科目名 | 基礎ゼミナール(コミュニティ) | |
担当者 | 篠崎 健司 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 2年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 地域づくり研究 | |
授業の達成目標 | 1年次に履修した基礎的な科目の学習をふまえ、研究の基礎的知識と方法論を学び、学外実習を体験し、後期課程の演習につなげる科目です。 まず、コミュニティにおける社会事象を科学的な方法で調査し、分析できることができる能力の獲得を目指し、地域の問題や課題を把握するためにはどのような方法があるかを理解し、国会図書館や専門機関等を実際に活用できるようになること、またインターネット等を活用し、必要な情報を検索し、収集できるようになることを目標とします。 さらに、問題や課題を解決するための方法について、地域の資源や地域に必要なことは何かを考え、具体的な方法や活動として組み立てができるようになることを目指します。 最終的には、地域の人たちが理解できるプレゼンテーションとなるよう、わかりやすい資料作成と発表を行い、さまざまな問題の解決に向けて、他者に働きかけることができる能力を獲得することを目標とします。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 |
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今年度の授業内容 | 地域やコミュニティにおいて、様々な人やグループ、組織・団体が、地域の活性化やコミュニティの形成、そして地域課題の解決などを目的に活動を行っています。 実際に、地域やコミュニティで活躍している人やグループ、組織等を取り上げて、以下のような視点から、活動の内容やポイントを具体的にします。 ①活動のきっかけや経緯、②組織体制、③参加メンバーの役割や担当業務、④地域や地域住民との関わり このようなケーススタディを通して、①地域の問題・課題の捉え方、②問題解決方法の組み立て、③行動プラン作成について、一人ひとりが考え、発表し、意見交換をしながら、その内容をより高めていきます。 学外実習では、実際に地域の中で、受入れ先が設定する学外実習プログラムに従って、地域課題の発見、その解決方策の検討、提案(プレゼンテーション)を行います。 また、これらの具体的なケーススタディとして、2〜3の実際に活動を行っている団体や人にヒアリングを行うなどの校外見学・実習を行います。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 共通するテキストについては、テキストを担当者だけでなく全員がしっかりと読み込み、理解を深め、理解できないところも含めて、授業で議論ができるように事前の準備を進めて下さい。 またそこで得られた内容については、講義を含めて全員での議論を再度、自分の中で咀嚼してさらなる理解と考えを深めて下さい。 また、各自のテーマについては、資料等の収集、学外実習先との意見交換などを通じて、分析・企画等の検討を進めて下さい。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ニュースや専門誌等から、コミュニティデザインに関わる記事を収集し、どのようなことが課題となっているのか、課題解決のためにどのような取組を行っているのかを整理してください。 ケーススタディ等のとりまとめ方法は授業時間で教えるので、指示する授業までにとりまとめを行ってください。 |
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第1回 | ガイダンス 基礎ゼミナールで学んで欲しい内容、全体像について | |
第2回 | 先進事例研究 | |
第3回 | 地域の問題・課題の発見方法、捉え方 (図書館やインターネット検索) | |
第4回 | 地域の問題・課題の発見方法、捉え方 (アンケートやヒアリング調査設計) | |
第5回 | ケーススタディ(事例提示もしくは校外見学・実習) | |
第6回 | 第5回の資料整理、プレゼンテーション資料へのとりまとめと発表 | |
第7回 | ケーススタディ(事例提示もしくは校外見学・実習) | |
第8回 | 第7回の資料整理、プレゼンテーション資料へのとりまとめと発表 | |
第9回 | 先進地域研究(背景・現状)※以下、学外実習先を対象地域 | |
第10回 | 先進地域研究(課題把握) | |
第11回 | 先進地域研究(課題解決の方策) | |
第12回 | 先進地域研究(学外実習の具体的目標、何を学ぶか) | |
第13回 | 先進地域研究(プレゼンテーション資料作成) | |
第14回 | 先進地域研究(プレゼンテーション) | |
授業の運営方法 | 先進事例等を教員が紹介し、地域の課題や解決方策、NPO等の活動団体や地域の取組内容について、全員で討議を行い、各自がその内容をプレゼン資料としてまとめる。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の授業ではリアクションペーパーを提出して頂き、また、プレゼン資料等としてまとめた課題についても、ポータルを通じてコメントをフィードバックします。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 20% | レポート2回 |
授業参加 | 30% | 積極的な意見発表・意見交換 |
その他 | 50% | 校外実習(インターンシップ)での積極的な取組 |
テキスト | 指出一正/著 「ぼくらは地方で幸せを見つける」 ポプラ社(2015.12.8) ¥800+税 ISBN978-4-591-15284-3 |
参考文献 | 「ソーシャルデザイン 世界をつくるグッドアイディア集」(グリーンズ/編)朝日出版社 「日本をソーシャルデザインする」(グリーンズ/編)朝日出版社 |
その他、履修生への注意事項 | ゼミ内での発表や意見交換を行いますので、積極的な参加をしてください。 授業は遅刻厳禁、私語・携帯電話・スマートフォン(ポータルの出席登録以外)の使用厳禁とします。 毎回の出席、積極的な質疑・討議への参加、授業外の取組(資料作成等)を行ってください。 校外指導・校外見学等を行う場合があります。 学外実習先によってはマナー講座受講を必須とする場合があります。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |