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科目名基礎ゼミナール(観光)
担当者塩月 亮子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数2単位
授業の方法演習
授業題目文化と地域共創
授業の達成目標「基礎ゼミナール」は、1年次に履修した基礎的な科目の学習をふまえ、研究の基礎的知識と方法論を学び、学外実習を体験し、後期課程の演習につなげる科目です。
本ゼミでは観光産業に携わるうえで欠かせない地域文化(日本本土や沖縄の文化等)と自治体あるいは企業との結びつきに関する研究をおこないます。それにより、地域資源の発掘や地域共創の手助けができるようになり、より質の高いホスピタリティ能力やコミュニケーション能力、発想力、行動力が身につきます。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容授業では、主に学生が実習に行く地域(北海道、箱根、伊豆、沖縄など)の文化や歴史について概説します。また、学生には学外実習に関する様々な準備(実施期間の調整やグループ作り、切符や航空券の手配等)をしてもらうと同時に、訪問地域の文化や歴史、企業(ホテル・旅館、ブライダル、テーマパーク、観光協会等)や自治体の取り組み等の研究に関する発表をしてもらいます。
また、発表やレポート作成などをおこなう場合の研究倫理に関しても学びます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルに掲出する資料や発表者のレジュメ等を読み、内容や質問等を考えておくこと。また、発表に当たったときは、テーマに沿った様々な事項を調べ、それをわかりやすくレジュメにまとめ、発表準備をすること(予習8時間)。
授業後はその回の内容を見直し、重要な個所やわからなかった個所、コメントなどをまとめたり調べ直すこと(復習7時間)。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項日本や海外での地域共創に関するニュースに絶えず気を配り、必要な記事はプリントアウトやダウンロードをしてまとめておくこと。
第1回ガイダンス(授業の狙い、スケジュール、進め方の説明)
文化人類学・観光人類学に関する概説
第2回これまでの学外実習に関する概説(沖縄編)
第3回これまでの学外実習に関する概説(日本本土編:箱根・日本橋)
第4回これまでの学外実習に関する概説(日本本土編:東伊豆・北海道)
第5回学外実習の準備1(地域の文化・歴史と観光との関連性の研究)
第6回学外実習の準備2(業界や企業、自治体研究)
第7回学外実習の準備3(グループ分け、実習先の希望、宿泊先等の相談)
第8回学外実習の準備4(実習先との交渉、先輩のレポートや発表資料を参考にした実習先研究の実施)
第9回学外実習の準備5(グループによる発表準備=パワーポイントの作成)
研究倫理の解説(剽窃に対する注意等)
第10回発表1(沖縄での学外実習グループ)
第11回発表2(箱根での学外実習グループ)
第12回発表3(日本橋・東伊豆での学外実習グループ)
第13回発表4(北海道での学外実習グループ)
第14回学外実習での注意点や目標確認、これまでの授業のまとめ
授業の運営方法本授業では、日本本土や沖縄に関する文化・歴史の概説を行った後、学外実習のマッチング、履歴書作成等の指導をおこない、最終的には当該地域の歴史・文化研究、企業・業界研究をグループで実施・発表してもらいます。
また、学外実習終了後も、その成果をグループごとに発表する場を設けます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の授業終了時に、その日の授業全体のポイントを解説します。
また、発表がある回では、学生の発表内容に関して、教員が講評をおこないます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 100% 学外実習関連50%、発表30%、参加意欲・態度20%
その他 0% 実施しない
テキスト 授業の前に必要に応じてポータルから授業資料を配信します。各自、ダウンロードしておくこと。
参考文献 山下晋司編『観光学キーワード』有斐閣双書、2011年(1,944円) ISBN:9784641058910
新谷尚紀『日本人はなぜそうしてしまうのか—お辞儀、胴上げ、拍手・・・の民俗学』青春出版社、2012年(832円) ISBN:9784413043755
関連ページ shiozemi.org
その他、履修生への注意事項 希望があれば、観光業務(ブライダル業界や温泉業界等)に携わるゲストスピーカーを呼ぶ回も設けます。
なお、学外実習や発表をおこなわない場合、出席が3分の2に満たない場合は不合格(E)となりますので、注意してください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】