科目名 | 基礎ゼミナール(観光) | |
担当者 | 臺 純子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 2年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 映画を題材とした観光の文化史 | |
授業の達成目標 | 「基礎ゼミナール」は、1年次に履修した基礎的な科目の学習をふまえ、研究の基礎的知識と方法論を学び、後期課程の演習につなげる科目です。 「観光」について学ぶ入り口はさまざまですが、この授業では、主に映画を素材として、観光の文化史を考える意義と方法を学び、そのうえで、実際に、自分が選んだテーマで、観光研究の小論文を書けるようになることを授業の目標とします。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 |
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今年度の授業内容 | 客船を舞台にしたさまざまな時代設定の映画を、時系列でみていくことで、観光を取り巻く社会的な変化を整理・分析できることを事例として紹介します。その研究手順や分析方法などを参考にして、自分が選んだテーマについて、「観光」の社会的・文化的背景をふまえた分析・考察を、小論文の形にまとめてみましょう。 トラベルライティングアワード新座賞への作品投稿は必須プログラムです。新座市観光ボランティアガイドさんの案内で、新座市内のお勧めウォーキングコースを歩きながら、応募作品執筆のための取材をする機会(授業日以外に実施、原則全員参加)を設けます。 学外実習(インターンシップ)については、遠足として、各自が希望する業種・業界のインターンシップ募集情報を収集・応募することを前提として進めます。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する講義資料や参考資料を読み、内容を理解しておきましょう。授業後は、内容を振り返り、コメントシートを期限までに提出してください。予習・復習を含めて計15時間の自習時間を確保する必要があります。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 映画に描かれた時代的・社会的背景を理解するためには、直接的な関連文献だけでなく、その時代の社会史、経済史、文化史(文学作品、アート、建築、ファッション、料理など)にも興味を拡げ、幅広い知識を得ようとする努力が必要です。図書館を十分に活用し、小論文に充実した参考文献リストが記載できるよう、自学自習を進めてください。 | |
第1回 | オリエンテーション:授業の位置づけ、授業の進め方、評価方法の説明。トラベルライティング新座賞作品応募と学外実習(インターンシップ)の説明 | |
第2回 | トラベルライティングアワード新座賞への応募(全員参加必須)に向けて:入賞作品を読んでみる | |
第3回 | トラベルライティングアワード新座賞への応募に向けて、ガイド付きウォーキングの実施要項(原則として全員参加)と日程調整 |
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第4回 | 学外実習(インターンシップ)応募企業の探し方、必要書類の準備方法、マナー講座案内など |
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第5回 | トラベルライティングアワード新座賞応募(全員参加必須)のためのガイド付きウォーキング実施 | |
第6回 | 観光史の概略、トーマス・クック以前と以後 |
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第7回 | 客船を舞台とした映画の概略、映画『タイタニック』から読み取れること 1 社会構造 | |
第8回 | 映画『タイタニック』から読み取れること 2 社会における女性の地位と位置づけ |
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第9回 | 映画『タイタニック』から読み取れること 3 階級社会から階層社会への変化と観光の形 | |
第10回 | 映画『海の上のピアニスト』、『ポセイドン・アドベンチャー』、『スピード2』から読み取れること 1 観光の大衆化 | |
第11回 | 映画『海の上のピアニスト』、『ポセイドン・アドベンチャー』、『スピード2』から読み取れること、 2 社会的価値観の変化 | |
第12回 | 客船を舞台とした映画から学ぶ観光史・社会史。フィクションを題材とする研究における注意点、小論文課題説明 | |
第13回 | 小論文の対象作品概要と小論文の目的・構成案の発表 1 | |
第14回 | 小論文の対象作品概要と小論文の目的・構成案の発表 2、学外実習予定確認と振り返り | |
授業の運営方法 | 授業資料や予習課題などは、ポータルにアップします。 受講時には、授業資料とテキストを手元に用意しておいてください。 「その他 受講生への注意事項」を参照して、必要な準備を進めておいてください。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出されたコメントシートなどをもとに、共通する質問・疑問、典型的な誤解について、補足説明や解説を行います。 学外見学・研修調査計画などの発表時には、学生同士による質疑応答や議論を、お互いに学び合うための重要なフィードバックとして位置付け、必要に応じて、教員がコメントします。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 行わない |
小論文・レポート | 30% | 小論文(授業で学んだ研究の注意点に沿っているか、参考文献が記載されているかなどを評価する。) |
授業参加 | 40% | 課題の提出状況と発表の内容 |
その他 | 30% | トラベルライティングアワード新座応募作品などを総合的に評価する |
テキスト | 必要に応じて資料を配布します。 |
その他、履修生への注意事項 | 授業終了後のコメントシート提出をもって出席とします。 授業資料などは、原則として、ポータルに配信します。 トラベルライティングアワード新座賞への作品応募を必須とします。トラベルライティングアワード新座賞応募(全員参加必須)のためのガイド付きウォーキング(授業日1回分として授業日以外に設定、原則全員参加)を実施します。入場料、参拝料、交通費などの費用がかかります。 新座市役所担当者や他大学の学生運営委員との打ち合わせなどを担う学生運営役員の業務があります。今年度は、本学が幹部役員を担当しますので、ぜひ学生役員に立候補してください。 学外実習(インターンシップ)については、希望する業種・業界のインターンシップ募集情報を、各自が収集・応募することを前提として進めます。2023年度は、2名が新座市商工会のインターンシップに参加しました。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】 |