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科目名社会調査入門
担当者志田 哲之
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目社会調査の基礎を学ぶ -社会調査のしくみとデータの読み解き
授業の達成目標社会調査とは、変動を続けるわれわれの社会が、今どのような状況にあり、そして自らがその社会のどこに位置するかを把握するための有力なツールの一つである。 本授業ではこの社会調査の基本的な知識の習得を目的とし、社会調査から得られたデータの読み解きや、自らが今後社会調査を実施する際の土台の形成ができるようになることを目標とする。
今年度の授業内容社会調査は、調査の企画から報告書や研究論文の作成といったプロセスからなるが、本授業では、社会学における社会調査の基本的事項を習得することを第一の目的とする。すなわち、まず社会学という学問の外郭をつかみ、続いて社会調査の歴史や目的、方法論や倫理といった社会調査の意義について学び、さらに量的調査と質的調査、統計的調査と事例研究法などの社会調査の諸類型や、実際に行われている官公庁の統計調査や学術調査、企業のマーケティング・リサーチなど、さまざまな社会調査について知識を得ることである。また同時に実際に行われた社会調査にもとづく報告書や論文をもとにデータの収集方法や分析までの諸過程に関する知識を獲得する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習・復習については毎回必須とする。
それぞれ30分〜60分を目安に、授業の各回ごとに具体的な内容を提示する。

[初回授業の準備として]
初回から電子データでの配布資料があるので、授業の前に確認しておくこと。
また事前に「社会調査協会」のサイトを開き、社会調査士とはどのような資格であるのか、あらかじめ確認しておく。
特に、その中の「学生サイト」については一通り目を通しておくこと。
※社会調査協会サイト https://jasr.or.jp
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項テレビや新聞、雑誌、インターネットなどで行われている「調査」の「方法」と「結果」に目を向けておくこと。またそれらの調査が信頼するに値するものなのか、常に検討するように心がけること。
第1回ガイダンス −授業の進め方、評価方法、社会調査とはなにか


第2回社会調査の歴史 −社会学と社会調査の歴史
第3回社会調査における倫理
第4回社会調査の目的(1)−問題意識の立て方
第5回社会調査の目的(2)−調査目的と対象者の選定
第6回調査方法論(1)−郵送調査
第7回調査方法論(2)−面接調査
第8回社会調査の方法と実例(1)−量的調査
第9回社会調査の方法と実例(2)−質的調査
第10回社会調査の方法と実例(3)−統計的調査
第11回社会調査の方法と実例(4)−事例研究法
第12回さまざまな社会調査(1)−官公庁による統計調査や学術調査
第13回さまざまな社会調査(2)−世論調査やマーケティング・リサーチなど
第14回まとめ(授業内試験)
授業の運営方法講義形式をとる。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業各回に回収するコメントについては、その次の授業でリプライ等を行う。コメントにおいては、受講して考えたことや質問、要望を受け付ける。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
その他 70% 授業最終日に試験を実施する。これを定期試験の代替とする。
小論文・レポート 30% 文献講読レポートを3回課し各10%、計30%とする。
授業参加 0% 授業毎にコメントの提出を求めこれを出席とする。ただしこれは成績評価のポイントとはしない。
その他 0%
テキスト 指定教科書はなし。ポータルにてレジュメを配布する。予習や復習に活用すること。
参考文献 授業内にて適宜指示する。
関連ページ 社会調査協会サイト https://jasr.or.jp
その他、履修生への注意事項 ・シラバスで示す授業スケジュールは目安である。学生のニーズや理解・社会状況によって変更する場合もある。

・出席は全出席、提出物はすべて提出を前提に授業を行う。跡見学園女子大学の学生は、真面目で誠実な学生ばかりであるから、多くの注意が必要だとは考えていない。体調不良等で欠席をする場合は、大学所定のルールに則って手続きをすること。また1回限りの授業の欠席や遅刻についての連絡を教員にする必要はないが、複数回連続して欠席をせざるを得ない場合には、大学の教務課にコンタクトをとること。

・病気や怪我等々、修学にあたっての困難が生じた際には遠慮をせずに授業コメントや口頭で相談をしてほしい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 観光デザイン学科】
カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】