科目名 | コミュニティデザイン入門 | |
担当者 | 篠崎 健司 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | コミュニティデザインとは何か。持続可能なコミュニティ形成のための手法を学ぶ。 | |
授業の達成目標 | 本授業では、ひとりひとりがコミュニティに関心を持ち、それぞれの形で地域コミュニティに関われる人材となることを目的とします。 そのため、具体的な地域の取組事例を学びながら、身近な地域コミュニティについて、その定義と大切さを正しく説明できるようになること、さらに地域の様々な課題とコミュニティの関わり、持続可能なコミュニティ形成を行うために必要なことは何か、また持続可能な地域コミュニティの形成に向けたコミュニティデザインの手法について提案できるようになることを目標とします。 |
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今年度の授業内容 | 地域コミュニティやコミュニティデザインに係る考え方、その変容及び定義・社会的ルールなど基本については講義を中心に基礎的な学習を行います。また、実際のコミュニティデザインや地域コミュニティ形成のための取組については、具体的な地域の取組事例を交えながら、実践的に学んでいきます。さらに「共生」「環境」「子育て」「災害」「福祉」「観光」など多様な地域課題に対して、コミュニティデザインに期待される女性の役割についても、各地の女性リーダーの取組事例を通しながら学んでいきます。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 毎回のテーマに即して、新聞やニュースなどを参考に、実際にどのようなことが地域コミュニティの中で問題となっているのか、地域住民がどのような取り組みを行っているのかなどについての情報を収集して下さい。 また、事前にポータルを通じて資料を配布するので、配布資料を読んで、自分なりの考えや疑問点を明らかにして下さい。 また授業では地域コミュニティやまちづくりにおいて、基本的なルールとして知っておかなければならないことを説明するので、授業後に資料を再整理するなど、十分に理解を進めて下さい。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日ごろからまちづくりやコミュニティデザインに関心を持ち、様々な機会を通して全国各地域の取組についてテレビや新聞のほか、インターネット等を活用して情報を収集して下さい。また、機会があれば地元の自治会や商店街等の活動に関わって下さい。 | |
第1回 | ガイダンス コミュニティデザイン入門で学んで欲しい内容と、講義の全体像について | |
第2回 | 少子高齢化とコミュニティ | |
第3回 | 高齢化社会の課題を解決するコミュニティデザイン | |
第4回 | 子ども・子育て環境の現状と課題 | |
第5回 | 安心して子どもが育つ・育てられる環境づくりとコミュニティデザイン | |
第6回 | 災害とコミュニティ | |
第7回 | 災害に強い地域社会・復旧・復興におけるコミュニティデザイン | |
第8回 | コミュニティ構築を問い直すコミュニティデザイン | |
第9回 | 地域産業の振興(6次産業化とは) | |
第10回 | 新たな地域経済の活性化方策(地方や地域の視点から) | |
第11回 | 観光+まちづくりの現状 | |
第12回 | 多様な視点からの観光資源の発掘と情報発信 | |
第13回 | 地域活性化の新たな潮流(新たな人材の活用と活躍) | |
第14回 | 関係人口を作り出すコミュニティデザイン | |
第15回 | 総括 | |
授業の運営方法 | 教員の作成・提供する資料を基に講義を進めますが、一方的な講義ではなく、質疑応答や意見交換を行うとともに、次回までに考えて欲しいテーマなどを設定し、自らが考えながら学ぶ授業とします。 2回の授業をセットに、1回目で現状や課題を講義し、2回目の授業でコミュニティデザインの視点から、新らたな課題解決の方策を講義します。また講義にあたっては地域事例のケーススタディを行い、より具体的な内容とします。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業では毎回リアクションペーパーを書いて頂きます。これらのリアクションペーパーや課題・レポートについては、ポータルを通じてフィードバックを行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 30% | 定期試験 |
小論文・レポート | 20% | 中間レポート、期末レポートの2回提出 |
授業参加 | 50% | 積極的な授業参加(質疑、意見の発表、授業後のコメントペーパー記入内容)を評価します。 |
その他 | 0% | なし |
テキスト | 必要に応じて指示します。 |
参考文献 | 実践事例にみるひと・まちづくり/瀬沼頼子・齊藤ゆか(編著)/ミネルヴァ書房/2013年/2,500円(税抜き)/ISBN番号978-4-623-06405-2 |
その他、履修生への注意事項 | 新型コロナ感染症等の状況に応じて、対面式授業と遠隔授業の併用で実施もしくは遠隔授業のみで行う場合があります。 遠隔授業については、できるだけ動画などを使って行うため、リアルタイム形式(Zoom)で行います。 また、受講生どうしの意見交換を行うため、ブレイクアウトルームへの参加を求める場合があります。 PC、タブレット等の用意をお願いします。 出席についてはいずれの形式でもリアクションペーパーの提出・内容確認を持って出席とします。 跡見学園女子大学の学生として節度ある態度で授業に臨んで下さい。積極的な発言等は歓迎しますが、他の受講生に迷惑をかける行動は厳に慎んで下さい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |
実務経験の概要 | 民間シンクタンクに勤務し、国、都道府県、市区町村からの委託調査研究に従事 |
実務経験と授業科目との関連性 | 全国各地域やコミュニティが抱える諸課題解決方策づくりやプランニング経験を活かし、これらの具体的かつ実践的な講義を通じて、コミュニティデザインのあり方について習得できるようにします。 |