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科目名観光デザイン演習IA
担当者河村 英和
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目心地よいインテリアと建築
授業の達成目標デザインの洗練された内外装のある心地よい雰囲気の建物を発掘する。良い事例だけでなく、悪い事例も挙げ、両者を比較してゆき、魅力的な建物・空間・町並み・風景への知識を深め・見極めるセンスを培う。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容たとえば、丸の内沿線を通る本学のある文京区は、文学や芸術といった文化的な歴史に彩られた観光資源が豊富なエリアである。下町のまち並みで知られる「谷根千」の二つ(根津と千駄木)や、学問ゆかりの湯島天神に東京大学もあり、洋館住宅群や大名庭園の代表作(後楽園や六義園など)、古き良き食文化を受け継ぐ老舗やレトロ旅館などが残っている。沿線や区の歴史と観光資源の知見を深めつつ、優れた内外装のある建物を発見する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について常に美しい建物や内装についてアンテナを張っておくこと。授業後は、授業でふれた事例を15分程度でネット検索し、関連書籍や新聞雑誌記事を読んで理解を深め、さらに、「授業でふれなかったが」授業テーマに沿った事例が他にないかどうかも自分で調べてみる。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項空間デザインと地域の歴史は深い関係にあります。気になった場所の郷土史を調べてください。メジャーな観光ガイドブックであまり紹介されてない場所にも注意を払い、探検的な町歩きをして、将来有望で面白そうな観光スポットを発掘してみましょう。下調べにはグーグルストリートビューと衛星写真を活用してください。
第1回選んだ土地の観光資源と定番スポットとは
第2回選んだ土地ゆかりの文豪たちの足跡
第3回選んだ土地での文学関連の観光スポット
第4回校外見学(まち歩き)
第5回選んだ土地にある文人・芸術家の住居・記念館
第6回選んだ土地にある郷土資料館・博物館
第7回校外見学(まち歩き)
第8回選んだ土地にある歴史的建造物と近代建築
第9回校外見学(まち歩き)
第10回選んだ土地にある庭園または草花のあるところ(ホテルの生け花も可)
第11回選んだ土地にある老舗・旅館・ホテル
第12回校外見学(まち歩き)
第13回リノベーション店舗(古民家・昭和レトロな建物を保全活用した事例)
第14回校外見学(まち歩き)
授業の運営方法対象地域の観光資源を歴史的に知るために、学術的に裏付けできる一次文献資料の講読、図書館での雑誌(新建築、商店建築、Casa BRUTUSなど)の閲覧も行う。共に討論しながら模索・提案してゆく。随時、現地調査・見学も行う。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法期末レポートとは別途、授業のテーマに即した宿題(小課題)を時折出します。みなさんの回答をもとに、次回の授業で紹介・解説・コメントをします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 40% 学期末レポートの提出
授業参加 60% 校外見学の参加、態度、輪読の明瞭さ、討論の熱意、アイディアの内容、発表のプレゼン力など総合的に評価。
その他 0%
参考文献 本郷区役所編纂『本郷区史』(1937年)、臨川書店、1985年
樺山紘一ほか『東京大学が文京区になかったら− 「文化のまち」はいかに生まれたか』、NTT出版、2018年
池享ほか『みる・よむ・あるく 東京の歴史 4: 地帯編1 千代田区・港区・新宿区・文京区』、吉川弘文館、2018年
など
関連ページ 文京区観光協会:http://www.b-kanko.jp/
文化遺産オンライン:https://bunka.nii.ac.jp/
その他、履修生への注意事項 この世のすべての建物や景色は、将来取り壊されたり様相が激変したりする可能性があるので、将来の貴重な歴史的証言記録とすべく、普段の生活のなかで気になった建物や景色があったら写真や動画を撮影しておくとよい。

※出席管理や課題の発表・回収、資料配布は、Teams上で行います。

評価は出席と課題(小レポート)の内容によって総合的に判断します。

※随時、授業時間内での「まち歩き」を行います。交通費・入館料が派生した場合は実費となります。

※質問や問い合わせはポータルを使用せず、直接メールkawamura@atomi.ac.jp またはTeamsの一般投稿欄の書き込みでお願いします。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】