科目名 | コミュニティと住民参加 | |
担当者 | 西本 千尋 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | まちづくりにおける住民参加の方法と課題 | |
授業の達成目標 | 以下の3点を目標とする。 ①住民参加による計画づくりでは、具体的にどのような方法で住民参加の機会が提供されるのかを説明できること。 ②住民参加が唱えられるようになった歴史的・理論的背景を説明できること。 ③住民参加の効果と課題を説明できること。 |
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今年度の授業内容 | 身近な公園や道路のデザインから始まり、地区レベル、都市レベルまで、住民参加による計画づくりの内外の事例を学ぶ。また、住民参加を実践するための理論や、住民参加の背景となっている理論を学ぶ。これらを通じて、住民参加の効果と課題について考察する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 毎回事前にレジュメを配布するので、事前に精読し、よく分からない点、授業中に理解すべき点を明確にして授業に臨む。授業後は、取り上げた事例についてさらに文献を調べ、可能ならば現地を訪れてみる。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 参考文献に挙げた図書以外にも「住民参加」、「市民参加」に関する本は多数あるので、積極的に目を通すこと。また新聞の地方欄や市の広報等にこまめに目を通し、自分が住んでいる地域での参加の機会や市民運動について情報を集めること。 | |
第1回 | 住民参加を考える(住民参加の歴史と現状を概観し、講義で扱うテーマを説明する) | |
第2回 | 公園デザインへの住民参加事例(身近な公園をデザインするプロセスへの住民参加の事例を学ぶ) | |
第3回 | 参加のプロセスをデザインする(身近な空間を参加で改善するプロセスをデザインしてみる) | |
第4回 | 参加のプロセスを体験する(身近な空間を参加で改善するプロセスを体験してみる) | |
第5回 | 道路デザインへの住民参加事例(身近な道路をデザインするプロセスへの住民参加の事例を学ぶ) | |
第6回 | 住民集会の種類と機能(様々な種類の住民集会と、それらの機能を学ぶ) | |
第7回 | 話し合いの手法を体験する(Nominal Group Techniqueを体験し、その長所と短所を考える) | |
第8回 | パタン・ランゲージ(アレグザンダーのパタン・ランゲージの理論を学ぶ) | |
第9回 | パタン・ランゲージ(身近な空間を改善するためのパタン・ランゲージを作ってみる) | |
第10回 | 地区レベルでの住民参加前史(住民参加のまちづくり以前の都市開発に触れる) | |
第11回 | 地区レベルでの住民参加の事例(住環境を改善する取り組みへの住民参加の事例を学ぶ) | |
第12回 | 住民参加の制度(都市内分権制度について学ぶ) | |
第13回 | 海外の事例に学ぶ(中心市街地を歩行者中心に変えた海外の事例のプロセスを学ぶ) | |
第14回 | 住民参加から民主的プロセスへ(住環境を改善する民主的プロセスについて考える) | |
授業の運営方法 | 資料を基に個人で取り組みポータルで提出する課題に加えて、参加の手法を体験するグループワークを多く課す。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題への解答、考察をポータルで提出してもらい、ポータルでコメントを付けて返し、次の授業で講評を行う。グループワークの成果についても次回中までには講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 70% | 実施する |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 30% | 課題の提出、グループワークへの参加 |
テキスト | なし |
参考文献 | 新説 市民参加(改訂版)(高橋秀行・佐藤徹編,公人社,2013,ISBN 978-4-86162-089-8) 住民主体の都市計画(住民主体のまちづくり研究ネットワーク,学芸出版社,2009,ISBN 978-4-7615-3172-0) 新しい公共と自治の現場(寄本勝美・小原隆治編,コモンズ,2011,ISBN 978-4-86187-077-4) |
関連ページ | なし |
その他、履修生への注意事項 | 授業開始後の入室は原則認めない。レジュメの印刷版は配布しないので、PCを持参しPC上でメモを取ることを推奨する。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |