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科目名コミュニティ論特殊講義(女性文化)
担当者越智 方美
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目コミュニティ論特殊講義(女性文化)
授業の達成目標この講義では現代社会の諸相をジェンダー(社会的、文化的につくられた性差)の視点から読み解いてゆきます。
国際機関や省庁、行政機関、NGO(非政府組織)、NPO法人など多様な主体が取り組んでいるジェンダー平等の推進について学び、日本社会におけるジェンダーをめぐる課題について理解を深めることを目的としています。
今年度の授業内容講義と映像資料の視聴を組み合わせて、国内および諸外国におけるジェンダー平等推進のための取組みや男女平等を紹介します。
取り扱うテーマは新型コロナウィルスが女性の働き方に与えた影響や、メディアにおけるジェンダー・バイアス(偏見)、スポーツとジェンダーなど多岐にわたります。また、海外での先進的なジェンダー推進の取組みのほか、国際協力に何故ジェンダー視点が求められているのかについても考察します。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について配布されたレジュメやプリントを再読して授業内容を確認してください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項講義で紹介したテーマに関するイベントやシンポジウム等に積極的に参加してください。
ニュースや新聞、ウェブサイトで関連する情報を閲覧、収集してください。
第1回イントロダクション :グローバルスタンダードから見た日本のジェンダー平等
第2回新型コロナウィルスとジェンダー:感染症拡大が女性に与えた影響
第3回ジェンダー先進国の取組ー1:北欧諸国の政策と実践
第4回ジェンダー先進国の取組ー2:アジア・太平洋諸国の政策と実践
第5回男性にとってのジェンダー平等:男性の生きづらさを考える
第6回メディアとジェンダー:CMや映像作品にみるジェンダー・バイアス
第7回国際協力におけるジェンダー課題ー1:開発途上国の女性の現状
第8回国際協力におけるジェンダー課題ー2:国連機関、国際NGOの取組
第9回ブックトーク:ジェンダーをテーマにした書籍についてのワークショップ
第10回国際社会におけるジェンダー平等の推進:女子差別撤廃条約、持続可能な開発目標(SDGs)とゴール5
第11回スポーツとジェンダー:五輪、アマチュア・プロスポーツにおける女性選手の活躍
第12回災害とジェンダー1:防災・減災におけるジェンダー課題
第13回災害とジェンダー2:ジェンダーに配慮した災害対策の事例
第14回統括討議:1~13回のまとめと振り返り
授業の運営方法講義と映像資料の視聴を組み合わせて、国内および諸外国におけるジェンダーや男女平等についての理解を深めます。
適宜グループワークやディスカッションを行います。
授業の受講には、グループワークやディスカッションに積極的に参加し、教員からの指示に従いその内容を報告することが求められます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポート回収後、すぐれた見解の紹介や典型的な誤りについての解説をおこない、受講生による授業内容理解の一助とします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 30% 授業期間中に提出したレポートの内容
授業参加 70% 授業アンケートの内容、グループディスカッションへの貢献度
その他 0%
テキスト テキストは指定せずプリントを配布します。
参考文献 『女性学・男性学 -- ジェンダー論入門 第3版』伊藤 公雄, 樹村 みのり, 國信 潤子、有斐閣アルマ、2019
『男女平等はどこまで進んだか—女性差別撤廃条約から考える』(岩波ジュニア新書)、山下泰子・矢澤澄子監修、国際女性の地位協会編、岩波書店、2018
『令和4年版男女共同参画白書』、内閣府男女共同参画局、2022
『令和3年版働く女性の実情』、厚生労働省雇用環境・均等局、2021
関連ページ 内閣府男女共同参画局 https://www.gender.go.jp/
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】