科目名 | コミュニティと金融 | |
担当者 | 矢野 峰生 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 金融リテラシー、マネーサプライ、金融システム、バブル経済、貨幣経済、キャッシュレス、クラウドファウンディング、暗号資産(仮想通貨)、地域通貨、コミュニティ、コミュニケーション | |
授業の達成目標 | 金融関連基礎知識の獲得すること、金融システムのニューウェイブとまちづくり、観光およびコミュニティとの関わりについて説明できるようになることを目標とします。 | |
今年度の授業内容 | 金融分野とコミュニティ活動との関わりは、極めて重要である一方、その実態は未だ十分に理解されてなく、急速な変貌と進化を展開しています。重要であり、進化を遂げている実態を理解するには、金融分野に関する基礎知識が不可欠です。ところが、たとえば飲食やファッション等と比較すると、金融関連の知識は専門的な内容が多く、学生の皆さんが実生活での関わりを持ちづらい特性を持っています。 以上の点を踏まえて開講された本科目では、金融関連の基礎知識を理解して頂きつつ、まちづくり、観光やコミュニティ機能を骨太にする金融機能との関わりについての知識を修得して頂きます。グローバル化への進展を他産業に先駆けて展開した金融システムの理解を前提とした金融リテラシー関連事項、共感による資金調達を可能にしたクラウドファウンディング、暗号資産(仮想通貨)の評価に関するWebコミュニティと地域創造等、金融のニューウエイブの実態と抱える課題等について講義で扱う予定です。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 前回までに提示されたすべての課題、前回までの学習内容について復習しましょう。気になるトピックを見つけ、その探求を専門書、専門雑誌、Webサーチで実施し、理解を深めておきましょう。(1時間) 当日受講した内容について、専門書、専門雑誌、Webサーチで一層探求し、整理しておきましょう。毎回提示される課題についての回答を期日までに提出しておきましょう。(3時間) |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 金融分野とまちづくり、観光およびコミュニティとの関わりを理解するには、最初に金融分野に関する基礎知識を修得しなければなりません。そのためには、テレビ及びラジオの報道特集や解説、新聞記事、SNSのコンテンツに見出し、金融基礎知識を獲得しながら、金融のニューウェイブを確認、理解してください。 | |
第1回 | 貨幣の機能と金融システム−コミュニティとの関係性− | |
第2回 | 経済システムとコミュニティ(Ⅰ)−クラウドファンディングと共感− | |
第3回 | 経済システムとコミュニティ(Ⅱ)−クラウドファンディングの果たす役割と課題− | |
第4回 | 実体経済とマネー経済(Ⅰ)−実物取引とマネー取引− | |
第5回 | 実体経済とマネー経済(Ⅱ)−景気循環− | |
第6回 | バブル経済と景気循環(Ⅰ)−バブル経済とは何であったのか− | |
第7回 | バブル経済と景気循環(Ⅱ)−景気と社会の諸相− | |
第8回 | バブル経済と景気循環(Ⅲ)−バブル経済の崩壊と外資系金融機関− | |
第9回 | 日本の戦後金融史(Ⅰ)−1945年から1989年まで− | |
第10回 | 日本の戦後金融史(Ⅱ)−1990年から現在まで− | |
第11回 | 生命保険とコミュニティ、金融リテラシ—を生命保険から学ぶ—生命保険会社との協働授業— | |
第12回 | 経済システムとコミュニティ(Ⅰ)−日本的経営− | |
第13回 | 経済システムとコミュニティ(Ⅱ)−ネットワーク社会の進展とコミュニティ,持続発展する経済システムとは− | |
第14回 | 金融システムとコミュニティ(Ⅲ)−地域通貨と暗号資産− | |
授業の運営方法 | 講義形式を主としつつ、時折指名して、意見、考え、感想等を受講生に述べて頂く対話型双方向授業の展開を目指します。積極的な発言、質問を歓迎します。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 原則として毎回提示する課題について、課題を設定した理由や意義、提出回答に関する講評等を次回以後の講義で行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 授業における課題の提出状況と達成状況、積極的および的確な応答か否かに拠る。 |
その他 | 60% | 課題対応型試験で評価します。 |
テキスト | なし(適宜提示します) |
参考文献 | 佐野勝次他『現代の銀行経営論』中央経済社,3,000円+税 永野良佑『これだけは知っておきたい 「金融」の基本と常識』フォレスト出版 1400円+税 野崎浩成『教養としての「金融&ファイナンス」大全』日本実業出版社 2500円+税 |
関連ページ | クラウドファウンディングに関するWebサイト 日本銀行のホームページ 著名エコノミストによる景気動向分析Webサイト等 |
その他、履修生への注意事項 | 講義で獲得した基礎知識と関連する実態について、専門書、専門雑誌等で深堀りしてください。金融分野に関わるコミュニティ活動を伴う組織に、現代社会の矛盾を解決できる機能を見出すべく、知識の獲得と実践への適応を探ります。 生命保険会社との協働授業も1コマ実施する場合があります。招聘講師による協働授業で生命保険から学ぶ金融リタラシーの知識を修得して下さい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |