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科目名消費者のための法律
担当者赤松 瑞枝
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目取引被害と安全面から消費者法を考える
授業の達成目標消費者基本法にうたわれている、消費者が果たすべき3つの責任(情報の取捨選択、公正な取引の実現、消費行動の影響の自覚)をどのように果たしていくのか、具体的・実践的な解決方法を提示できるようになる。
今年度の授業内容まず、情報の取捨選択の責任をどのように果たすかについて、オンラインショッピングでのトラブルや製品事故の事例を通して学ぶ。次に、クーリングオフの実施方法、著作権侵害を防ぐ方法、クレーム発生の仕組みと対応方法を学び、公正な取引をどのように実現していくか理解する。最後に、消費行動が地球環境に与える影響を自覚するために、エシカル消費の意義と実践方法を、注目されるようになった社会的背景や国内及び海外での事例、グリーンウォッシュの見極め方を踏まえて学ぶ。これらの学習にあたっては、消費者基本法の他、特定商取引法、改正特定商取引法、製造物責任法、著作権法など関連する法律も紹介する。総括として、消費者がどのような責任をどのように果たすべきか、自分の意見を具体的事例を挙げながら記述する機会を設ける。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について講義前には、各回のテーマに関する事故やトラブルの事例を各自で収集し、目を通しておく。
講義後には、学習内容を振り返り重要ポイントを整理したり、テーマに関する自分の考えをまとめたりする。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項予習と復習に取り組むこと。
講義の達成目標を毎回設定し(復習クイズの正答率を上げる、ミニレポートの記述の精度を上げるなど)、達成できたかどうか、不足点を補うにはどうしたらよいか、検討すること。

第1回ガイダンス
第2回ダークパターンの見極め方
第3回オンラインショッピングの被害を防ぐために
第4回製品の安全性の見極め方
第5回購入商品がリコール対象になった場合の対処法
第6回契約トラブルが生じやすい取引
第7回クーリングオフの実施方法
第8回身近な生活の中の著作権トラブル
第9回著作権侵害をしないために
第10回クレーム発生の仕組みと対応方法
第11回クレームとカスハラの見極め方
第12回消費行動が地球環境に与える影響
第13回エシカル消費を実現させるために
第14回総括
授業の運営方法まず、テーマに関する問題意識を共有するために、ショート動画を視聴する。
次に教員がプレゼンテーション資料を用いて、キーワードの定義、トラブル発生原因や被害の実態、関連法律制定の社会的背景や意義等を解説する。受講生は解説を聞きながら、重要と思われる内容を各自ノートテイキングする。
さらに、ポイントとなる項目について、受講生自身が調べたり、考えたりする時間を確保し、分かったことや意見をリアルタイムで共有する。
最後に、受講内容を整理したり、テーマに関するトラブルの実践的な解決方法を考えたりするために、ミニレポートを作成し提出する。
ミニレポートの受領によって出席とする。
最終講義(第14回)では総括レポートを作成する。


課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法ミニレポートについては、回収した翌週の講義冒頭にて、全体的な講評を行う。
総括レポートについては、採点終了後、ポータルで講評する。
なお、いずれにおいても、受講生の同意が得られれば、模範解答を匿名にて紹介する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 60% ミニレポートの合計点
その他 40% 総括レポートの点数
テキスト 指定しない
参考文献 ・18歳から考える消費者と法[第2版]/坂東俊矢・細川幸一著/法律文化社/2014年/2,200円(税別)/ISBN 978-4-589-03612-4
・大学生が知っておきたい消費生活と法律/細川 幸一/慶應義塾大学出版会/2018年/1,800円(税別)/ISBN-10: 4766425693/ISBN-13: 978-4766425697
関連ページ 適宜紹介します
その他、履修生への注意事項 講義中、皆さんに調べていただいたことや考えていただいたことをクラス内で共有しますが、その時はリアルタイムで回答結果を表示できるオンライン上のアンケートサービスを使用します。
毎回講義前にアクセスするためのURLをポータルで掲示します(無料で利用できます)。
インターネットに接続可能なノートパソコンやタブレット端末等を持参して受講してください。

解説に使用するプレゼンテーション資料は講義中にのみ提示しますので、各自筆記用具とノート類を持参し、ノートテイキングを行ってください。公欠者には別途対応します。

ミニレポートを作成する用紙(B6サイズ、10行、横書き)及び総括レポートを作成する用紙(A3サイズ、横書き)は教員が配布します。
直筆で書き込んでください。
総括レポート作成時には、自ら作成したノートのみ参照可能とします。電子機器類の使用は不可です。

詳細はガイダンスにて説明しますので、受講希望者は必ず第1回講義に出席してください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】