[戻る]
科目名地域社会学
担当者土居 洋平
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目地域社会と地域社会学への招待〜地域に関わる基本的な概念、地域社会の構造と変化を探る〜
授業の達成目標地域・地域社会・コミュニティ・地域の集団と組織について、その概念を説明できる。
地域社会の現代的な課題について、その特徴と課題を説明できる。
地域社会学と隣接の社会学分野との違いについて、説明できる。
地域社会学とコミュニティデザインの関係について、説明できる。
具体的な地域について、地域社会学の手法で分析し、その特徴を説明できる。
地域社会を調べること手法について、説明できる。
今年度の授業内容この講義では、まず、地域社会に関する主要な概念である、地域、地域社会、コミュニティ、町内会・自治会など地域社会に関わる基本的な用語を解説する。その後、それらを扱う地域社会学がどのように成立したかを解説したうえで、地域社会学の観点からコミュニティデザインについて考える。そのうえで、具体的な地域社会(キャンパスの立地する文京区、新座市、それとは特徴が異なる農村地域)を事例に、その課題や特徴を考える。最後に、そうした課題や特徴への理解を踏まえ、地域社会を調べる手法を身につける。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・予習:授業前にPDF資料を公開します。資料を確認し、その回の鍵となる概念等について自分で調べ、確認しておくこと(目安:1時間程度)
・復習:授業後に、毎回、課題を提示する。提示された課題に従い、授業内容を整理し、それに対する自分の見解などをまとめながら理解を深めること(目安:3時間程度)
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項講義の前半は、地域社会の概念と地域社会の編成に関わる主要な論点、地域社会学とは何かを紹介する。教室外で関連の文献にあたり、概念や論点への理解を深めることを期待する。後半は、地域社会の現代的な課題を扱う。各回の最後に関連の論点を紹介するので、それについて調べ、考察を深めることを望む。
 第1回講義ガイダンス:講義で扱うテーマや到達目標の解説/地域に関わる用語の説明
 第2回概説(1):地域とは何か?:地域に関わる主要な概念を理解する
 第3回概説(2):地域社会の変化
 第4回概説(3):現代の地域社会の仕組み
 第5回概説(4):地域社会の現代的意義
 第6回地域社会学とは?(1):地域社会学誕生の経緯
 第7回地域社会学とは?(2):地域社会学の視座
 第8回地域社会学とコミュニティデザイン(1)地域社会の現代的な課題と整理/移動を前提にしたコミュニティの再編成
 第9回地域社会学とコミュニティデザイン(2)都市への人口集中・過密とコミュニティデザイン
 第10回地域社会学とコミュニティデザイン(3)地方からの人口流出・過疎化・高齢化とコミュニティデザイン
 第11回地域社会学で具体的地域について考える(1):文京区×新座市
 第12回地域社会学で具体的地域について考える(2):文京区×新座市×西川町(山形県)
 第13回地域社会学で具体的地域について考える(3):文京区×新座市×西川町×山形市
 第14回地域社会を調べる:地域社会調査の歴史と手法
 第15回講義の総括:改めて地域社会学でコミュニティデザインを考える
授業の運営方法遠隔授業が必要な場合は、ZOOMを用いたリアルタイム配信と、ZOOM録画をMicrosoft Stream経由でのオンデマンド配信を行う。
対面授業の際も、復習に活用するためのZOOM録画・配信を行う。ZOOMの会議室IDとパスコードは、授業期間開始後にTeamsおよびポータル経由で連絡する。
また、対面・遠隔の形態如何に関わらず、授業資料はTeams経由で配信する。受講者は、初回の授業が始まる迄にTeamsの「チームに参加」の「コードでチームに参加する」のチームコード欄に「zwnj0ho」と入力し、この授業のチーム(金4(春)地域社会学(2023年度開講))に参加すること。また、授業前日中に資料を公開するので、必要に応じて手元で参照できるよう準備すること。
授業後、毎回、翌日23:59締切の小レポートを実施する。小レポートも、Teams内の「課題」機能でを用いて行う。詳細は、授業での指示に従うこと。なお、遠隔で授業を行う必要がある場合は、小レポート提出をもって出席とみなす。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題はMicrosoft Teams 内の課題機能を用いて行う。課題提出後、採点結果とコメントをTeamsを通じて返却する。
また、毎回授業冒頭に前回の復習を行い、その後、模範レポートの講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 40% 評価方法:学期末のレポート。評価基準:授業の達成目標を満たしているか
授業参加 60% 評価方法:毎回授業時実施の小レポート。評価基準:授業内容の理解度/自説主張の論理性
参考文献 授業各回で関連する文献を指示する。全体を通じては、以下の本を参考にすること。

地域社会学会編2011『新版 キーワード地域社会学』ハーベスト社(ISBN:9784863390287)
平井太郎・松尾浩一郎・山口恵子2022『地域・都市の社会学 実感から問いを深める理論と方法』有斐閣(ISBN:9784641150959)
その他、履修生への注意事項 この授業は、受講生の皆さんに問いかけ、可能な限り対話しながら進めます。受講生の皆さんには、常に授業に真剣に向き合い、主体的に思考をすることを望みます。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】