科目名 | 観光メディア論 | |
担当者 | 中村 仁 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | メディア論と観光学の接点を踏まえ、「メディア化する観光」「メディアが扱う観光」について考察する。 |
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授業の達成目標 | 「観光」と「メディア」それぞれの概念を理解して、両者の関係性が理解できるようになることを目指す。 特に、自分の身近な生活世界にも観光とメディアの関係性が潜んでいることを体感してその面白さに気づき、専門用語を使って両者の関係性を説明できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 観光とメディアには密接な関係がある。テレビや雑誌などこれまでのメディアやインターネットやスマホなどの新しいメディアが観光にどう影響しているか実体験から考える。さらに、観光地がメディア媒体としての機能を捉え、観光地の持つメッセージ性について考察し、観光とメディアの関係性について総括する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に教科書の関連箇所を読み、内容を理解しておく。授業後は内容を振り返り、復習ノートなどにまとめ、理解を深めること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 教科書の該当部分を読む他、ニュース等で気になる記事や心に残った記事を切り抜くなどの情報収集を行うこと。 | |
第1回 | 観光メディア論の概要 | |
第2回 | 観光の記号とメディア:観光する私たちはそのとき何を見ているのか | |
第3回 | 映画観光と住民運動:板東俘虜収容所の再発見 | |
第4回 | 観光地と場所イメージ:メディアがつくる他所への憧れ | |
第5回 | バックパッカーたちのメディア:バックパッキングとその社会的機能の変容 | |
第6回 | 水の都・松江の夕日:ハーンの旅行記と八景の「遺伝子」 | |
第7回 | モバイルメディアとツーリズム:リアルとバーチャルの融合 | |
第8回 | ツーリズムとしての音楽フェス:「みる」から「いる」へ | |
第9回 | 写真と語り:写真を撮るとき,見るとき,語るとき | |
第10回 | メディア・コンテンツ・観光:アニメ聖地巡礼とコンテンツツーリズム | |
第11回 | 「ご当地」はどこにあるのか:ゆるキャラとB級グルメのコンテクスト | |
第12回 | 観光とセルフ・オリエンタリズム:観光事業にみる日本のナショナルな文化表象 | |
第13回 | メディアとしての観光:観光化とリアリティ変容 | |
第14回 | 「再帰性」のメディア:近代を駆動させるドライブとしての観光・まとめ | |
授業の運営方法 | 原則として講義とし、適宜討論等を行う。 なお、この科目はオンライン授業の対象科目である。そのためオンデマンド型(予め収録した授業内容の動画を一定の期間配信しポータルやメールを用いて質問や議論を行う方法)によって実施する。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業内課題等の実施後、次回の講義にて解説や講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | なし |
小論文・レポート | 55% | 定期試験に代えてレポートとする。(レポートの内容と形式で評価) |
授業参加 | 45% | 授業における議論等への参加度や授業内課題の提出の有無・内容を評価 |
その他 | 0% | なし |
テキスト | 遠藤 英樹・寺岡 伸悟・ 堀野 正人 編著「観光メディア論」ナカニシヤ出版 |
参考文献 | 都度指示する。 |
関連ページ | 都度指示する。 |
その他、履修生への注意事項 | さまざまなメディアに関心をもつことを期待する。 本科目に関連する学習内容について現実の状況をより深く学ぶことを目的として外部講師を招聘する場合がある。 この科目はオンライン授業対象科目のため、毎回の授業の際に実施するコメントシートの提出をもって出欠の確認とするので注意すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】 |