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科目名キャビンアテンダント(CA)実習
担当者中村 仁、笠井 玲子
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目CAにふさわしいおもてなしマインドとスキルを体得する
授業の達成目標航空会社のCAや地上職を目指す人はもちろん、サービス業全般に興味を持っている人を対象として、一期一会に始まるおもてなしのマインドとその表現方法の基礎を体得する。「航空会社」「CA」を学びの切り口としているが、そこだけにとどまらず、真のゴールは「広く社会に通用するキャリアパーソンになること」である
今年度の授業内容機内を模して椅子やワゴンを設置した実習室(モックアップ教室)で、臨場感のあるサービススキルを磨く機会を設ける。「イマドキのサービス」への感性を高める場面別実習のほか、面接実習に至るまで網羅する
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前学習が必要な場合は、授業の前日までにポータルに資料を登録・掲示を出し、授業で資料に関する質問を行う。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項CAのおもてなしの心は、ただ知識をインプットするだけでなく、言葉や態度で表現できるようになることが欠かせない。そのため、授業で学ぶ基礎を日常生活でも能動的に実践していくことが体得の近道である。トライ&エラーの精神で失敗を恐れず積極的に臨んで欲しい。
 第1回オリエンテーション
本実習の概要と心構え
 第2回CSについて学び、自己のサービス体験を振り返ることで日本人ならではのホスピタリティへの理解を深め、CAという仕事の意義と役割を知る
 第3回機内業務も地上業務も1人ではできない事実を知り、チームの一員としてチームパフォーマンスを高めるコツを体験的に学ぶ
 第4回前回の演習を振り返り、演習を通して体感した生産性の高い仕事の仕方を今後の自分にどう活かすかを考える
 第5回航空業界のこれまでと現在、そして今後の展望について概説する
 第6回サービス実習①機内サービス・地上業務の基本編:機内で使う言葉を場面別に学び、万国共通のおもてなしスキルの基礎を実習形式で体得する
 第7回サービス実習②機内サービス編:モックアップにおいて、機内のお迎え・お見送り、カートを用いた飲み物・ミールサービスを実習、お客さまのタイプや場面に合わせた言葉のバリエーションを増やす
 第8回サービス実習③機内サービス編2:モックアップにおいて、搭乗時~飲み物・お食事提供~機内販売~書類配布~降機の各場面で起こり得る不測の事態やご指摘対応を想定し、お客さまの不満を解消し、満足度を高める言葉や動作のポイントを学ぶ
 第9回サービス実習④地上業務編:チェックイン・アウト、搭乗口での案内など、空港での地上業務の基本心得を実習する
 第10回接遇の際に求められる失礼のない感じの良い接客英語を学ぶ。おもてなしの心を表す表現や行き届いたサービスを伝える表現を知り、機内や地上業務で必須のフレーズを身につける
 第11回日本語でのパブリック・アナウンスメント(PA)の基礎を学び、正確な情報を感じ良く伝える腹式呼吸による発音・発声の仕方、正確で明るい話し方を身につける/高齢者への対応や、赤ちゃん・お子様連れ、1人旅などお客さまの状況に合わせた声がけの仕方や対応のコツを学ぶ
 第12回総まとめ演習:モックアップを使い、地上・離陸前・離陸後・到着までの一連の流れに沿って、CA業務を体感する
 第13回面接対策①:就職対策への心構えを築き、入室~退室の基本動作と印象の良い自己紹介の仕方(大学名・名前の名乗り)を実習。航空会社が求める人材になるために面接で自分をどう魅せるか、演出術の基礎を学ぶ
 第14回面接対策②:自己PRの練習をした後、入室~退室までの面接を想定したシミュレーションを通して、第一印象の重要性と、自己分析の仕方、表現のコツを理解する
 第15回面接対策③:面接において自己紹介や志望動機を臆せず語る意識を高め、集団面接・グループディスカッションのシミュレーションを通して苦手意識を克服する
授業の運営方法できる限り実習の時間をとって進める。体得型の授業であり発言の機会も多いため、積極的な参加を期待する。
対面を基本とするが、オンライン授業・ハイブリッド授業の際は、ポータル機能とオンライン会議システム(Zoom)を使用する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内で個別にフィードバック。良い点・改善点などアドバイスを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 20% 筆記試験
小論文・レポート 20% 授業内容に関連するレポート
授業参加 60% グループワーク・発表・他学生へのコメントなどの授業態度の積極性(私語厳禁)
テキスト 授業時に適宜資料を配布する。オンライン授業・ハイブリッド授業の際はポータルに資料を登録する
参考文献 講義内で適宜紹介する
関連ページ 株式会社J-Labo https://j-labo.co.jp/
その他、履修生への注意事項 ・定期試験は、定期試験期間に実施
・成績評価:授業参加60%(出席率、発表・他学生へのコメントなどの授業態度の積極性)、小論文・レポート・定期試験40%
・カリキュラムによっては、専門性の高い講師をゲストに招いて講義を行う
・オンライン授業・ハイブリッド授業の際は、ポータル機能とオンライン会議システム(Zoom)を使用
・オンライン会議システム使用中の録画・録音は禁止
・オンライン授業の際の出席カウントは、オンライン会議システムで点呼
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】
実務経験の概要 日本航空のCA(国際線)を経験後、JALアカデミーでコミュニケーション&マナーのチーフインストラクターとして活躍。事業部長を経て、JALグループ初の女性取締役に就任。
2011年9月J-Labo を設立、現在は代表取締役社長として人財育成コンサルティング業に従事。
実務経験と授業科目との関連性 日本航空のCA(国際線)を13年経験。JALアカデミー・J-Laboの就職対策セミナーにおいて、3000人以上の学生を担当し、CAをはじめとする希望の就職へと導いた。