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科目名基礎ゼミナール(コミュニティ)
担当者松井 理恵
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数2単位
授業の方法演習
授業題目フィールドワークを通じた社会学的研究—他者理解を中心として
授業の達成目標後期課程の演習に向けた基礎を固めるために、以下の3点を授業の達成目標とする。
(1)社会学的フィールドワークの基礎的知識を修得する
(2)学外実習に向けて、受講生がみずから問題設定をおこなえるようになる
(3)研究テーマを決め、調査計画を立てられるようになる
今年度の授業内容社会学的フィールドワークに関するテキストの輪読を通じて、フィールドワークの基礎的知識を修得する。夏休みに実施予定である学外実習に受講生が主体的に取り組むために、それぞれの問題関心を検討して、学外実習と関連した研究テーマを決め、学外実習に向けて事前調査や文献講読を進める。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・受講者が発表する授業では、事前にテキストあるいは発表者のレジュメを読み、質問を準備しておくこと。また、発表者は参加者から出されたコメントをふまえて発表内容を再度検討すること。
・授業後は、授業における議論をレジュメやノートにまとめて理解を深め、みずからの学外実習・研究テーマにどのように活かせるのか各自で検討しておくこと。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項・輪読するテキストに関連するニュースを日々チェックすること
・学外実習に関する情報収集を各自でおこなうこと
 第1回ガイダンス−ゼミの目的・進め方・自己紹介・予定の確認
 第2回学外実習に向けたテーマの検討
 第3回テキストの輪読(1)「感動ポルノ」から考える
 第4回テキストの輪読(2)障害者はどのように描かれてきたか
 第5回テキストの輪読(3)感動することで落ちてしまう穴とは?
 第6回学外実習に向けた事前準備の検討
 第7回テキストの輪読(4)パラスポーツの「パラ」が持つ意味を考える
 第8回テキストの輪読(5)これからの障害者表象とは
 第9回テキストの輪読(6)「差別を考える文化」の創造へ
 第10回テキストのまとめ(1)日常生活世界のフィールドワーク
 第11回テキストのまとめ(2)「常識的理解」の社会学的検討
 第12回学外実習に関連した研究テーマ発表(1)
 第13回学外実習に関連した研究テーマ発表(2)
 第14回学外実習に関連した研究テーマ発表(3)
 第15回全体のまとめ―ゼミでの学びを活かした学外実習にするために
授業の運営方法ゼミ形式
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法・各回の発表内容に対して、教員が講評をおこなう。
・課題提出後、特徴的な見解の紹介等の解説をおこなう。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 55% 期末レポートによって評価する。
授業参加 45% 作成したレジュメ、および授業態度によって評価する。
テキスト 好井裕明、『「感動ポルノ」と向き合うー障害者像にひそむ差別と排除』、岩波ブックレット、2022年、620円+税、ISBN978-4-00-271058-7
参考文献 島村恭則、『みんなの民俗学ーヴァナキュラーってなんだ?』、平凡社、2020年、880円+税
その他、履修生への注意事項 ・ゼミを通じて受講生同士がサポートし合える関係をつくっていきたい。
・ゼミは議論の場であるので、毎回必ず発言すること。
・テキストの理解を深めるために校外見学を予定している(調整中)。
・学外実習は受講生がみずからの問題関心にしたがって選ぶ実習先での実施を予定している。
・学外実習等にかかる費用は、原則として受講生の自己負担とする。

<遠隔授業について>
・テキスト輪読の授業は、課題提出型授業(1回の授業につき、2回の課題提出)を実施する。具体的には、

(1)テキストの指定された章を読む
(2)自分がフィールドワークするために役に立つと考えるポイント/ゼミのメンバーと議論してみたいポイント/よくわからなかった点をポータルの課題提出からWEB提出する
(3)教員が集約したゼミのメンバーのコメントを読む
(4)ゼミを通じて学んだことをポータルの課題提出からWEB提出する

以上、2回の課題提出をもって出席とする。

・対面授業と遠隔授業を同時配信で実施する必要がある場合は、オンライン会議システムZoomを使用してリアルタイム型授業を実施する。Zoomのミーティング情報はその都度ポータルで事前に掲示するので、ポータルの確認を欠かさないようにすること。リアルタイム型授業は授業内で出席を確認する。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】