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科目名食文化論
担当者天海 弘
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目世界と日本の食文化を学ぶ
授業の達成目標今日、数々の変遷を経て継承されて来ている食文化は、先人の知恵の賜物であり人類に共通した財産でもある。世界と日本の食文化を概観することで、我が国に継承されてきた食文化を再認識する。
そして、これを生活に応用しながら次世代へ継承するための知識を身につける。食が文化であることを理解し、変化していく社会で充実した食生活を送れるようになることを目標とする。
今年度の授業内容食べることの定義を行うことで、食が文化であることを再認識する。そのうえで、世界の国や地域での食の歴史や特徴について学ぶ。日本の食文化である和食はユネスコの無形文化遺産に登録されたことや、健康的な食事であることから世界的に人気が高まっている。和食の特徴を学び、その価値や健康的な意義について考える。そして、和食の価値を継承していくための食育についても知見を深める。
まとめとして世界や日本の食文化に関する調査テーマをグループワークで設定し、調査したうえで資料にまとめプレゼンテーションを行う。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にTeamsに掲示する各回の講義資料を読み、疑問に思うことをあらかじめ整理しておく。講義終了後は、掲示資料や関連動画などを必要に応じて見直し、まとめなおして理解を深めておくこと。

合計60時間
自習に関する一般的な指示事項TVや新聞、インターネットなどから食文化にかかわる出来事を収集し、概要と関連情報をメモして説明できるようにしておくこと。
 第1回ガイダンス
 第2回食べることの意味と意義
 第3回世界の食文化
 第4回ヨーロッパの食文化
 第5回アジアの食文化
 第6回日本の食文化(歴史と変遷)
 第7回日本の食文化(行事と地域の食)
 第8回日本の食文化(『和食』のユネスコ無形文化遺産登録)
 第9回グループワークによるテーマ選定
 第10回グループワークによるプレゼン準備
 第11回グループによるプレゼンテーション
 第12回これからの食文化
 第13回まとめ
授業の運営方法・パワーポイント等による講義や関連動画の視聴を行う。
・最後に受講生が食文化関連の調査をグループワークで行い、資料にまとめプレゼンテーションを行う。
・授業中に提示される課題(コメントシート等)の提出をもって出席とするが、未提出であったり不十分な内容の場合は欠席とする。
・印刷用資料は授業前日までにTeamsに掲示する。紙ベースの資料配布は行わないので、必要に応じてダウンロードや印刷しておくこと。
・初回授業前にポータルでTeamsのチームコードを連絡する。
・遠隔授業の実施に関してはTeamsによるリアルタイム授業を基本とする。具体的内容は「その他、履修生への注意事項」参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法前回の授業で提出された課題(コメントシートなど)に基づき、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を授業の冒頭で行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 50% 課題(コメントシート等)の提出
その他 50% プレゼンテーション
参考文献 食文化入門/石毛直道他/1995年 講談社
日本の食文化史/石毛直道/2015年 岩波書店
食の歴史/ジャック・アタリ/2020年 プレジデント社
美味礼讃/ブリア=サヴァラン/2017年 新潮社
日本の食文化 「和」の継承と食育/江原絢子他/2016年 アイ・ケイコーポレーション


関連ページ 国立民族博物館HP/https://www.minpaku.ac.jp/
(公財)味の素文化センターHP/http://www.syokubunka.or.jp/ 

その他、履修生への注意事項 ・授業中の私語や居眠りは厳禁。
・授業にはノートパソコンなどの持参が望ましい。(課題作成・提出などのため)
・不具合が発生した場合は、運営方法を変更する可能性がある。
・進捗や状況によってはスケジュール・内容を調整する場合がある。
・機会があれば、外部講師による特別講義を企画する場合がある。
・遠隔授業の実施に関しては、Teamsを使用しリアルタイム授業とする。
   遠隔授業の際はTeamsにアクセスしチームに参加すること。
   出欠確認は課題(コメントシート等)の提出をもって出席とする。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】
実務経験の概要 企業における食品関連の研究・開発
実務経験と授業科目との関連性 企業における研究・開発、商品企画の経験を通じ、食の意味や意義に基づいた食文化への理解を深める。