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科目名コミュニティ論特殊講義(ネット社会)
担当者祥雲 暁代
開講期2023年度秋学期
科目区分集中講義
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目インターネットと人間の心理・行動
授業の達成目標現代社会において、必要不可欠となっているインターネットなどのメディアが、人間の心理や行動、社会に与える影響に関する研究を通じ、メディアの可能性とその裏に潜む危険性について考察し、討議ができるようになることを目的とする。

本講義の達成目標は、
①メディア・コミュニケーションや、社会心理学の領域における研究を批判的に読み解くために必要な知識・スキル(心理学の基本的な研究方法や社会調査法、データ分析と結果の読み取り方)を身に着け、研究の概要を説明できるようになること
②メディアの正負の影響を理解した上で、自分なりの「メディアとのより良い付き合い方」を見つけること
今年度の授業内容最初に、メディア・コミュニケーションや社会心理学の領域における研究知見を批判的に読み取るために必要な知識・スキル(実験法や社会調査法、データ分析と結果の読み取り方)について解説する。
次に、さまざまなメディアの影響に関する研究の歴史を概観し、メディアとの付き合い方についてディスカッションする。前半はメディアの影響に関する研究を中心に概観し、後半はメディアによるコミュニケーションに特徴的なトピックを取り上げる。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルに掲示する講義資料を読んでおき、興味のある点や疑問に思うことをあらかじめ整理しておく。日常生活の中でも、メディアに関連する問題について探しておき、自分の考えを説明できるようにしておくこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項SNS等のインターネットコミュニケーションツール、テレビ、ゲーム等で気になった点について情報収集して背景を調べること。
 第1回イントロダクション:授業の概要と進め方
 第2回ジャンル別の利用行動と心理(ニュース、メディア・エンタテインメント、広告)
 第3回メディア心理学とその研究方法(実験法と調査法の解説)
 第4回メディア心理学とその研究方法(データ分析と結果の読み取り方の解説)
 第5回インターネットの影響
 第6回テレビの影響
 第7回ゲームの影響
 第8回メディアの影響についてのディスカッション
 第9回インターネット・コミュニケーションの特性
 第10回モバイルメディアのコミュニケーションの特性
 第11回インターネットで生じる様々な問題や人に与える影響
 第12回インターネット・コミュニケーションについてのディスカッション
 第13回ファン心理
 第14回メディアと教育
 第15回まとめとディスカッション
授業の運営方法本講義では、スライドでの講義や、動画の視聴等を行い、その内容を踏まえてディスカッションし、課題レポートやコメントを提出する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題レポートやコメントシートをポータルを通して返却する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 40%
小論文・レポート 40%
その他 20%
参考文献 李・渋谷(編)(2017)『メディア・オーディエンスの社会心理学』新曜社
情報教育学研究会(編)(2018)『インターネットの光と影Ver.6』北大路書房
その他、履修生への注意事項 基本的に対面で行いますが、遠隔授業の場合はZoomを利用し、リアルタイムで行います。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】