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科目名社会をデザインする女性たち
担当者古川 晶子
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目近代日本の社会デザインの変遷と女性たちのあゆみを知る
授業の達成目標近代の日本社会がどのようにデザインされてきたかを知り、それが各時代の女性にどのような影響を与えたかを理解できるようになります。また、女性たちの歩みが、現在の社会にどのような形でつながっているかについても考えを深め、学生自身の環境や岐路における判断と関連づけ、自分の言葉で語れるようになります。
今年度の授業内容

日本の近代150年の歴史には、社会に変革をもたらそうと行動した多くの女性たちがいました。この授業では、女性を圧迫する社会の規範や慣行にとらわれるのではなく、それらを打破しようとした女性の足跡を学び、グループディスカッションなどを通じて自分ごととしてとらえます。また現在、社会を変革しようと行動している女性をゲストスピーカーとして招き、お話をうかがいます。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について講義の中で示す参考文献等の内容を確認する
グループディスカッションに積極的に参加する心構え
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項日本の女性を取り巻く状況や直面する課題に関する情報を意識的にキャッチし、それを自分の言葉で伝えることを心がける。
 第1回オリエンテーション(講座の進め方と評価の説明、自己紹介 等)
 第2回近代社会の始まりと女性
 第3回「新しい女」たちの登場
 第4回「母性保護論争」子育てと職業と自分らしさと
 第5回十五年戦争と「銃後」の女たち
 第6回戦争で女性に起きること
 第7回敗戦と女性
 第8回「戦後民主主義」と女性
 第9回経済成長と女性
 第10回世界の動きと日本の女性1
 第11回世界の動きと日本の女性2
 第12回女性の今とこれからを取り巻く社会は
 第13回ゲスト講師(予定テーマ:政治参加)
 第14回ゲスト講師(予定テーマ:セクシュアリティ)
 第15回ゲスト講師(予定テーマ:社会を変える)
授業の運営方法対面授業(遠隔授業の場合はオンデマンド=動画配信。具体的な方法は、「その他、履修生への注意事項」を参照してください)
毎回の授業後に指定するテーマでミニレポートを提出(300字程度)
提出物の受付ほか連絡にはGoogleclassroomを使用(遠隔の場合も使います)

課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法  ミニレポート回収後、数点ピックアップして紹介し、解説を加えます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 25% 学期中に提示するテーマでレポート2本提出(各1000字)
授業参加 75% 授業中のワーク等への積極的参加、および各回に提示するテーマでミニレポートを提出(300字)
テキスト 必要に応じて授業内で配布します
参考文献 授業内で紹介します
関連ページ 内閣府男女共同参画局 https://www.gender.go.jp/
国立女性教育会館 https://www.nwec.jp/
市川房枝記念会 女性と政治センター https://www.ichikawa-fusae.or.jp/
アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館 https://wam-peace.org/
女性差別撤廃条約実現アクション https://opcedawjapan.wordpress.com/
その他、履修生への注意事項   提出物の受付、各種連絡等にGoogleClassroom を使用します。初回授業の前に履修生宛てに クラスコードを伝えますので、必ずフルネームでエントリーしてください(イニシャルやニックネームは不可)

望ましい姿勢:
・積極的に授業に参加する
・授業内容で分かったこと、分からなかったことを確認する習慣をつける

特記事項:外部講師の招聘を予定
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】
カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】
実務経験の概要 さいたま市男女共同参画推進センター 事業コーディネーター
https://www.city.saitama.jp/006/010/002/index.html


埼玉県立大学看護学部 母性看護学実習 臨地実習講師(2021~)
公益財団法人 東京しごと財団 シニア中小企業サポート人材プログラム 講師(2007~)
さいたまシニアユニバーシティ 講師(2019〜)

まんなかタイムス発行人
https://twitter.com/mannakatimes

執筆
環境自治体会議環境政策研究所『SDGs自治体白書2020』(生活社 2020)
第2章 市民・企業のSDGs 達成活動「男女共同参画社会の推進:LGBT+とは」

単著
『キャリアカウンセラーという生き方 「人生の節目」を乗りこえる人を支援する仕事』(セルバ出版 2018)
実務経験と授業科目との関連性    さいたま市男女共同参画推進センター 事業コーディネーター
https://www.city.saitama.jp/006/010/002/
男女共同参画推進センターは、ジェンダー平等をすすめるために学習研修・情報提供・相談支援等の場を設定する公共施設です。
事業コーディネーターとして、次のような講座の企画を通じて、性差別のない社会づくりにかかわっています。
<R4講座より>
ライフキャリア講座 竹信三恵子さん「女が働き続けるということ」
男女共同参画週間記念事業 能條桃子さん「モヤモヤを行動に!若者から日本社会を変えていく」
生き方を選ぶ/踏み出す講座 大森三起子さん「離婚してもしなくても知っておきたいこと」
ジェンダー平等カレッジ 熱田敬子さん「ジェンダー平等で社会はどうなるか」
ケアと労働を考える講座 蓑輪明子さん「コロナ禍と女性の労働~見えること・見えにくいこと~」
性暴力防止セミナー 北仲千里さん「すべての人にかかわる性暴力を知る」
多様な性を知る講座 永易至文さん「性的マイノリティの老後・終活」
おざわじゅんこさん・森實摩利こさん「ママが元気になるジェンダー平等講座」
社会を変える女性 大谷貴子さん「難病経験から骨髄バンク設立運動へ」10/5~[オンライン]
女性の知恵で社会をデザインする講座プレセミナー 岩本美砂子さん「わたしたちの声を政治に届けるために」
国際男性デー記念講座 福島充人さん「男性は何をどう悩むのか」
DV防止セミナー 松元ちえさん「女性による女性のための相談会」が必要な理由
わたしのからだはわたしのもの講座 くどうみやこさん「子どものいない女性の生き方」
メディア・リテラシー講座 吉永磨美さん「『失敗しないためのジェンダー表現ガイド』ができるまで」
世界の女性とつながる講座 梁・永山聡子さん「ジェンダーに切り込む韓国ドラマ」
アートから学ぶジェンダー 松井久子さん「物語で伝えるということ」