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科目名生活環境マネジメント学演習IB
担当者赤松 瑞枝
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目住生活と環境マネジメントⅠB
授業の達成目標住生活に関わる様々な課題について、受講生各自の視点から問題点を抽出し、考察。独自性を持ち、且つ具体的な解決策を導き出してまとめることが出来るようになることを目標とする。本演習では、プレゼンテーション力を磨くと共に、各自が提案した解決案の妥当性を検証する力を身につける。
今年度の授業内容本ゼミでは、「フェーズフリー」を分析・考察のテーマとする。世界でも有数の災害大国である我が国では、防災意識は高まりつつあるが、新型コロナウィルス発生に伴い、避難のあり方や防災への備え方が見直されている。フェーズフリーとは身のまわりにあるモノやサービスを、日常時、非常時共に役立てるという考え方であり、近年注目されつつある。
そこでまず、災害への備え方や避難のあり方に関する近年の実態や問題点について、文献研究によって多角的に調査する。併せてフェーズフリーが提唱されるようになった背景や該当するモノやサービスについても把握する。。次に首都直下型地震が発生した場合に文京区にどのような被害がもたらされるか、また区内避難所ではどのような問題が起こり得るかについて、各自が調査し、解決すべき問題点を抽出する。最後に、それらの課題をフェーズフリーの考え方をもとに解決するためにどうしたら良いか、グループディスカッションによって考察し、対策案をまとめる。
以上の課題に対する取り組み過程や提案は、ゼミのホームページ、Instagram、Twitterによって発信する。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に指示された内容について調査、検証し、その結果をパワーポイントにまとめて、Teams内の指定されたフォルダにアップロードする。他のゼミ生のパワーポイントにも目を通し、質問を準備しておくこと。
事後は、ゼミ生からの質問内容や教員からの講評を踏まえて自分の発表内容を改良しておくこと。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項研究を左右するのは適切な情報収集力と考察力である。日頃から住宅や住生活に関連し、さらに自らが興味や関心を抱く情報を収集、整理して読み込んでおくこと。また、自らの住宅や住生活に目を向け、不便に感じる点はどこか、解決するにはどうしたらよいか、を考える訓練を重ねること。
 第1回ガイダンス
 第2回震災や避難に関する文献研究(1)
 第3回震災や避難に関する文献研究(2)
 第4回フェーズフリーに関する調査
 第5回問題点の抽出と精査(1)
 第6回問題点の抽出と精査(2)
 第7回実態調査の計画(1)
 第8回実態調査の計画(2)
 第9回調査の実施と結果の集計(1)
 第10回調査の実施と結果の集計(2)
 第11回調査結果の考察と課題解決の方向性検討(1)
 第12回調査結果の考察と課題解決の方向性検討(2)
 第13回解決案の作成(1)
 第14回解決案の作成(2)
 第15回総括
授業の運営方法演習とディスカッションを織り交ぜて行う。
対面授業参加者はTeamsにアクセス可能なパソコン等を持参すること。
遠隔授業実施に関しては、双方向のリアルタイム授業となる。
具体的な内容は「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
詳細はガイダンスにて解説する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の発表内容に対して、教員が講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 80% 積極的・協力的な参加態度によって評価する
その他 20% 小レポート
テキスト 特になし。
参考文献 西野弘章「避難所に行かない防災の教科書 」扶桑社  2020年 1760円
ISBN-13 : 978-4594085575
関連ページ 適宜紹介する
その他、履修生への注意事項 <遠隔授業について>
Microsoft Teamsを使用し、リアルタイムで行います。初回ゼミの前に履修生宛にTeamsのコードを伝えるので、遠隔授業の日はTeamsにアクセスし、コードを入力してチームに参加してください。

<遠隔授業での出欠のとり方について>
ゼミ開始時に確認します。ミュートを外して、教員からの呼びかけに応えてください。

〈遠隔授業での成績評価の方法について〉
対面授業と同様の評価を行う。

<その他>
成果物を文京区防災課主催の「防災フェスタ」への出展を行う予定です。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】