科目名 | コンベンション管理(MICE) | |
担当者 | 守屋 邦彦 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | MICEの構造や役割、観光政策・観光地づくりとの関係について学ぶ | |
授業の達成目標 | MICEを構成するM,I,C,Eの開催目的、開催意義等の各特徴やビジネスモデルの理解、それらの課題に関する基本的な知識を学び、説明が出来るようになる。 また観光立国に向けての国や地方自治体の観光政策におけるMICEやIR推進(統合型リゾート)の位置付け等を理解し、レジャートラベルとビジネストラベルの相違等についても理解し、説明が出来るようになる。 |
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今年度の授業内容 | まず、MICEとはどのようなものなのかの基本的な事項と、観光政策の中でどのような意味・役割があるのかを学びます。 その上で、MICEの誘致・開催に関わる主体とはどのようなものがあるのか、それぞれの役割について学びます。 そして観光地づくり、IRの整備、ビジネスとレジャーが融合した旅行などが、MICEとどのような関りがあるのか、より広い視点でMICEを考えていきます。 |
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準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | MICEは学生の立場では体験することが少ない分野なので、講義前に参考文献や関連ページなどを読み、イメージを掴んでおくようにしてください。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | MICEに関する雑誌や記事に積極的に目を通すとともに、観光との関りを意識しながらMICE(イベント等)に参加し、そこで気付いたことなどを自分なりにまとめておくこと。 | |
第1回 | 講義概要の説明 本講義の狙いや各回の講義内容について概説する。 |
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第2回 | MICEの意味と意義 MICEの意味や開催目的、MICEの変遷などについて学ぶ。 |
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第3回 | MICEの現状と政策 MICE開催の現状や、MICE推進に関する国の政策などについて、アジアや欧米などの現状と併せて学ぶ。 |
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第4回 | MICEの各分野① M(Meeting)、I(Incentive)の構造や現状などについて学ぶ。 |
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第5回 | MICEの各分野② C(Convention)の構造や現状などについて学ぶ。 |
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第6回 | MICEの各分野③ E(Exhibition/Event)の構造や現状などについて学ぶ。 |
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第7回 | MICEを誘致・開催・運営する組織 行政やコンベンションビューローといった、MICEの誘致・開催を進めていく組織の役割や活動などについて、また、PCO(Professional Congress Organizar)やDMC(Destination Management Company)などの、MICEを運営する組織の役割や活動などについて学ぶ。 |
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第8回 | MICEを開催する施設 MICEを開催するための施設(会議場、展示会場)の整備の現状や運営、また、参加者に特別感を感じてもらうために活用する施設「ユニークベニュー」の意義や活用の現状などについて学ぶ。 |
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第9回 | MICE開催に関わるビジネス 宿泊、交通、飲食など、MICE開催に欠かせない関連産業・ビジネスの役割や現状などについて学ぶ。 |
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第10回 | MICEと観光地づくり より良い観光地づくりを進める上でMICEがどのように機能するべきかなどについて学ぶ。 |
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第11回 | MICEとIR 現在、日本においても整備が進められようとしているIR(Integrated Resort)について、検討経緯や現状などについて学ぶ。 |
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第12回 | MICEの開催前後の旅行 MICEの開催前後に休暇を取って旅行をするBleasureなど、MICEの開催前後に旅行者の動きや取組などについて学ぶ。 |
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第13回 | 講義の振り返り/総括 講義の振り返りを行い、MICEの全体像を改めて理解する。 |
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授業の運営方法 | 適宜資料を配布し、講義形式を中心に質疑応答を交えながら、授業を進めます。MICEは聞きなれない言葉だと思いますが、M,I,C,Eそれぞれについてどのようなものかを学びながら、観光政策や観光地づくりにとってどのような関係があるのかについての理解が深まるようにしていきます。なお、学生の理解度及び講義の進捗状況、新たな法制度の動き等により講義内容・順番は変更することがあります。 遠隔授業の実施に関しては、Microsoft Teamsによるリアルタイム授業を基本とする(チームコードは事前に通知する)。具体的な内容は「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の最後に提出を求めるコメントシートでの記載内容に対して、次回講義の最初に講評を行う。 授業終了後、全体的な講評等をポータルにて配信する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 80% | 本講座で学んだMICEそのもの及び観光政策・観光地づくりとの関係などについての理解度を確認する。 |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 20% | 各回講義後に提出を求めるコメントシートの提出状況と内容により総合的に評価する |
その他 | 0% | 実施しない |
テキスト | 授業時に随時資料を配付します。 |
参考文献 | 『MICE入門編 日本再興のカギ』/(株)コンベンションリンケージ/ダイヤモンド社/2021年/1,800円 『イベント&コンベンション概論 第3版』/(株)JTB総合研究所/2016年/2,750円 『展示会産業概論~はじめて展示会に関わる人のための入門書~』/経済産業省/2014年/無料(※以下よりダウンロード可能) https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/1.hyoushi.pdf |
関連ページ | 観光庁 https://www.mlit.go.jp/kankocho/index.html 観光庁(MICEの誘致・開催の推進) https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/mice.html日本政府観光局(JNTO) https://www.jnto.go.jp/jpn/ 日本コンベンション協会 https://jp-cma.org/ 日本展示会協会 https://www.nittenkyo.ne.jp/ 日本イベント産業振興協会 https://www.jace.or.jp/ ICCA International Congress and Convention Association https://www.iccaworld.org/ UFI The Global Association of the Exhibition Industry https://www.ufi.org/ |
その他、履修生への注意事項 | 本講義は対面形式で行います。授業開始時及び終了時の挨拶励行。遅刻、無断欠席及び私語は厳に慎むこと。その他、他の学生の迷惑になる言動は退室を命じる場合があります。 遠隔授業については、Microsoft Teamsを利用し、リアルタイムで行います。初回授業の前に履修生宛にTeamsのコードを伝えるので、遠隔授業の日はTeamsにアクセスし、コード入力をしてチームに参加してください。また、遠隔授業をリアルタイム配信する際には授業内で出欠の確認をします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】 |