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科目名データの読み方
担当者堀内 康史
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目
社会調査や研究に必要な各種データの読み方を学びます。
授業の達成目標
 公的統計や調査報告・フィールドワーク論文が読めるための基本的知識を学び、単純集計、度数分布、代表値、散布度、クロス集計などの記述統計の読み方や、グラフの読み方、それらの計算や作成の仕方を理解し、適切に解釈・分析できるようになる。
 また、質的データの読み方と基本的なまとめ方について学び、量的データとの特徴の違いを説明できるようになる。この他、相関関係など基礎的統計概念、因果関係と相関関係の区別、擬似相関の概念などを学び、社会調査に必要な基本的なデータの読み方を身につけ、適切に解釈・分析できるようになる。
 これらを通して、基本的な各種データの読み方を習得するとともに、報告書等に必要な各種データを作成できるようになる。
今年度の授業内容
社会調査のデータ分析に必要なスキルを学び、レポートや論文を執筆する際に大きな比重を占める分析の基礎を学びます。
授業では、講義を中心としながらも、PCを活用しながらデータ分析を理解し、データ分析を実践していきます。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について 1回の講義に対し、4時間程度の自習(予習・復習)が必要です。
 授業毎に課題に取り組む必要があります。課題の内容によって、授業内での提出と次週授業までの提出の場合があります。授業時間内提出の場合、授業後その内容を再度確認し、自分なりに整理し理解を深めてください。次週までの提出期限の場合は、課題の意図をよく理解し、授業時間外に授業内容を整理し理解を深め、課題に取り組んでください。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項統計データについては、日々様々な媒体でニュースや記事となって報道されています。それらを記録しておき、授業の理解に役立てるとともに、最後に提出するレポートの資料の一部としてください。
 第1回統計資料の収集と読み方
  〜図書館およびインターネットを利用したデータ収集〜
 第2回記述統計量(平均、分散について)
  〜いくつかの中心性についての考え方と、分布の特性について〜
 第3回記述統計量(さまざまなばらつきのあり方について)
  〜分布の特性と解釈について〜
 第4回記述統計量(標準偏差、標準誤差について)
  〜偏差、標準偏差、標準誤差を実際に計算してみよう〜
 第5回クロス集計(1)
  〜クロス集計表の読み方と作り方(1)〜
 第6回クロス集計(2)
  〜クロス集計表の作り方(2)〜
 第7回グラフの読み方、グラフの作成方法
  〜グラフの種類、エクセルを用いたグラフの作成
 第8回質的なデータ(1)
  〜質的なデータ分析の方法と種類について〜
 第9回質的なデータ(2)
  〜質的なデータのまとめ方について〜
 第10回相関関係について
  〜相関関係と相関係数について学ぼう〜
 第11回因果関係について
  〜相関関係と因果関係の違い〜
 第12回疑似相関と因果関係について
  〜疑似相関と因果関係の違いについて〜
 第13回疑似相関とエラボレーション
  〜エラボレーションの種類と考え方〜
 第14回データ分析の実践(1)
  〜自分のテーマを見つけてデータを収集しよう〜
 第15回データ分析の実践(2)
  〜クロス表、グラフを用いてレポートを作成しよう〜
授業の運営方法
 授業では、講義形式での説明の後に、PC等を利用しながら自らデータ分析を実践する時間を設け、理解を深める工夫をしていきます。授業時間内に終了しない課題については、次回の授業までに提出が求められます。
 この授業は、対面授業で実施します。ただし、新型コロナウイルスの感染状況などにより、遠隔での授業が必要な場合は、大学の要請に従いながら、遠隔授業を行います。
遠隔授業を実施する場合は、Microsoft Teams によるリアルタイム授業を基本とします。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法・毎回の授業で提示される小課題については、次回授業において、解答への解説等を行います。
・レポートについては、提出されたレポートからいくつかの典型的あるいは特徴的な要素を取り上げて、解説を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 50% 期末に筆記試験を実施します。
小論文・レポート 20% 講義の最後に、自らが設定したテーマによるレポートの作成と提出が求められます。
授業参加 30% 毎回の授業で小課題の提出が求められます。内容により、次週までに提出となる場合もあります。
その他 0%
テキスト テキストは指定せず、授業毎にレジュメを配布します。必要に応じて授業内に文献を紹介・参照します。
参考文献 ロウントリー,D./新・涙なしの統計学/新世社/2001年/1,760円/9784883840359
関連ページ 統計局ホームページ http://www.stat.go.jp
統計局統計表一覧 https://www.stat.go.jp/data/guide/download/index.html
その他、履修生への注意事項 ◆授業の実施方法
 今年度は、対面授業を前提とします。
 ただし、新型コロナウイルスの感染状況によっては、大学の要請に従い遠隔授業を併用します。その場合は以下を原則としつつ、実際の授業の状況を見ながら、より好ましい方法がある場合は、随時変更していきます。

<遠隔授業時の対応について>
・遠隔授業では、Microsoft Teamsを利用してのリアルタイム授業を予定しています。
・授業時間内に、ポータル「クラスフォーラム」での質疑応答を実施する予定です。

<対面授業・遠隔授業の共通事項>
・ポータルの「課題提示」「課題提出」の機能を活用しますので、使用方法を事前によく確認しておいてください。

 なお、実際に授業を開始後、問題が生じた場合は適宜より望ましい方法に修正していきますのでご協力ください。
 
◆出席のカウント方法
 出席は、大学のポータルの機能を利用し、スマートフォンによる出席登録を実施します。授業前に「認証コード」を授業登録者に送付しますので、授業の冒頭でかならず出席登録してください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】