科目名 | 観光法規・倫理 | |
担当者 | 守屋 邦彦 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 観光に関わる様々な政策の基礎となる観光関連の法律・制度について学ぶ | |
授業の達成目標 | 観光政策の変遷や動向を理解した上で、その基礎となっている主要な観光関連法規について、意義、目的、概要、当該法規で押さえておくべきポイントなどが説明ができるようになる。 | |
今年度の授業内容 | まず、日本の観光政策がどのように変遷してきたかを概観した上で、現在の観光政策の基本となる観光立国推進基本法・基本計画を学びます。 その上で、観光地づくり、旅行業や宿泊業、インバウンド、MICEやIRといった、観光振興を考える上で重要な業界・分野の法律の意義や目的、概要、押さえておくべきポイントを学びます。 また、観光振興を進める際に関係することが多い他の分野の法律についてもその概要を学んでいきます。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に観光庁ホームページや観光白書を読み、観光政策の概要を理解しておくこと。 講義前に、次回講義で取り上げる法律の条文について一読しておくこと。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 観光に関連する社会の動きについて、インターネットによる情報だけでなく、新聞や雑誌などにも積極的に目を通し、自分の関心のある事項だけでなく、幅広く関連する事項について情報収集を行ってください。 | |
第1回 | 講義概要の説明 本講義の狙いや各回の講義概要について概説する。 |
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第2回 | 日本の観光振興に関わる政策の変遷(1) 日本の観光がどのように振興されてきたのかを学びながら、関係する法律がどのような背景によって作られてきたのかについて、各法律の概要とともに学ぶ。 |
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第3回 | 日本の観光振興に関わる政策の変遷(2) 観光政策の基本となる観光立国推進基本法、それに基づく観光立国推進基本計画、また明日の日本を支える観光ビジョンなど、最近の観光政策・計画について学ぶ。 |
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第4回 | 観光地づくりに関する法律(1) 観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律(観光圏整備法)について学ぶ。 |
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第5回 | 観光地づくりに関する法律(2) 自然公園法やエコツーリズム推進法などについて学ぶ。 |
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第6回 | 旅行業に関する法律(1) 旅行業法について、改正の変遷などを学ぶ。 |
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第7回 | 旅行業に関する法律(2) 旅行業法について、現在の内容などを学ぶ。 |
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第8回 | 宿泊業に関する法律(1) 旅館業法、国際観光ホテル整備法などについて学ぶ。 |
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第9回 | 宿泊業に関する法律(2) 住宅宿泊事業法を含めた、民泊に関する制度などについて学ぶ。 |
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第10回 | インバウンドに関する法律(1) 通訳案内士法、外国人観光旅客の来訪の促進等による国際観光の振興に関する法律などについて学ぶ。 |
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第11回 | インバウンドに関する法律(2) 国際観光旅客税法、また国内外での旅行者からの税徴収及び活用の仕組みについて学ぶ。 |
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第12回 | MICE、IRに関する法律 国際会議等の誘致の促進及び開催の円滑化等による国際観光の振興に関する法律や特定複合観光施設区域整備法などについて学ぶ。 |
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第13回 | 観光に関係する様々な法律 農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律や、景観法及び歴史まちづくり法などついて学ぶ。 |
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第14回 | まとめ/観光関連法規の概要理解 これまでの講義の振り返りを行い、観光関連法規の概要・全体像を理解する。 |
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授業の運営方法 | 適宜資料を配布し、講義形式を中心に質疑応答を交えながら、授業を進めます。単に個々の法律や制度の内容を学ぶのではなく、観光政策を進める上でなぜその法律が必要となったのか、その意義はどのようなものか、世の中の変化と法律での対応状況など、実際の観光政策との関係への理解が深まるようにしていく。なお、学生の理解度及び講義の進捗状況、新たな法制度の動き等により講義内容・順番は変更することがあります。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の最後に提出を求めるコメントシートでの記載内容に対して、次回講義の最初に講評を行う。 小レポート回収後及び小テスト実施後に、内容に対する講評や解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 20% | 期末の小レポートの内容により評価 |
授業参加 | 30% | 各回講義後に提出を求めるコメントシートの提出状況と内容により評価 |
その他 | 50% | 講義内で実施する理解度確認の小テスト(2回)により評価 |
テキスト | 授業において説明する法律については、下記「e-Gov 法令検索」より予めダウンロード等を行い、一読しておくこと。 その他、適宜資料を配布する。 |
参考文献 | 観光白書 https://www.mlit.go.jp/statistics/file000008.html |
関連ページ | e-Gov 法令検索 https://elaws.e-gov.go.jp/ 観光庁 https://www.mlit.go.jp/kankocho/index.html 観光立国推進基本計画 https://www.mlit.go.jp/kankocho/kankorikkoku/kihonkeikaku.html 観光庁所管法令 https://www.mlit.go.jp/kankocho/about/houritsu.html |
その他、履修生への注意事項 | 本講義は対面形式で行います。授業開始時及び終了時の挨拶励行。遅刻及び私語は厳に慎むこと。その他、他の学生の迷惑になる言動は退室を命じる場合があります。 また、講義後半では外部講師(弁護士)の方を招聘する回を設けることを予定しています。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】 |