[戻る]
科目名男女共同参画社会
担当者石崎 裕子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本における男女共同参画の現状と課題を学ぶ
授業の達成目標この授業では、次の点を主な達成目標とします。
1、男女共同参画社会基本法の理念や特徴を理解し、説明することができるようになる。
2、地域における男女共同参画センターの役割と機能を理解し、説明することができるようになる。
3、男女共同参画社会の形成の状況と課題を理解し、説明することができるようになる。
4、男女共同参画社会の実現に向けて、どのような取り組みが求められているのかを理解し、論述することができるようになる。

今年度の授業内容この授業では、日本における男女共同参画の現状と課題を学んでいきます。具体的には、まず、国や自治体が男女共同参画に関する施策を推進していく上でよりどころとしている男女共同参画社会基本法の理念や男女共同参画基本計画の概要、地域における男女共同参画センターの役割と機能を理解します。そして、政治・経済分野などへの女性の参画状況や防災・復興における男女共同参画の推進状況などを取り上げ、男女共同参画社会の実現に向けて、何が求められているのか展望します。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業で扱うテーマについて、あらかじめ示す参考文献から予習し、ノートにまとめておくこと。講義終了後は、授業資料や配付資料を見直して、自分なりにまとめ直し、理解を深めておくこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項予習としては、参考文献を読むこと、復習としては、ノートの整理を求めます。また、日頃より授業内容に関するニュースなどで気になる記事、心に残った記事の切り抜きを集めるなど情報収集をすることを求めます。

第1回オリエンテーション:授業の進め方などについて説明します。
第2回男女共同参画社会基本法について1:国や自治体が男女共同参画政策を推進していく上でのよりどころとしている男女共同参画社会基本法の理念や男女共同参画基本計画の概要などについて学びます。
第3回男女共同参画社会基本法について2:国や自治体が男女共同参画政策を推進していく上でのよりどころとしている男女共同参画社会基本法の理念や男女共同参画基本計画の概要などについて学びます。
第4回地域における男女共同参画センターの機能と役割
第5回政治分野における女性の参画状況と課題
第6回経済分野における女性の参画状況と課題
第7回雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和1
第8回雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和2
第9回女性に対するあらゆる暴力の根絶1
第10回女性に対するあらゆる暴力の根絶2
第11回男女共同参画の視点に立った貧困等生活上の困難に対する支援1
第12回男女共同参画の視点に立った貧困等生活上の困難に対する支援2
第13回防災・復興における男女共同参画の推進1
第14回防災・復興における男女共同参画の推進2
授業の運営方法講義形式で行います。適宜、授業中に参考資料の配布や参考文献の紹介、映像資料の視聴などを行います。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回のリアクションペーパーの内容に対して、次回の講義にて講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 90% 文献やノート類の持ち込み不可
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 10% ミニレポートとして毎回リアクションペーパーを提出
その他 0% 実施しない
テキスト 特に指定しません。必要に応じて授業中に資料の配布等を行います。
参考文献 『女性不況サバイバル』(岩波新書)、竹信三恵子、岩波書店、2023年、1,000円+税、ISBN978-4-00-431981-8
『ゼロからはじめる女性学―ジェンダーで読むライフワーク論』、天童睦子、世界思想社、2023年、1,800円+税、ISBN978-4-7907-1785-0
『「男女格差後進国」の衝撃―無意識のジェンダー・バイアスを克服する』(小学館新書)、治部れんげ、小学館、2023年、800円+税、ISBN978-4-09-825380-7
『ラブコールさかい 女に議員はムリですか?―境町初の女性議員の体験をあなたにつなぐ』、内海和子、梨の木舎、2021年、1,700円+税、ISBN978-4-8166-2101-7
『やっぺす!―石巻のお母さん、まちづくりに奮闘する』、兼子佳恵、英治出版、2022年、1700円+税、ISBN978-4-82276-325-9
『飯館村のかあちゃんたち―福島・女性たちの選択』、古居みずえ、彩流社、2023年、2,200円+税、ISBN978-4-7791-2896-7
『食と農でつなぐ 福島から』(岩波新書)、塩谷弘康・岩崎由美子、岩波書店、2014年、780円+税、ISBN978-4-00-431497-4
『災害支援に女性の視点!』(岩波ブックレット)、竹信三恵子・赤石千衣子編、岩波書店、2012年、560円、ISBN978-4-00-270852-2
『よりよく生き延びる―3.11と男女共同参画センター』、公益財団法人せんだい男女共同参画財団編、2017年、新潮社、1,300円、ISBN978-4-10-910106-6
『女たちの避難所』(新潮文庫)、垣谷美雨、新潮社、2017年、590円、ISBN978-4-10-126952-8
『日本のポストフェミニズム―「女子力」とネオリベラリズム』、菊地夏野、大月書店、2019年、2400円+税、ISBN978-4-272-35045-2
『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)、上野千鶴子、文藝春秋、2013年、800円+税、ISBN978-4-16-660933-8
このほか必要に応じて授業中に紹介します。
関連ページ {独立行政法人国立女性教育会館ホームページ、https://www.nwec.jp/ }
{内閣府男女共同参画局ホームページ、http://www.gender.go.jp/ }
このほか必要に応じて授業中に紹介します。
その他、履修生への注意事項 ・授業の内容・テーマに応じて、ゲストスピーカーを招聘する場合があります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】