科目名 | 出産・育児のセーフティネット | |
担当者 | 中野 洋恵 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 現代の出産・育児の実態と課題、対策について考える | |
授業の達成目標 | 出産・育児を取り巻く環境は大きく変化している。歴史的・社会的に捉えることで、現在の子育ての実態と課題を明確にし、それを解決するためのさまざまな取り組みを学ぶ。出産・育児を個人的な問題として捉えるだけではなく、社会構造との関連が大きいことを理解する。そして、子育てしやすい環境を作っていくためには、何をなすべきか等について考えることができるようになる。 | |
今年度の授業内容 | この授業は、現代日本における子育ての実態から課題を把握するとともに、様々な形で行われている支援の在り方にありについて検討する。日本社会が抱える深刻な問題である少子化の原因のひとつは、先進国の中でも整備の遅れた子育て環境にあるともいわれる。また、「男は仕事・女は家庭」という性別役割分業観は変わりつつあるとはいえ、いまだに子育ては母親がという考えも根深く、ワンオペ育児に悩む母親も存在し、子育てしやすい環境になっているとはいいがたい。子どもを産み育てる社会的な環境を整備していくことが急務となるが、この授業では、現状を正確に把握した上で望ましい子育て環境と地域社会のあり方を考、社会を変えていくことができるのだという視点を身につける。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問等をあらかじめ整理しておく。講義終了後は、配布資料や講義ノートを見直して自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。紹介した参考資料にも目を通し、さらに広い知識を身につけること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 新聞(紙媒体)やテレビ、ネットのニュースに常に注意し、その内容を批判的に受け止める姿勢を身につけること。 | |
第1回 | はじめに 何を学ぶか、何のために学ぶか | |
第2回 | 日本の人口変化と出産 | |
第3回 | 少子化と戦後日本の家族 | |
第4回 | 家族の変化女性の生き方の変化 | |
第5回 | 子育てをめぐる地域社会の変化 | |
第6回 | 子どもをもつということ(1)法律における親子関係 | |
第7回 | 子どもをもつということ(2)生殖医療の現在 | |
第8回 | 子育てをめぐる諸問題(1) 児童虐待、子どもの貧困 | |
第9回 | 子育てをめぐる諸問題(2)離婚と子ども | |
第10回 | ジェンダーと子育て 誰が子どもを育てるか | |
第11回 | ジェンダーと子育て 男性の子育て | |
第12回 | ジェンダーと子育て 女の子の育て方、男の子の育て方 | |
第13回 | 出産・子育ての公的支援ネットワーク | |
第14回 | 子育て支援施策 | |
第15回 | まとめ どのような子育て支援を展望するか | |
授業の運営方法 | 講義形式による。教科書は使用しない。適宜、資料プリントを配布する。 対面授業を前提とするが、遠隔授業の場合は、zoomを使いリアルタイムで行う。URLは毎回、事前にポータルの掲示を通じ連絡する。課題提出をもって出席と見なす。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 講義終了後にリアクションペーパーの提出、もしくは課題に関する小レポートを課す(ポータルに提出)。次回、匿名で意見を紹介することによって、多様な意見の共有と双方向的な授業をめざす。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 40% | 論述式の試験によって、授業目標の達成度によって評価する。 |
小論文・レポート | 30% | 授業内レポートの提出率によって参加度を評価する。 |
授業参加 | 30% | 積極的・協力的な授業態度によって評価する。 |
テキスト | テキストは特に指定しない。授業前に資料をポータルに掲載する。 |
参考文献 | 必要に応じて授業で紹介する |
関連ページ | 国立女性教育会館 https://www.nwec.jp/ 国立社会保障・人口問題研究所 https://www.ipss.go.jp/ 内閣府男女共同参画局 https://www.gender.go.jp/ 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/ その他必要に応じて授業の中で紹介する |
その他、履修生への注意事項 | 対面授業を前提とするが、遠隔授業についてはzoomを使いリアルタイムで行う。URLは毎回、事前にポータルの掲示を通じ連絡する。 課題提出をもって出席と見なす。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |