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科目名基礎ゼミナール(コミュニティ)
担当者土居 洋平
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数2単位
授業の方法演習
授業題目地域と地域づくりの社会学
授業の達成目標1年次に履修した基礎的な科目の学習をふまえ、研究の基礎的知識と方法論を学び、学外実習を体験し、後期課程の演習につなげる科目であり、特に、以下の2点を目標にする。
・文献等をもとに、地域社会の研究に関わる基本的知識、方法論を身につけ説明できるようになる。
・学外実習や校外見学等を通じて、実際の地域社会の構造と組織の基本について理解し、発表・説明できるようになる。
今年度の授業内容まず、地域社会研究に関わる基本的な文献を輪読する。毎回、担当者が文献の1章程度を要約しコメントを書いたレジュメを用意・説明し、それについて全体で議論する。
 文献輪読がひと段落した後、地域社会について自らの関心・視点を絞り、調査や研究を設計する。検討した内容は、毎回の授業内で数人がプレゼンテーションを行い、それをもとに全体で議論する。また、東京都内や山形県内で校外見学を実施し、地域社会についての理解を深める。
 また、自らの研究・関心に沿った地域団体・企業等での学外実習の計画を立て、学外実習先をフィールドにした調査計画を立てる。
 そのうえで、学外実習を行うとともに参与観察の形で調査を行い、結果をレポートにまとめる。
以上を通じて、地域社会および地域社会研究に関する理解を深める。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・予習:輪読の場合は授業前に書籍の該当部分を読み、不明点を明確にするとともに、コメント等を検討しておくこと(2時間)/研究報告の場合は、自分自身の研究報告の準備を毎週、着実に進めること(2時間)
・復習:授業での議論も踏まえ、用語や関連の議論などを整理してまとめ、理解を深めておくこと(2時間)
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項文献の要約発表、自らの研究発表、実習は、どれも授業時間外の準備が非常に重要なものとなる。しっかりと準備を行って授業に臨み、また、授業後はゼミでの議論をもとに論点を整理すること。
 第1回講義ガイダンス・学外実習希望調査
 第2回地域社会研究に関わる基本文献の輪読(1)
 第3回地域社会研究に関わる基本文献の輪読(2)
 第4回地域社会研究に関わる基本文献の輪読(3)
 第5回地域社会研究に関わる基本文献の輪読(4)・学外実習先の発表
 第6回個人研究発表・討論(1)
 第7回個人研究発表・討論(2)
 第8回個人研究発表・討論(3)
 第9回個人研究発表・討論(4)
 第10回学外実習に関わる研究課題発表・討論(1)
 第11回マナー講座
 第12回学外実習に関わる研究課題発表・討論(2)
 第13回学外実習に関わる研究課題発表・討論(3)
 第14回学外実習に関わる研究課題発表・討論(4)
 第15回授業の振り返り・まとめ
授業の運営方法基本は、各自の文献内容や研究の発表と、それについての議論を行いながら授業を進める。
また、学外実習および校外見学を行うため、その準備も授業内で行う。

新型コロナウイルス感染症の流行に伴う授業の運営方法の変更については、大学の基本方針をもとに、履修者と相談のうえ決める。
なお、授業に関わる資料等については、Microsoft Teams に設けられたこの授業のチーム内で公開する。遠隔で授業が必要な場合は、ZOOMを用いて授業を行う。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法輪読発表・個人研究発表については、授業内で教員からもフィードバックを行うほか、レポート等についてはチームズでのファイル提出およびコメントの返信にてフィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 50% 評価方法:学外実習後に総括レポートを提出。評価基準:授業達成目標を満たしているか
授業参加 25% 評価方法:輪読・発表および作成資料/議論参加。評価基準:論理性・明確さ/積極性等
その他 25% 評価方法:学外実習先によるインターン評価。評価基準:活動理解・積極性・周囲との協調性
参考文献 新年度の輪読テキストは、別途指示する。
※ 2022年度は、以下の本を輪読しました。参考にしてください。

冨永京子、2019、『みんなの「わがまま」入門』左右社(ISBN:978-4-86528-230-6)
その他、履修生への注意事項 往復の交通費等、学外実習・校外見学にかかる費用は、原則として学生の自己負担となる。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】