科目名 | コミュニティ論特殊講義(食文化) | |
担当者 | 矢野 峰生 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 食を活用した地域おこし、フードマーケティング、共感マーケティング、地域ブランド論、認証制度、コミュニティ、まちづくり、フードツーリズム、コミュニケーション | |
授業の達成目標 | 食文化を活用した地域活性化においてコミュニティおよびコミュニケーションの果たす役割を、フードシステムの視点を主軸に捉えます。その際に、食品に関与するマーケティング、プロモーション、ブランディング、ストーリー形成、まちづくりなど、多様な角度から現代の食とまちづくりについて理解を深めることを本授業の達成目標とします。 | |
今年度の授業内容 | 現在、各地でみられる食文化を活用した地域および「場」の振興について、コミュニケーションやコミュニティの果たす役割を確認しつつ、フードシステムを主軸に多様な角度から捉えます。そこには、コミュニティを必要とするビジネスデザインや現代社会の抱える課題が潜んでいたりします。 食文化を活用した地域および場の振興に寄与する要因として、社会潮流、IT等の技術革新を指摘できます。本講義では、これらに関わる商業活動の実態を確認します。認証制度、ブランディング、フードシステム分析の視点で地域振興、まちづくりを捉えれば、ビジネス分野でのコミュニティの果たす役割を明らかにできます。フードマーケティングの知識も必要ですので、適宜説明します。 学習内容を理解して頂くために、状況次第では外部講師招聘による授業も設定する場合があります。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 前回までに提示されたすべての課題、前回までの学習内容について復習しましょう。気になるトピックを見つけ、その探求を専門書、専門雑誌、Webサーチで実施し、理解を深めておきましょう。(1時間) 当日受講した内容について、専門書、専門雑誌、Webサーチで一層探求し、整理しておきましょう。毎回提示される課題についての回答を期日までに提出しておきましょう。(3時間) |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 食文化を活用した地域活性化およびまちづくり事例を、webや新聞などマスメディアで情報収集願います。そこには、コミュニティやコミュニケーションの果たす役割が見え隠れしているからです。また、身近な食生活に関わる課題を見出すことも必要です。解決のためのコミュニティ対応が求められるからです。 食をめぐる暮らしの中に興味を持てる課題を見出したなら、関連知識を専門書、専門雑誌等で深堀りし、コミュニティ活動やコミュニケーションで解決する可能性を探ってみましょう。 |
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第1回 | 食文化の活用による場の活性化について(Ⅰ)−食味− | |
第2回 | 食文化の活用による場の活性化について(Ⅱ)−観光− | |
第3回 | 食文化の活用による場の活性化について(Ⅲ)−コミュニティビジネスとの関連− | |
第4回 | 食文化とブランディング(Ⅰ)−食品の持つストーリーー | |
第5回 | 食文化とブランディング(Ⅱ)−食の場(Place)の持つストーリー− | |
第6回 | 食文化とブランディング(Ⅲ)−Place,Art,Rule− | |
第7回 | 認証制度とブランディング(Ⅰ)−和食− | |
第8回 | 認証制度とブランディング(Ⅱ)−地域団体商標− | |
第9回 | 認証制度とブランディング(Ⅲ)−地理的表示(GI)− | |
第10回 | フードシステムと複合化政策(Ⅰ)−発展段階別− | |
第11回 | フードシステムと複合化政策(Ⅲ)−外食産業,中食− | |
第12回 | 食文化による地域振興、まちづくりと社会的潮流(Ⅰ)−スローフード運動,LOHAS,流通革新− | |
第13回 | 食文化による地域振興、まちづくりと社会的潮流(Ⅱ)−地域おこし及びまちおこしイベント− | |
第14回 | フードマーケティングとコンセプト | |
授業の運営方法 | 講義形式を主としつつ、時折指名して、意見、考え、感想等を受講生に述べて頂く対話型双方向授業の展開を目指します。積極的な発言、質問を歓迎します。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 原則として毎回提示する課題について、課題を設定した理由や意義、提出回答に関する講評等を次回以後の講義で行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 授業における課題の提出状況と達成状況、積極的および的確な応答か否かに拠る |
その他 | 60% | 課題対応型試験を実施します |
テキスト | なし(適宜提示します) |
参考文献 | 安田 亘宏『食旅と観光まちづくり』学芸出版社,2010年, 2,052円,ISBN-10: 4761512733 |
関連ページ | 食分野に関連する地域振興関連のWEBサイト |
その他、履修生への注意事項 | 本年度は対面式授業で授業を行います。授業は皆さんによる授業への参加状況等に対応して展開していきます。提示された課題にWebで回答を提出できるように準備願います。受講生は、「ビジネスデザイン」(1,2年次配当科目)を受講しておくことが望ましいです。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |