科目名 | ぶんきょう学 | |
担当者 | 成澤 廣修 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 新たに文京キャンパスで後期課程を開始する学生が大学の所在地「文京区」を中心とするコミュニティの概要を学ぶ入門科目である。 現在の文京区のエリアには江戸時代に幕府により湯島聖堂(昌平坂学問所)が設置され、明治初期より現在に至るまで多くの高等教育機関が集積している学びの地である。また、そこで学んだ者たちによって数多の文学作品が生み出され、輝かしい歴史と文化が積み上げられてきた「文の京」(ふみのみやこ)としての性格を色濃く現在に伝えている。 この授業では、これらの地域特性を活かし、大学周辺へのフィールドワーク等も盛り込みつつ、地域課題の発見、検証、解決方法を講義、ディスカッションを通して生み出していく。 なお、この授業は大学の所在する文京区の区長が直接講師を務める。 |
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授業の達成目標 | 文京区という地域を学ぶことで、地域で必要とされているものを掘り起こし、地域課題として設定できるようにする。その課題に対して検証・考察を深め、解決するための具体的な政策を創造かつ実践できる力をつける。 | |
今年度の授業内容 | 文京区の現状を理解するために歴史や区全体の課題等について最初の数回は講義形式で学ぶ。 その後行う「ライフ&キャリアデザイン実習」は学生の将来設計に資するものなどで必ず受講してください。 今年度のフィールドワーク実習は、5月に行うことを予定しています。天候により実施日がシラバスと変更となることがあります。 地域の「まち歩き」を通して、その良さや改善点を見出すよう努めてください。 フィールドワークで得た気づきを題材に地域資源の発掘を行ってください。これを基にそれぞれが地域振興のためのアイデアを提案し政策に落とし込むこととなります。全員にレポートの提出を求め採点の対象となります。 このほか子育て支援、子どもの貧困、高齢者福祉などについてトピックスを紹介しながら学びを深めることとします。 最後の2回ではフィールドワークに基づく学生による政策コンテストを行います。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 各回の授業で扱うテーマについて、インターネット等で情報収集してから授業に臨むようにしてください。また、授業中に数回行うリアクションペーパーの作成によって課題を整理し自分の考えをまとめるよう務めてください。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 通学の際などに日頃から大学周辺で気になること、改善すべき点などへの気づきを心がけ、授業の際に積極的に発言してください。 | |
第1回 | ガイダンス~2023朝ドラ「らんまん」ゆかりの「小石川植物園」でフェスタ開催!? | |
第2回 | 「文の京」のいま・むかし~区政の現場からみた「文の京」の現状と課題 | |
第3回 | フィールドワーク実習のねらい〜茗荷谷界隈について学んでみよう。 | |
第4回 | 女性政策について考えてみよう。「文の京」の女性たち | |
第5回 | 文京区内の公衆浴場の広報ブランディング戦略 | |
第6回 | 【必修】フィールドワーク実習:茗荷谷エリアをフィールドワークしてみよう。 ※この授業には必ず参加すること。採点対象となります。 |
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第7回 | 【必修】ライフ&キャリアデザイン実習 ※この授業には必ず参加すること。採点対象となります。 |
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第8回 | 根津地域における新たなまちづくり~「ねづくりや」の実践から~ |
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第9回 | 政策課題研究 ①子育て支援・子どもの貧困 | |
第10回 | 政策課題研究 ②地域福祉 “こまじいの家”を事例として | |
第11回 | 「文の京」に踏み込んでみよう。フミコムってなに? | |
第12回 | 政策課題研究③防災減災・安全安心 |
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第13回 | 【必修】政策コンテスト① | |
第14回 | 【必修】政策コンテスト② | |
授業の運営方法 | 講師による講義のほか、履修者間でのディスカッションを行う際は積極的に参加してください。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業終了後にリアクションペーパーの記入を求めることがあります。 リアクションペーパーとは、その授業における受講者の気づきを確認するもので、大きな認識の誤りがあった場合にはポータルを通して連絡します。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない。 |
小論文・レポート | 50% | ①ライフ&キャリアデザイン実習のレポート 25点 ②フィールドワーク実習のレポート 25点 |
授業参加 | 10% | レポートの提出がある授業回は必ず出席すること。欠席の場合は講師へ申し出て代替策の指示を得ること。 |
その他 | 40% | ①政策コンテストへの参加 10点。 ②発表内容による評価。30点満点。 |
テキスト | 必要に応じ講師からレジュメを配布します。 |
参考文献 | 必要に応じ配布します。 |
関連ページ | 文京区ホームページ http://www.city.bunkyo.lg.jp/ |
その他、履修生への注意事項 | 講師の公務の都合上,、スケジュールが変更となることがあるので履修者はポータルを適宜確認すること。また、フィールドワークは天候等により日程が変更になる場合があります。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |
実務経験の概要 | 文京区長 |
実務経験と授業科目との関連性 | 本科目は大学が所在する文京区のついて学ぶため、文京区の区長が直接講師を務めています。 |