科目名 | コミュニティとまちづくり | |
担当者 | 田中 暁子 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 様々な「コミュニティ」の活動がまちに及ぼす影響、可能性、及び課題 | |
授業の達成目標 | 以下の3点を目標とする。 ①地域住民にとって本当に暮らしやすい環境を実現するために、住民自身がどのような活動をしているのか説明できるようになる。 ②まちづくりに住民が関わることで、まちがどのように変化するかを説明できるようになる。 ③震災復興、既成市街地、地方都市など、様々な都市で展開されているまちづくりにおける行政の役割を説明できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | ①震災復興まちづくり、②オープンシティ(まちを開く取組み)、③既成市街地におけるまちづくりという三部にわけて、住民自らが空間整備、生活環境の維持・改善に携わった事例を取り上げる。①では、住民の意見がどのように復興計画に反映されハード整備が行われたのか、出来上がったまちを人々がどのように「住みこなし」ているかを確認する。②・③では、既存のまちをよりよくするための住民による活動と、その帰結を確認する。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 講義前には、ポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問点等を整理すること。 講義終了後は、毎回授業最後に示す参考資料を読み、理解を深めること。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 空間整備、生活環境の維持・改善のためにまちづくり活動している様々な団体に興味を持ち、日ごろから、近所の掲示板や自治体の広報、新聞などでアンテナを張り、気になった活動があったら、ホームページ等でより深くその活動について調べてみて、その活動の成果や、課題について考えること。 | |
第1回 | 講義の概要説明 | |
第2回 | 震災復興まちづくりを概観する | |
第3回 | 大槌町赤浜における震災復興まちづくり:住民主体の防潮堤の高さ決定 | |
第4回 | 大槌町吉里吉里における震災復興まちづくり:吉里吉里集落のまとまり | |
第5回 | 大船渡市における震災復興まちづくり:既存のコミュニティに配慮した高台移転 | |
第6回 | 岩沼市における震災復興まちづくり:被災6集落と玉浦のきずな | |
第7回 | 宮古市田老における震災復興まちづくり:昭和三陸津波からの復興と東日本大震災からの復興 | |
第8回 | オープンシティ(まちを開く取り組み)を概観する | |
第9回 | オープンシティ(まちを開く取り組み):「城下町村上 町屋の人形さま巡り」と新潟県村上市のまちづくり | |
第10回 | オープンシティ(まちを開く取り組み):「おぶせオープンガーデン」と長野県小布施町のまちづくり | |
第11回 | オープンシティ(まちを開く取り組み):東京都世田谷区の「地域共生のいえづくり」 | |
第12回 | 既成市街地における旧来型の自治組織の活動(戸田市の町会・自治会) | |
第13回 | 住宅地におけるまちづくり団体の活動(城南住宅組合/東京都練馬区) | |
第14回 | 住宅地におけるまちづくり団体の活動(目白まちづくり団体の系譜) | |
第15回 | 既成市街地における「祭り」をきっかけとしたまちづくり(高円寺阿波踊り) | |
授業の運営方法 | 授業ではパワーポイントを使用した講義を行います。授業内では、Google Formを通じたアンケートによって、自分の考えをまとめて、提出してもらいます。毎回、授業の最後には、参考資料を示すとともに、課題を出します。遠隔授業の実施に関しては、本学のポータル機能を利用して授業資料を配布するとともに、教場でのパワーポイントを用いた講義をリアルタイムで配信します。 | |
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業後に提出していただいたレポートについて、次回の講義で特徴的な意見を紹介したり、質問に答えたりします。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
授業参加 | 70% | 毎回授業後に提出していただくレポートの内容によって理解度を評価 |
小論文・レポート | 30% | 期末レポートの内容によって授業目標の達成度を評価 |
参考文献 | オープンシティ研究会「まちをひらく技術 建物・暮らし・なりわい─地域資源の一斉公開」学芸出版社 |
その他、履修生への注意事項 | ①遠隔授業の運営方法 本学のポータル機能を利用して授業資料を配布するとともに、教場でのパワーポイントを用いた講義をリアルタイムで配信します。 ②遠隔授業時での出席の取り方について 課題提出を持って出席とカウントします。 課題を提示し、授業日から3日以内に簡単なレポートを提出していただきます。 課題は、授業で取り上げた事例に関する800字程度のレポートです。 ③成績評価の方法 学期末に小論文・レポートとして、まちづくり団体について1000字以上のレポートを提出していただきます。 レポート対象とするまちづくり団体は、自分で決めて決めていただいても、こちらからいくつか文献等を提示しますので、その中から選んでいただいても構いません。 授業後に提出していただく簡単なレポートによる授業理解度評価:70% 学期末の小論文・レポート:30% という割合とします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |