科目名 | コミュニティビジネス | |
担当者 | 矢野 峰生 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 共感マーケティング、ブランディング、CSV、ソーシャルマーケティング、制度学派、広告、コミュニケーション | |
授業の達成目標 | コミュニティビジネスやSNSを活用した広告等で、日常生活および現代社会の抱える課題に解決をもたらせるために必要な知識の修得を授業の達成目標とします。 | |
今年度の授業内容 | コミュニティとは、人と人を結びつける役割を持つ一方で、個人の自由を制限する危険性を持ち合わせています。このことを認識しながら、現代社会の抱える課題解決への試みに、客観的な視角で検証する視点を確認し、個々を活かす組織の創生と地域・まちづくりについて考察を重ねていきます。 本講義ではソーシャルマーケティング、共感マーケティング、CSR、CSVに内包されている概念に拠る視点で、受講生自身の生活で見いだされる課題に取り組む手立てを見いだして頂きます。とりわけSNSに拠る広告手法となるブランデッドムービーに注目し、制度学派の概念に拠るブランディングを理解して頂きます。 本講義では、現代社会の抱える矛盾や課題に取り組んだ事例を参照にしますが、そこで捉えられる手法に対しては、常に批判的に捉え、改善を重ねていく気概を持って下さい。 時代背景、社会思想にも留意し、地域や時代に即した生活価値観の多様性を認識することも必要です。公共システム、経済システムについて俯瞰、分析したことを活かし、コミュニティビジネスの機能を最大限発揮するために必要な対応、組織づくり、価値の創造を試みる手立てを理解して頂きます。 現場を意識して学習内容を理解頂くために、状況に応じて校外学習を実施することがあります。同様に外部講師招聘による授業も予定しています。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 前回までに提示されたすべての課題、前回までの学習内容について復習しましょう。気になるトピックを見つけ、その探求を専門書、専門雑誌、Webサーチで実施し、理解を深めておきましょう。(1時間) 当日受講した内容について、専門書、専門雑誌、Webサーチで一層探求し、整理しておきましょう。毎回提示される課題についての回答を期日までに提出しておきましょう。(3時間) |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ビジネスデザインを創造できる広範な知識と特定分野に絞り込んだ専門性を修得するためには、暮らしに関わる課題を見出すことが必要です。それは、テレビ及びラジオの報道特集や解説、新聞記事、SNSのコンテンツに潜在し、散在しています。興味の持てる暮らしの課題を見出したなら、関連知識を専門書、専門雑誌等で深堀りしつつ、共感のマーケティングやコミュニティ活動で解決する可能性を探って下さい。好奇心を原動力にしてながら、民間企業が社会貢献できるビジネスデザインを考案、実践願います。 | |
第1回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネスの諸相(Ⅰ)−コミュニティビジネスの定義− | |
第2回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネスの諸相(Ⅱ)−経営に必要な4つのバランス− | |
第3回 | 実践マーケティングの推移と現代社会の抱える課題 | |
第4回 | ソーシャルマーケティングと広告 | |
第5回 | ブランディングと広告 | |
第6回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネス(Ⅰ) −Key Word− | |
第7回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネス(Ⅱ)−ブランドコミュニケーション− | |
第8回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネス(Ⅲ)−ストーリー− | |
第9回 | 共感マーケティングとコミュニティビジネス(Ⅳ) −ネットワーク社会− | |
第10回 | マーケティングソルーションと現代社会(Ⅰ)−企業行動− | |
第11回 | マーケティングソルーションと現代社会(Ⅱ)−依存効果− | |
第12回 | コミュニティビジネスの機能と可能性−社会志向− | |
第13回 | コミュニティビジネスの機能と可能性−拮抗力− | |
第14回 | コミュニティビジネスと地域創造およびまちづくり | |
授業の運営方法 | 講義形式を主としつつ、時折指名して、意見、考え、感想等を受講生に述べて頂く対話型双方向授業の展開を目指します。積極的な発言、質問を歓迎します。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 原則として毎回提示する課題について、課題を設定した理由や意義、提出回答に関する講評等を次回以後の授業で行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 授業中における課題の提出 |
その他 | 60% | 講義時間内に課題対応型試験を実施します |
テキスト | なし(適宜提示します) |
参考文献 | 細川信孝『新版 コミュニティ・ビジネス』学芸出版社1800円+税,ISBN-10: 4761512776 |
関連ページ | コミュニティビジネス関連のWEBサイト |
その他、履修生への注意事項 | 課題を提示して受講生の皆さんから回答を頂き、その回答を採点対象にさせて頂きます。なお、 授業は皆さんの状況等に対応して展開していきます。 受講生は、日常生活における現代社会の抱える課題を常に見出しながら、コミュニティビジネスの機能と限界を認識し、可能性を模索し続けて下さい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |