科目名 | 介護と福祉 | |
担当者 | 林 葉子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 介護と福祉 | |
授業の達成目標 | 少子高齢化社会におけるケアについて、その背景、理念、制度について理解することを目標とする。ケアすることは、家族、社会の一員であれば、誰でも担わなければならない。これまでは、ケアは、家族が行ってきた。少子高齢化、核家族化によって、ケアを家族だけでは抱えきれなくなってきたため、わが国では、ここ10数年の間に、家族の手から介護を社会化してきた。高齢者介護も保育も、社会の施設や介護・保育従事者によって支援されるようになった。ケアワークがすべて、家族の役割からなくなることはないだろう。そのために、家族の責務を軽減する制度が創設されているのである。本講義では、ケアとは何かを理解し、社会の一員として知っておくべき責務を考察し、国民が困ったときのために行政が用意している制度や、支援等について学ぶことを目的とする。 これらのことを学ぶことによって、高齢者の実態を知り、高齢者をケアする機会が生じた自分自身や親族に、その知識や情報、または、それらの情報を得る方法を教えることができるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 介護とは何か、介護を必要とする人とは、どういった人たちなのかを、資料と動画を用いて説明する。介護役割対処するのに有効な制度や支援を紹介し、理解を促す。また、介護現場で、現実に起こっていることを視角から把握できるように動画を用いる。最終的に、介護役割とは何かを考察する。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習:授業をする前の週に授業の内容に関連する資料を提示するので、その資料を読み、疑問点を見つけておくこと。予習時間は、資料によって異なるが、資料を読み、疑問点や資料の感想の作成するには2~3時間を要する 復習:授業に関する資料や、授業内に提示するパワーポイントの資料からの出題される課題に毎週回答する。課題は概ね〇×式の回答を求める設問が10問、もしくは、記述式の回答を求める場合は、3~4問程度、出題される。回答時間は、予習をし、授業を聞いていれば1時間未満。動画を視聴して、回答する課題のときは、視聴時間+回答で、2時間程度を要する。毎週出題された課題の回答の説明を聞き、自己採点する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 介護や福祉制度にまつわる話題、新聞記事やエッセイ、小説などを探して読むこと。 |
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第1回 | 授業の進め方の説明/統計でみる高齢者の現状/ | |
第2回 | 介護を受ける人たちを理解する |
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第3回 | 介護家族を理解する(在宅介護) | |
第4回 | 介護を受ける高齢者への福祉:フォーマルサービスとインフォーマルサービスとそれぞれの問題点 | |
第5回 | フォーマルサービス 介護保険制度 1 |
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第6回 | フォーマルサービス 介護保険制度 2 |
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第7回 | インフォーマルサービスへの支援 介護休業法 |
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第8回 | 在宅介護の問題点 介護虐待の実情 |
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第9回 | 要介護高齢者へのその他の福祉 高齢者虐待防止法 |
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第10回 | これからの介護問題 1.介護難民 |
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第11回 | これからの介護問題 2.介護離職(働く人の介護) |
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第12回 | これからの介護問題 3.若年介護者の問題 |
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第13回 | 介護に関連する諸制度 1.成年後見制度 |
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第14回 | 介護に関連する諸制度 2.日常生活自立支援サービス |
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授業の運営方法 | 基本的には教師作成のパワーポイントを中心に説明する |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題の回答は次の授業の初めに回答を説明する。 回答は、授業の資料として掲載する。 質問に対する解答をまとめて、資料として掲載する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 定期試験中は実施しない。 |
小論文・レポート | 50% | 期末レポート、最終授業後に提出 |
授業参加 | 50% | 毎授業14~15回の課題 問にそった回答 7/15以上の提出・リアクションペーパー提出回数(7/15以上) |
テキスト | 教師作成のパワーポイント、YouTub動画、厚生労働省のホームページ |
参考文献 | NHKの介護関連の番組 |
関連ページ | ホーム|厚生労働省 (mhlw.go.jp) nhk 介護番組 - Google 検索 |
その他、履修生への注意事項 | 必ず予習をして、課題を提出すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |
実務経験の概要 | 産業カウンセラーとして介護をになっている労働者のカウンセリングをしている。 |
実務経験と授業科目との関連性 | カウンセリングを通して、介護家族の実態を把握できるとともに、制度の説明なども行うため、制度に精通している。 |