科目名 | コミュニティ論特殊講義(ネット社会) | |
担当者 | 祥雲 暁代 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 集中講義 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | インターネットと人間の心理・行動 | |
授業の達成目標 | 現代社会において、必要不可欠となっているインターネットなどのメディアが、人間の心理や行動、社会に与える影響に関する研究を通じ、メディアの可能性とその裏に潜む危険性について考察し、討議ができるようになることを目的とする。 本講義の達成目標は、 ①メディア・コミュニケーションや、社会心理学の領域における研究を批判的に読み解くために必要な知識・スキル(心理学の基本的な研究方法や社会調査法、データ分析と結果の読み取り方)を身に着け、研究の概要を説明できるようになること ②メディアの正負の影響を理解した上で、自分なりの「メディアとのより良い付き合い方」を見つけること |
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今年度の授業内容 | 最初に、メディア・コミュニケーションや社会心理学の領域における研究知見を批判的に読み取るために必要な知識・スキル(実験法や社会調査法、データ分析と結果の読み取り方)について解説する。 次に、さまざまなメディアの影響に関する研究の歴史を概観し、メディアとの付き合い方についてディスカッションする。前半はメディアの影響に関する研究を中心に概観し、後半はメディアによるコミュニケーションに特徴的なトピックを取り上げる。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲示する講義資料を読んでおき、興味のある点や疑問に思うことをあらかじめ整理しておく。日常生活の中でも、メディアに関連する問題について探しておき、自分の考えを説明できるようにしておくこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | SNS等のインターネットコミュニケーションツール、テレビ、ゲーム等で気になった点について情報収集して背景を調べること。 | |
第1回 | イントロダクション:授業の概要と進め方 | |
第2回 | さまざまなメディアについて(メディアの種類と主要トピックの解説) | |
第3回 | メディア心理学とその研究方法(実験法と調査法の解説) | |
第4回 | メディア心理学とその研究方法(データ分析と結果の読み取り方の解説) | |
第5回 | インターネットの影響について(情報共有・検索、個人情報) | |
第6回 | インターネットの影響について(著作権侵害、ネットいじめ等) | |
第7回 | テレビ・ゲームの影響について | |
第8回 | メディアの影響についてのディスカッション | |
第9回 | インターネット・コミュニケーションについて(インターネット・コミュニケーションの特性) | |
第10回 | インターネット・コミュニケーションについて(モバイルメディアのコミュニケーションの特性) | |
第11回 | インターネット・コミュニケーションについてのディスカッション | |
第12回 | ファン心理について | |
第13回 | メディアと教育について | |
第14回 | まとめとディスカッション | |
授業の運営方法 | 本講義では、スライドでの講義や動画の視聴等を行い、その内容についてコメントを提出する。寄せられたコメントを元に、次の授業内でディスカッションを行う。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | コメントシートをポータルを通して返却する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 30% | 講義最終回にレポートを執筆し提出する。 |
授業参加 | 40% | |
その他 | 30% | 集中講義4日間の内、1~3日目の最後にリアクションペーパーを提出する。 |
テキスト | なし |
参考文献 | 李・渋谷(編著)(2017)『メディア・オーディエンスの社会心理学』新曜社 情報教育学研究会(IEC)(2018)『インターネットの光と影 Ver.6』北大路書房 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |