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科目名環境法学
担当者宮崎 正浩
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目法律による環境保全
授業の達成目標人間の様々な活動が環境汚染を通じ、人々や野生生物に対し負の影響を与えています。このような環境問題を解決する手段として、人の行為に対して法的強制力のある環境法は極めて重要です。
本授業の目的は、環境問題を解決し、健全な環境を実現するために制定されている環境法を理解し、具体的な環境問題の解決策を考えることです。
本授業の目標は、環境問題の具体的な事例について、環境法による解決策を考え、それを論理的に説明できるようになることです。
今年度の授業内容授業では、最初に、環境法の歴史を概観し、その事例として水俣病を取り上げ、なぜ環境法が必要なのかを理解します。その後、環境法の基本的枠組みとして、基本原則、予防原則、環境行政手法などの理論を学びます。次に具体的な環境問題として、大気汚染、水質汚濁、自然保護、循環型社会形成、廃棄物処理、環境アセスメント、原子力発電、訴訟に関する法律の現状と課題を検討します。最後に気候変動などの国際環境法について学びます。
本授業では、環境問題や法律の基礎知識から説明し、具体的な事例を紹介しながら、平易な言葉を用いて説明します。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について毎回の授業の前日にポータルに掲示する授業資料(パワポ)を見て、概要を理解し、疑問点を整理しておいてください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項毎回の授業で教員から出される課題について解答をポータルのアンケートから提出する。また、毎回の授業内容に対する質問をポータルのアンケートから提出する。
合計60時間
 第1回イントロダクション
 第2回環境法の歴史
 第3回事例(水俣病)
 第4回環境法の基本原則
 第5回予防原則
 第6回環境行政の手法
 第7回大気汚染・水質汚濁の防止
 第8回自然保護
 第9回循環型社会形成
 第10回廃棄物処理
 第11回環境アセスメント
 第12回原子力発電
 第13回訴訟
 第14回国際環境法(気候変動枠組条約など)
 第15回まとめ
授業の運営方法毎回の授業はパワポを使って講義します。パワポは、ポータルの授業資料に原則として前日に掲示しますので、事前に見てください。
毎回の授業の最後に課題を出します。受講生はその課題に対する解答を作成し、ポータルのアンケートで提出してください。また、受講生は、授業内容に対する質問をポータルのアンケートで提出してください。
定期試験はありません。期末に小論文課題を出します。受講生は解答をワードで作成し、ポータルの「課題提出」から提出してください。
遠隔授業の実施はTeamsによるリアルタイム授業とします。具体的には「その他、履修生への注意事項」を参照してください。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回の課題については次の回でコメントします。また、授業内容に対する質問への解答は文書で次の回に回答します。
期末小論文については、後日ポータルからフィードバックします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 60% 期末に提出する小論文の内容で評価
授業参加 40% 毎回の授業で出す課題への解答
テキスト なし
参考文献 考えながら学ぶ環境法/畠山武道/三省堂/2013年/1800円+税 978-4-385-32245-2
環境法第4版/大塚直/有斐閣/2020年/4800円 978-4-641-13790-5

関連ページ なし
その他、履修生への注意事項 授業内容についての質問を歓迎します。
遠隔授業となった場合には、Teamsを使ったリアルタイム授業を行います。ポータルの授業資料にてTeamsのコードを掲示します(授業の出欠確認はポータルの出欠機能(スマホ入力)を用います)。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】
実務経験の概要 国家公務員
実務経験と授業科目との関連性 環境保全に関する行政経験を基に授業を行います。