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科目名観光デザイナー特殊演習
担当者森 直人
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目観光する時間のデザインと本質への考察から自分のオリジナリティを見つける。
授業の達成目標この授業では観光を「一連の時間の流れ」として捉えます。時間の使い方として充実した気分を味わうためにはなにが求められるのか。「メディアとしての観光(観光を目的ではなく手段として捉える)」の魅力を考え、そこから「時間の流れ」を作ってみます。
大事なことは「行くこと、見ること」ではなく「充実した時間を過ごすこと」、それは現地、旅行中だけではなく、事前、事後にも実行、感じることです。
上記の一般的な能力の向上はもちろんですが、この授業は「演習」なので、企画を表現するPPTで作る企画書の作成能力を磨きます。
そこから「自分らしさ(オリジナリティ)」を発見して、「自分ブランド」を自覚することを目標とします。
今年度の授業内容「観光の楽しみ方」「魅力の作り方」を「観光する側」「観光させる側」両方からアプローチします。
デザインする、ということは、新たな価値を生み出すことです。
「自分の気づき」を得るための「ワーク」を「宿題」「授業課題」として中心におきます。
自分の「企み」を実現させる「時間の流れ」として観光の上手な使い方、表現の仕方を体得します。
まず、この授業での観光の考え方「時間の流れ」「メディアとしての観光」「気分で感じること」「伝える方法」等について概説します。
次に、観光の魅力をいくつかの観光資源をテーマにして、自分でケース(事例)を作り、自分の意図をどのように表現するのか、魅力的に見せるのか、ワークしたうえで、授業でポイントを解説していきます。
いくつかのケースを自作してみて、自分が興味あるもの、やってみたいテーマを発見して、その気分を高めるためのツールと時間のつなぎ方、コミュニケーションを学びます。
なお、論理的になるより、イメージを重視したいので、宿題、期末レポートはPowerPointで作成します。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について次の授業のテーマに沿った宿題を必ず出しますので、自分で資料を検索、分析して企画を考えてレポート(PowerPoint)を授業前に提出します。2時間程度かかります。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項日常生活の中で接するいろいろなメディアから得られる情報の中から「観光」の断片を発見する努力をする。具体的には、街を歩いて観察する。テレビの情報番組を制作者視線で視聴する。情報誌に目を通す。他人の話を聞き質問してみる。

自分に合っていると思う「地元」の観光ガイドブックを買い、適当に読んでから散歩して,そこに記載されている事項以外の興味深いものを探し蓄積して、自分らしさを見つける。
第1回観光という言葉は定義が決まっていない。この授業で行う観光の定義をしてみる。
観光する時間だけが観光する楽しみではない 時間消費としての楽しみ
第2回課題への考え方 企画する楽しみ方
観光の考え方、発見する観光と情報を消費する観光
第3回アイデアをどうひねり出すか。
観光の魅力と、観光地の魅力、そして旅行の魅力
第4回観光をデザインする視点
第5回新座キャンパスの桜でデザインしてみる。
見えてくるもの、気づくこと。

第6回持続可能な観光について、ハワイ州の事例を例に。
第7回マーケティングと大げさに言いますが、企画を戦略的に考えてみる。
第8回マーケティング的な考え方で観光を考えると。
観光の評価は印象で決まる。
第9回プロモーションとはどういうことなのか。上手にマネをする。
第10回観光における「真正性(本物らしさ)」について考える。
第11回真正性を担保するモノ。どうすれば魅力的に見えるのか①
権威を利用する
第12回真正性を担保するモノ。どうすれば魅力的に見えるのか②
ランキング、グルーピング、基準→同様なものを集合させる。
第13回余暇としての観光。
スマートフォンが変える生活。情報回遊、推し活、暇つぶし
第14回観光をデザインする、ということを再考する。
授業の運営方法PPTでテキストを作成し、それに沿って解説を行います。
解説用レジュメも作成し、ポータルで事前配布します。

前の回の最後に出題するテーマに沿った宿題を、事前に提出します。
各人の宿題は授業開始までに評価します。
授業中に宿題の解説と、各人に行った評価をピックアップしたものの解説を行います。

授業内に複数回ワークを行い、理解、気づきを補助します。
ワークシートは回収し、出席票とします。

知識を得るよりも、考える力、オリジナリティをつけることを重視します。

受講者のレベル、ニーズを勘案して、随時スケジュールは変更する可能性があります。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業終了時に次回の内容に関連した宿題、PPT7枚程度で企画を作成する、を出します。
授業の1日前までに宿題を提出します。
授業が始まる前までに各人の宿題を評価しコメントを入れます。
宿題を踏まえて、授業内で考え方、展開方法、モデルプランを解説します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 60% 期末レポート
授業参加 30% 毎回の宿題への取り組み姿勢
その他 10% ワークへの参加姿勢(正誤ではない)
テキスト 教科書は使用しない。
オリジナルで作成するPPTを解説する。PPTは事前にポータルを通じて配布する。
課題へのコメントをピックアップした宿題メモ(PPT)を毎回作成し、ポータルを通じて配布する。授業内で解説する。
レジュメ(Word)は毎回ポータルを通じて配布する。必要に応じ、プリントアウト、もしくはPC内で利用する。
参考文献 番組
「世界ふれあい街歩き」NHKBSP
雑誌
「東京人」月刊 都市出版
「散歩の達人」月刊 交通新聞社
ガイドブック
新版 谷根千ちいさなお店散歩 WAVE出版
書籍
筑摩書房 わたしの城下町 ─天守閣からみえる戦後の日本 / 木下 直之 著 (chikumashobo.co.jp) 
{翔泳社 伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく,伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく(武田 英志)|翔泳社の本 (shoeisha.co.jp) }




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その他、履修生への注意事項 出席は授業中に行うワークシートの回収でカウントします。

授業の前にテキスト(PPT)、レジュメ(Word)、宿題メモ(課題へのコメントをピックアップしたPPT)をポータルの講義資料に格納するので、各自の学習スタイルに合わせて、授業で利用すること。

★春学期、秋学期、同じ授業内容ですが、時流、受講者の興味、要望により教材は変更します。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】