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科目名世界遺産研究
担当者中村 仁、宮澤 光
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目世界遺産
授業の達成目標ユネスコの活動理念と世界遺産の意義を説明できるようになると同時に、世界の多様性について理解を深める。また世界政治や平和問題、時事問題などについて独自の視点で考えることができるようになる。そしてそれが、今後社会に出て行く上で必要な国際的知識や教養となるようにする。
今年度の授業内容ユネスコで採択された世界遺産条約は、文化財や自然環境を守り受け継ぐだけでなく、世界の多様性を理解するためにあります。世界遺産を通して、遺産が作られた歴史・文化的背景や気候風土に対する理解を深め、地球の生成過程や固有の生態系の価値から地球環境保護の意識を高めます。また世界遺産を通して私たちが現在生きる世界が直面する問題についても考えます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について世界遺産に関連する観光課題、ロシアのウクライナ侵攻による遺産への被害、イスラエルによるガザ侵攻、第45回世界遺産委員会の開催など、世界遺産に関するニュースが多く流れているので、世界遺産に関するニュースをチェックして読んでおいてください。毎日数分程度でよいです。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項予習は特に必要ありませんが、テキストや授業内で配布したレジュメを使っての復習と、ニュースなどから世界遺産に関する情報を収集することを行ってください。
第1回世界遺産を学ぶということ
第2回ユネスコと世界遺産の理念
第3回世界遺産の歴史と概念の変遷①−誕生の背景
第4回世界遺産の歴史と概念の変遷②−世界遺産活動の変化
第5回世界遺産登録の手順
第6回日本の世界遺産登録と課題
第7回世界遺産としての価値と登録基準
第8回都市景観と建築様式
第9回世界遺産登録と街づくり
第10回世界遺産と文化の政治化
第11回世界遺産と現代社会の課題
第12回世界遺産と持続可能な観光
第13回危機遺産/負の遺産
第14回世界遺産登録のメリットとデメリット
達成度確認テスト(60分)+まとめ(40分)
授業の運営方法PPTを使った講義方式で授業を進めます。ノートをとりながら受講してください。また毎回授業の最後で、講義内容に関する小テストを行います。質問などがある場合はそこに記入してください。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回の授業後の小テストは、次回の授業の最初に解説を行い、質問などが書かれていたものについては全てそこで答えます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
授業参加 50% 授業内の小テストと授業態度で評価
その他 50% 達成度確認テストにて評価。世界遺産検定受検で加点。
テキスト 世界遺産検定事務局「くわしく学ぶ世界遺産300<第5版>」マイナビ出版、2023年、2,200円、ISBN:978-4-8399-8269-0
参考文献 宮澤光「人生を豊かにしたい人のための世界遺産」マイナビ新書、2022年、957円
宮澤光「世界遺産で見る5つの現在」清水書院、2020年、1,000円
宮澤光「世界遺産のひみつ」イーストQ新書、2019年、880円
世界遺産検定事務局「世界遺産で取り組む探究学習」2020年、1,000円
世界遺産検定事務局「はじめて学ぶ世界遺産50<第4版>」マイナビ出版、2023年、1,100円
世界遺産検定事務局「きほんを学ぶ世界遺産100<第4版>」マイナビ出版、2023年、1,600円
関連ページ World Heritage Centre 、http://whc.unesco.org/
その他、履修生への注意事項 授業内で毎回小テストを行います。小テスト提出をもってその回の出席とします。成績評価は、小テストの点数とコメントなどで50%、期末の確認テスト(レポートの場合あり)を50%として評価します。また世界遺産検定の受検と合格でそれぞれ加点します。(※加点がなくても合格点には達します。)

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】