科目名 | 社会保障論 | |
担当者 | 林 葉子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 私達の生活と社会保障制度の関わりを学ぶ | |
授業の達成目標 | 社会保障は、私達の各ライフステージに密接に関わっている重要な制度である。大学生でも20歳になれば年金保険料の納付が義務づけられ、就職すれば健康保険料や雇用保険料等も給料から強制天引きされる。近年、消費税の増税が社会保障制度の維持に不可欠なものとして議論されるようになってからは、一層身近なテーマとなってきた。毎年増え続ける医療費を誰が負担すべきか、少子高齢化により年金制度は破綻しないのか、生活保護の急増は抑制すべきか等、様々な議論が巻き起こっている。授業では、ビジネスでも家庭生活においても必須アイテムとなる社会保障の基礎知識を体系的に学修し、その上で今後の社会保障制度の在り方について、学生自らの考察を踏まえ論述できるようになる。 | |
今年度の授業内容 | 社会保険の個別制度(健康保険、介護保険、年金保険、雇用保険、労災保険)の沿革と制度の概要、社会保険の実施体制、少子高齢社会における社会保障の諸問題について取り上げ、テキストと最新のメディア報道等を併用しつつ学修する。また、それぞれの制度がどのように、女性のワーク・ライフ・バランスに役立つかについても考察していく。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に教科書の提示されたページと、ポータルの「授業資料」に掲示する各回の講義用資料を読み、疑問に思うことを予め整理し、課題提出時に記述する。講義終了後は提示された課題に取り組み、授業内容を復習すること。予習、復習の課題を、毎週、締め切り日(毎週土曜日の23時00分)にポータルから提出すること。 予習の時間:1時間程度 復習の時間:1時間弱 なお、課題の提出の方法はガイダンスで説明する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 少子高齢化の進展により社会保障制度改革が国の重大問題となっているので、各種マスコミ報道を注視すること。関心を持ったテーマには教科書やネットで等で調べる習慣をつけておくこと。 | |
第1回 | ガイダンス(現行社会保障制度の概要と課題) | |
第2回 | 医療保険制度1:健康保険制度 | |
第3回 | 医療保険制度2:財源問題 | |
第4回 | 医療サービス体制 | |
第5回 | 介護保険制度1:制度概要、通所介護 | |
第6回 | 介護保険制度2:施設介護 | |
第7回 | 介護保険制度3:在宅介護 | |
第8回 | 年金保険制度1:年金の仕組み | |
第9回 | 年金保険制度2:制度改革 | |
第10回 | 育児と子育て支援(育児休業制度) | |
第11回 | 生活保護とセーフティーネット | |
第12回 | 雇用保険制度と働き方改革 | |
第13回 | 労働者災害補償保険 | |
第14回 | 社会保障制度改革 | |
授業の運営方法 | 学生は、予習として教科書の提示された部分を読み、毎回、課題提出と同時に疑問点を提出する。授業では、教員が作成するスライドと教科書に沿って各テーマを概説する。資料は遅くとも講義日の2日前まで位にポータルの授業資料欄にPDFファイルとして掲示する。教員作成資料のかわりに、インターネットより社会保障制度の関連省庁のサイトの解説を利用するときもある。URLを提示するので、資料として予習に使用する。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題の回答説明を毎授業の最初に行う。 予習で、提出された疑問点には、授業内で説明しながら回答する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 40% | 履修人数によっては期末レポートになりうる |
小論文・レポート | 40% | 毎授業、授業内容に関連した課題を10問程度提示する。7回以上提出すること |
授業参加 | 20% | リアクションペーパーの提出 |
その他 | 0% | 実施しない |
テキスト | はじめての社会保障(最新版)/椋野美智子・田中耕太郎/有斐閣/¥1,800+税 |
参考文献 | 「社会保障入門第20版」中央法規、2023年 ¥2,500+税 |
関連ページ | 内閣官房:社会保障と税の一体改革 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/ 厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/ |
その他、履修生への注意事項 | ①出欠確認はスマホ出席機能を用いて実施する。授業開始時に当日の出席コードを発表するので、履修生各自でスマホに4桁のコードを打ち込んで出席登録する。 ②授業に関する質問はポータルのQ&Aを利用することも可能。 ③毎回課題が提示されるので、毎週土曜日の23時00分までに、ポータルの「課題提出」にて、提出すること。締め切りに注意。締め切り時間を過ぎたものは加点されないので、注意すること。課題の提出の方法はガイダンスで説明する。 ④定期試験が遠隔で実施される場合は、ポータルの「課題提出」に試験問題と解答用紙(Word文書)を掲示するので、時間内にWordで答案を作成し課題提出機能を利用し提出する。 ⑤ポータルでのファイル提出、遠隔試験では、ファイルの取り違えによる白紙答案提出や、ボタン操作ミスによる答案未提出が頻発するので十分注意すること。 ⑥課題提出が半分以下の場合には、期末テストを受けることができないので、注意すること。 ⑦教科書はよく読んで理解すること。質問は積極的に行うこと。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 起業家、企業代表、産業カウンセラー |
実務経験と授業科目との関連性 | 企業経営、人材育成、産業カウンセラーなどを経験している実務家の講義を通して、現行社会保障制度の抱える各種課題について修得する。 |