地の取組事例を通じて、コミュニティデザイン実践に向けての方向性やプロセスを学び、コミュニティデザインを実践していくためには何が重要なのかを理解し、具体的な場面で対応できるよう自らの考えをまとめ関係者に提案できるようになることを目指します。
ただし、コミュニティデザインの正解は一つとは限らず、当然、多くの経験が必要な分野でもあることから、授業では、人と人とを繋げていくには何が大切なのか、地域コミュニティの問題や課題を見極めるためには何が必要なのか、より多くの人と協働しながら実践していくうえで何が重要なのかといった根本となる事項について具体的な事例を踏まえ学びながら、地域コミュニティごとに的確な進め方を考え、提案ができるようになることを目標とします。
今年度の授業内容参考図書や教員の実践事例等を通じて、全国の各地の事例検証によって、地域コミュニティが抱える問題や課題を明らかにする手法を学びながら、その解決方策について全員で議論・研究します。
なお、教員が関わる地域の取組に対して、校外授業や学外実習として実施する予定です。複数の地域を設定しますので、いずれかの地域へ参加してもらいます。実際に地域コミュニティと関わることにより、得られた体験を研究課題として各自で整理し、研究成果として発表するなどの機会を設けます。
【学外授業の予定】
各自がモデルとする地域に対して、現状の把握や課題解決方策の提案など1〜2回程度、実際に赴いて調査や連携活動を行う予定です。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について全国各地の実践事例や参考文献の読み込みを行って下さい。また授業では議論を中心に行いますので、改めてみんなの意見の咀嚼を行い、自らの理解や考え方の深化を図って下さい。
また、各自が実際の地域をモデルに、現状の把握や課題解決に向けた提案を行って頂きますが、授業内ではその基本的な考え方や手法を学びますので、復習として、実際に自らのモデル地域に充てはめて理解と手法を身につけるようにして下さい。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項日ごろから地域コミュニティにおける問題等について、テレビや新聞等から入手して下さい。
その中から関心の高いテーマを個人研究テーマとして設定し、3年後半〜4年の卒論執筆に向けての素材として収集して下さい。
各自のテーマに応じて、参考文献や参考事例を紹介していきますが、自ら探し収集する姿勢を身に着けて下さい。
 第1回ガイダンス(ゼミの進め方と各位の関心や興味の発表)
 第2回全国各地の事例検証①
 第3回全国各地の事例検証②
 第4回全国各地の事例検証③
 第5回全国各地の事例検証④
 第6回地域活動計画演習(地域活動の準備)①
 第7回地域活動計画演習(地域の現状把握)②
 第8回地域活動計画演習(現状分析)③
 第9回地域活動計画演習(課題解決方策検討)④
 第10回地域活動計画演習(報告)⑤
 第11回地域活動(地域との関わり方、プレゼン資料の作成方法)
 第12回地域活動(地域への提案資料作成)②
 第13回地域活動(地域への提案資料作成)③
 第14回地域活動(報告)④
 第15回地域活動(報告)⑤
授業の運営方法参考文献や資料の輪読や、各回に取り上げたテーマについて、議論をするとともに、各自が取り組む地域に対して、問題課題の発見やその解決方策について、提案資料(レポート)を作成・発表し意見交換を行う。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題やレポートについては、授業内やポータルを通じてフィードバックします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 50% 個別地域活動計画(レポート)について、問題・課題の捉え方、解決方策の具体性・実現可能性などを評価。
授業参加 50% 積極的な討論や発表にあたっての準備、地域との連携頻度等を総合的に評価。
その他 0% -
テキスト 中庭光彦/著 「コミュニティ3.0 地域バージョンアップの論理」水曜社(2017.6.23)¥2,500+税 ISBN978-4-880-65413-3

参考文献 「ポートランドの地域活性化戦略」(宮副謙司/内海里香) 同友館
「地域を元気にする実践!コミュニティデザイン」(佐々木まゆみ/他著)彰国社
「暮らしの視点からの地方再生」(徳野貞雄/監修)九州大学出版会
「ソーシャルデザイン実践ガイド」(筧裕介/著)英治出版
「ソーシャルデザイン 世界をつくるグッドアイディア集」(グリーンズ/編)朝日出版社
「日本をソーシャルデザインする」(グリーンズ/編)朝日出版社
その他、履修生への注意事項 本年は対面式授業と遠隔授業(Zoom)の併用によって授業を行うことがあります。授業では活発な意見発表や議論を行いますので、遠隔授業もリアルタイム形式で行います。
自ら関心を持って積極的に取り組むこと。的確なアドバイスは行いますが、指示待ちにならないようにして下さい。
校外指導・校外見学を行う場合があります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】