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科目名女性のライフサイクル
担当者石崎 裕子
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目これからの女性の生き方・働き方を考える
授業の達成目標この授業では、次の点を主な達成目標とします。
1、進学、就職、結婚、子育て、介護などライフコースの節目となる経験に関して、女性であることによって直面する問題や選択、葛藤についてジェンダーの視点から具体的に説明することができる。
2、女性のライフコースの多様化を理解し、卒業後の就職だけにとどまらない長期的な視点から自分自身のキャリアについて考え、論述することができる。
今年度の授業内容この授業では女性のライフコース上の節目となる進学、就職、結婚、出産、子育て、介護などをめぐる課題をジェンダーの視点からとらえます。女性を取り巻くさまざまな社会的課題をジェンダーの視点から見つめ直すことにより、ジェンダー平等な社会の実現に向けて何が求められているのか展望します。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業で扱うテーマについて、あらかじめ示す参考文献から予習し、ノートにまとめておくこと。講義終了後は、授業資料や配付資料を見直し、自分なりにまとめ直し、理解を深めておくこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項予習としては、参考文献を読むこと、復習としては、ノートの整理を求めます。また、日頃より女性の生き方や働き方に関するニュース等で気になる記事、心に残った記事の切り抜きを集めるなど情報収集をすることを求めます。
 第1回オリエンテーション:授業のすすめ方などについて説明します。
 第2回ライフサイクルからライフコースへ
 第3回女性のライフコースの多様化(1)
 第4回女性のライフコースの多様化(2)
 第5回女性と教育(1)
 第6回女性と教育(2)
 第7回女性と結婚、出産・子育て(1)
 第8回女性と結婚、出産・子育て(2)
 第9回女性と仕事(1)
 第10回女性と仕事(2)
 第11回女性と老い(1)
 第12回女性と老い(2)
 第13回女性に対する暴力(1)
 第14回女性に対する暴力(2)
 第15回まとめ—これまでの授業のふりかえりを行います。
授業の運営方法講義形式で行います。適宜、講義中に参考資料の配布や映像資料の視聴などを行います。なお、遠隔授業の実施に関しては基本的にポータルを利用して行います。具体的な内容は「その他、受講生への注意事項」を参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回のリアクションペーパーの内容に対して、次回の講義にて講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 90% 文献やノート類の持ち込み不可
小論文・レポート 0% 実施せず
授業参加 10% ミニレポートとして毎回リアクションペーパーを提出
その他 0%
テキスト 特に指定しません。必要に応じて授業中に資料の配布等を行います。
参考文献 『女の子はどう生きるか―教えて、上野先生!』(岩波ジュニア新書)、上野千鶴子、岩波書店、2021年、880円+税、ISBN978-4-00-500929-9
『男性中心企業の終焉』(文春新書)、浜田敬子、文藝春秋、2022年、980円+税、ISBN978-4-16-661383-0
『なぜ理系に女性が少ないのか』(幻冬舎新書)、横山広美、幻冬舎、2022年、940円+税、ISBN978-4-344-98676-3
『「男女格差後進国」の衝撃―無意識のジェンダーバイアスを克服する』(小学館新書)、治部れんげ、小学館、2020年、800円+税、ISBN978-4-09-825380-7
『21世紀家族へ(第4版)―家族の戦後体制の見かた・超え方』、落合恵美子、有斐閣、2019年、1,900円+税、ISBN978-4-641-28146-2
『100年前の女の子』(文春文庫)、船曳由美、文藝春秋、2016年、780円、ISBN978-4-16-7906634
『男女平等はどこまで進んだか—女性差別撤廃条約から考える』(岩波ジュニア新書)、山下泰子・矢澤澄子監修、国際女性の地位協会編、岩波書店、2018年、900円、ISBN978-4-00-500874-2
『レンアイ、基本のキ—好きになったらなんでもOK?』(岩波ジュニア新書)、打越さく良、岩波書店、2015年、840円、ISBN978-4-00-500814-8
『なぜ働き続けられない?―社会と自分の力学』(岩波新書)、鹿嶋敬、岩波書店、2019年、820円+税、ISBN978-4-00-431756-2
『働く女子のキャリア格差』(ちくま新書)、国保祥子、筑摩書房、2018年、800円+税、ISBN978-4-480-07108-8
『定年女子 60を過ぎて働くということ』(集英社文庫)、岸本裕紀子、集英社、2019年、500円+税、ISBN978-4-08-744054-6
『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)、上野千鶴子、文藝春秋、2013年、800円+税、ISBN978-4-16-660933-8
『女性学入門[改訂版]―ジェンダーで社会と人生を考える』、杉本貴代栄編著、ミネルヴァ書房、2018年、2,800円+税、ISBN978-4-623-08208-7
『はじめてのジェンダー論』、加藤秀一、有斐閣、2017年、1800円、ISBN978-4-641-15039-3
『新・女性学への招待—変わる/変わらない女の一生』、井上輝子、有斐閣、2011年、1800円、ISBN978-4-641-28124-0
『ジェンダー論をつかむ』、千田有紀・中西祐子・青山薫、有斐閣、2013年、1900円、ISBN978-4-641-17716-1
このほか必要に応じて、授業中に紹介します。
関連ページ {独立行政法人国立女性教育会館ホームページ、https://www.nwec.jp/ }
{内閣府男女共同参画局ホームページ、http://www.gender.go.jp/
このほか必要に応じて授業中に紹介します。
その他、履修生への注意事項 【遠隔授業の実施方法に関して】遠隔授業は、基本的にポータルを利用して行います。ポータルの機能を利用し、講義資料や課題の配付、掲示などを行います。遠隔授業日の出欠については、対面授業におけるリアクションペーパーに相当するものをポータルの「課題管理」を使って提出してもらい、提出期限までに提出があったものを出席とします。

・15回のうち1回は、埼玉県男女共同参画推進センターより外部講師を招聘し、外部講師による「女性に対する暴力」についての講義を予定しています。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】