科目名 | テキスタイル論 | |
担当者 | 深町 浩祥 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | テキスタイルデザイン | |
授業の達成目標 | テキスタイル(布等)が生活の中でどのように人々と関わりを持ち、文化的・経済的にどのような意味を持っているのか歴史的な知識を得る。その上で、具体的なテキスタイル関連製品が、原料生産から市場に出て私たちの手元に届くまでの流通システムを学び、テキスタイル産業のビジネスを把握する。最終的にファッションデザイン及びファッションビジネスにおけるテキスタイルの活用方法の知識や、ファッションテキスタイルの開発のための基本的な企画力を身につけることができる。 | |
今年度の授業内容 | 講義では、ファッションテキスタイルについて興味を持ち、普段の生活の中で意識を高めていく。①まず、自分が着ている服を購入した動機は何か、なぜその服を選んだのかを深く分析してみる。直接肌に触れることになる服地(テキスタイル)はどのような影響を私たちに及ぼすのか、大きく美学的要素と機能的要素に分類しながら考察する。②続いて、テキスタイルのオールドコレクションや最新のコレクションを手にしながら、テキスタイルの基礎知識と企画について概説し、織物、編物、不織布、染色、加工、日本のテキスタイル産地など、包括的に学習する。③そして、テキスタイルとファッションデザイン、環境リサイクル、サスティナビリティ、災害対応など、テキスタイルがどのように広く社会に貢献しているのか、事例をもとに検証する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に公開される各回の授業資料を予習し、授業後には重要なポイントを確認しておくこと。実際のテキスタイルに触れて、理解を深める機会をできる限り設けること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 都内で開催されるテキスタイルイベントへの積極的な参加。一般新聞での関連記事や業界新聞での最新情報などを収集し、テキスタイルのビジネスと企画開発についての知識を増やすこと。また、ファッション誌の参照やファッションブティックにおいては、デザインだけでなく、素材情報を確認すること。 | |
第1回 | ガイダンス/テキスタイル論の概要 | |
第2回 | ファッションテキスタイルの基礎知識① テキスタイルデザインについて | |
第3回 | ファッションテキスタイルの基礎知識② 糸(天然繊維、化学繊維ほか) | |
第4回 | ファッションテキスタイルの基礎知識③ 編物、不織布、レース編等について | |
第5回 | ファッションテキスタイルの基礎知識④ 染色、表面加工、仕上加工について(環境への取り組み事例紹介) | |
第6回 | ファッションテキスタイル基礎演習① | |
第7回 | ファッションテキスタイル基礎演習② | |
第8回 | 外部講師による講義(予定) | |
第9回 | テキスタイル企画① ファッションデザイナーとテキスタイルの関係について(例:川久保玲、皆川明ほか) | |
第10回 | テキスタイル企画② ファッションデザインのためのテキスタイル資料分析 | |
第11回 | テキスタイル企画③ ブランドカテゴリー別のテキスタイル分析(高級メゾン、一般アパレル、ファストファッションなど) | |
第12回 | ファッションテキスタイルとSDGs | |
第13回 | ファッションテキスタイル応用演習 | |
第14回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 実物のテキスタイルや服を紹介し、実際に触れてもらうことでテキスタイルの多様性と魅力を実感してもらう。解説にはパワーポイント等を利用する。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポート回収後、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 60% | 期末レポート |
授業参加 | 10% | 積極的な発言、プレゼンテーション等 |
その他 | 30% | リアクションペーパー等 |
テキスト | 適宜、資料を配布します。 |
参考文献 | 一見輝彦著『わかりやすいアパレル素材の知識 第3版 』 ファッション教育社、2012 深町浩祥編著『世界へひらくJAPAN FASHION ──本当のクール・ジャパンをつくる人たち』フィルムアート社、 2011 深町浩祥訳『ファッションデザイン 101のアイデア 』フィルムアート社 、2011 Annette B. Weiner,Cloth and Human Experience(Smithsonian Series in Ethnographic Inquiry)、1991 International Textiles,Magazine |
関連ページ | Japan Fashion Week(http://www.japancreation.com/index2.html) Premium Textile Japan(http://www.ptjapan.com/index2.html) Premiere Vision Paris(http://www.premierevision.com/) Pitti Immagine Filati(http://www.pittimmagine.com/corporate/fairs/filati/news.html) ヴィクトリア・アンド・アルバート(V&A)博物館 (http://www.vam.ac.uk/) |
その他、履修生への注意事項 | 授業資料:配布、ポータル機能の利用を基本とします。 出席管理:ポータルの出席管理機能を利用します。 授業運営:状況により内容・方法に変更が生じる場合があります。 *テキスタイルに関わる実務家を外部講師として招聘予定。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |