科目名 | 消費者のための法律 | |
担当者 | 赤松 瑞枝 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 取引被害と安全面から消費者法を考える | |
授業の達成目標 | 第一段階として、消費者事故・トラブルの状況路事例を通して理解し、事故及びトラブルの原因と再発防止のために必要なことについて説明できるようになることが、達成目標である。第二段階として、安心・安全な消費生活を送るために企業はどのように行動すべきか、また消費者はどのように行動すべきか、具体的な提案が出来るようになることが、達成目標である。 | |
今年度の授業内容 | まず、消費者基本法の概要と意義、著作権法の概要と身近な生活上の著作権トラブルについて学ぶ。次に主としてインターネット取引に関する被害の事例と判例評釈を通して、トラブルの原因と再発防止のために必要なことについて考える。また、事業者の債務やクーリングオフへの対応、クレームへの対応など、企業が果たすべき責任と適切な対応方法について学習する。最後に、PL法の概要と成立の背景、関連する被害事例を通して、PL法の意義やトラブル防止のために有効な手法について考える。総括として、身近な生活上の安全に関する問題点を抽出し、解決策を考え、各自が提示する。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 講義前には、配信される事前学習用のショート動画を視聴し、各回のテーマやゴール、学習の目的、学びの流れを把握すること。Thinking Time に示される重要語句の意味調べを行うこと。 講義後は、知識の応用問題やForms で作成された復習問題に取り組むとともに、理解しにくかった箇所について講義内容確認動画を繰り返し視聴し、知識の定着を図ること。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 予習と復習に取り組む。 加えて、身近な生活上の問題、特に消費者事故やトラブルに関する問題に興味・関心を持ち、情報収集をしたり、それらについて考える機会を作ることができると良い。 |
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第1回 | ガイダンス | |
第2回 | 消費者問題の変遷と近年の特徴 | |
第3回 | 消費者基本法の概要と意義 | |
第4回 | 著作権法の概要と著作権 | |
第5回 | 身近な生活上の著作権トラブル | |
第6回 | 民法改正(成年年齢引き下げ)による生活の変化 | |
第7回 | 企業の責任や対応を考える その1. クーリングオフへの対応について | |
第8回 | 企業の責任や対応を考える その2. クレームへの対応について | |
第9回 | 製造物責任法(PL法)の概要と成立の背景 | |
第10回 | 製品事故と企業のコンプライアンス態勢 その1.リコールとリスクアセスメントの概要 | |
第11回 | 製品事故と企業のコンプライアンス態勢 その2.事例紹介 | |
第12回 | 製造物責任法に基づく裁判事例の解釈 その1.女性の被害事例 | |
第13回 | 製造物責任法に基づく裁判事例の解釈 その2.高齢者の被害事例 | |
第14回 | 製造物責任法に基づく裁判事例の解釈 その3.子どもの被害事例 | |
第15回 | まとめ | |
授業の運営方法 | プレゼンテーション資料(インターネット上で視聴可能)を用いた講義を行う。 みなさん自身が考えたり、調べたりする時間もある。 対面授業参加者はインターネットにアクセス可能なパソコン等を持参すること。 講義後には、講義中に示した資料に音声で解説を加えた動画を配信する。 遠隔授業の実施に関しては、オンデマンド方式(動画配信)になる。 具体的内容は「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポート回収後、全体的な講評や模範解答をポータルにて配信する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 25% | 期末レポート |
授業参加 | 65% | 復習問題の正答率 |
その他 | 10% | 取り組み評価レポートの提出 |
テキスト | 指定しない |
参考文献 | ・18歳から考える消費者と法[第2版]/坂東俊矢・細川幸一著/法律文化社/2014年/2,200円(税別)/ISBN 978-4-589-03612-4 ・大学生が知っておきたい消費生活と法律/細川 幸一/慶應義塾大学出版会/2018年/1,800円(税別)/ISBN-10: 4766425693/ISBN-13: 978-4766425697 |
関連ページ | 適宜紹介します |
その他、履修生への注意事項 | 〈遠隔授業の実施方法〉 ポータルの掲示に、動画視聴のためのURL(リンク付き)を示すので、クリックして視聴する。 動画内にはみなさん自身が考えたり、調べたりする時間もある。 〈遠隔授業での出欠のとり方について〉 出欠確認用のFormsのURL(リンク付き)を、講義用動画のURLを示すのと同じ掲示にて示すので、クリックして必要事項を入力し、送付する。 期日までに回答を受信できた場合に出席とする。 〈遠隔授業での成績評価の方法について〉 対面授業と同様の評価を行う。 〈外部講師招聘〉 外部講師による講演会を実施する場合がある。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |