科目名 | 消費者問題 | |
担当者 | 天海 弘 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 食を中心とした消費者問題 | |
授業の達成目標 | 消費者の権利と責任および消費者の自立について理解し、それに基づいた意思決定と消費行動ができる能力を育むために、消費者問題について取り扱う。講義を通じて行政や企業そして消費者の役割と責任について理解を深め、自らの消費者行動の根拠を他者に説明できるようになることを目標とする。 | |
今年度の授業内容 | 消費者問題の歴史や背景を概説してから、題材として身近な食に関する問題を中心に取り上げる。これまでに実際に起きた消費者問題を説明した上で、今後の行政、企業、消費者の役割や責任そしてこれからの課題について解説し理解を深める。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にTeamsに掲示する各回の講義資料を読み、疑問に思うことをあらかじめ整理しておくこと。講義終了後は掲示資料や授業内容のメモなどを必要に応じて見直し、自分なりにまとめなおして理解を深めておくこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | TVや新聞、インターネットなどから消費者問題(特に食関連)にかかわる出来事を収集し、関連情報とともに概要をメモしておくこと。 | |
第1回 | ガイダンス | |
第2回 | 消費者問題とは | |
第3回 | 消費者運動の歴史と行政の関わり | |
第4回 | リスクと安全・安心 | |
第5回 | 食品ロス | |
第6回 | 食品表示 | |
第7回 | 食物アレルギー | |
第8回 | 食品添加物 | |
第9回 | 健康食品 | |
第10回 | 食中毒 | |
第11回 | メーカーの取り組み | |
第12回 | 化粧品 | |
第13回 | まとめ | |
第14回 | 講義内試験と解説 | |
授業の運営方法 | ・パワーポイント等による講義や必要に応じて関連動画の視聴を行う。 ・授業中に提示される課題(コメントシート等)の提出をもって出席とするが、未提出であったり不十分な内容の場合は欠席とする。 ・印刷用資料は授業前日までにTeamsに掲示する。紙ベースの資料配布は行わないので、必要に応じてダウンロードや印刷しておくこと。 ・初回授業前にポータルでTeamsのチームコードを連絡する。 ・Teamsの投稿機能を利用して授業時間中に質問を受け付け、適宜対応するので積極的に質問すること。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 前回の授業で提出された課題(コメントシートなど)の記述から、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を授業の冒頭で行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 50% | 毎回の課題(コメントシート)の提出。 |
その他 | 50% | 最終日に持ち込み不可の試験を実施する。 |
参考文献 | 令和5年版消費者白書/消費者庁 2023年 日本の消費者問題/樋口一清・井内正敏/2007年 建帛社 フードファディズム(メディアに惑わされない食生活)/高橋久仁子/2007年 中央法規 効かない健康食品 危ない自然・天然/松永和紀/2017年 光文社 メディアリテラシー/坂本旬、山脇岳志/2022年 時事通信社 |
関連ページ | 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体FOOCOM/http://www.foocom.net/ 食の安全と安心を科学する会(SFSS)/https://nposfss.com/ |
その他、履修生への注意事項 | ・授業中の私語や居眠りは厳禁。 ・授業にはノートパソコンなどの持参が望ましい。(課題作成・提出などのため) ・不具合が発生した場合は、運営方法を変更する可能性がある。 ・進捗や状況によってはスケジュール・内容を調整する場合がある。 ・機会があれば、外部講師による特別講義を企画する場合がある。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 企業における食品関連の研究・開発 |
実務経験と授業科目との関連性 | 企業での研究・開発、商品企画の経験を通じ、実際の事例紹介から消費者問題への理解を促す。 |