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科目名環境政策
担当者安藤 生大
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目持続可能な社会の実現に向けて、政府や企業、そして私たちが何をすれば良いのか、どのような政策を実施すれば良いかを考えることが本講義のテーマです。
授業の達成目標1.「持続可能な社会」の目標や法体系、制度を説明できるようになる。
2.公害の歴史を説明できるようになる。
3.「循環型社会を支える法体系や技術」を説明できるようになる。
4.「脱炭素社会を支える法体系や技術」を説明できるようになる。
5.「自然共生社会を支える法体系や制度」を説明できるようになる。
今年度の授業内容地球温暖化、資源枯渇、生物多様性など地球環境問題が深刻になっています。このため、世界各国では国際条約や国内法により、環境を保全するための環境政策が講じられています。本授業の目的は、その環境政策の概要を理解し、今後政府、企業や私たち市民が環境保全のために何をすればよいか、どのような政策を実施すれば良いかについて考え、自分の意見を述べられるようになることです。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業の最後に、教科書の該当個所と次回の授業内容のキーワードを示します。学生は、それについて教科書やWebサイト等で調べておくこと(予習1時間)。
各回の授業で示した専門用語などは、参考図書やWebサイト等でその意味を確認し、必要に応じて授業内で配布したプリント等にまとめてください(復習1時間)。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業中に扱った様々な専門用語についは、教科書やインターネット等を利用して、その都度調べ、自学ノートや配布したプリント等に意味・内容を記入しておくようにしましょう。また、ニュース等で気になる記事や心に残った記事を切り抜き、ノートに貼るなどして、情報収集に心がけましょう。
 第1回イントロダクション-授業の概要、環境政策とは?
 第2回総論1 持続可能な開発目標
 第3回総論2 環境基本法と環境基本計画
 第4回安全安心社会1 環境政策の歴史
 第5回安全安心社会2 四大公害病
 第6回安全安心社会3 公害問題の現状
 第7回循環型社会1 循環型社会に向けた政策の背景
 第8回循環型社会2 循環型社会に関する法制度
 第9回脱炭素社会1 温暖化のメカニズムと政策の状況
 第10回脱炭素社会2 どのようにしてカーボンニュートラルを達成するのか?
 第11回自然共生社会 自然保護の状況と生物多様性の確保に向けた課題
 第12回横断的政策1 環境アセスメント概要
 第13回横断的政策2 地域循環共生圏についての解説
授業の運営方法
  • 最初の10分間で、前回の課題についての確認テストを行います。
  • 次の10分間で環境政策に関する簡単な英文を読みます(課題1:紹介した英文の和訳をまとめて提出すること)。
  • 続いての60分間でその日のテーマに応じた講義を、Power Pointを用いて行います。
  • 次の20分間は、当日の授業内容に則したテーマでグループディスカッションとそのまとめを行います。
  • 最後の5分で次回の内容に関係するキーワードを示し、予習のポイントを解説します。
  • 遠隔授業の実施に関しては、Zoomによるリアルタイム事業を基本とします(URLは事前に通知します)。具体的な内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法o 毎回の確認テストは、問題の解説を行い、知識の定着を図ります。
o この授業では、以下の2つの課題を予定します。レポートとして提出してください。それぞれのレポートには、コメントを付けてフィードバックします。
課題1:紹介した英文の和訳をまとめて提出
課題2:持続可能な社会をつくるための環境政策提言

評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 50% 各回の確認テストから出題します。
小論文・レポート 30% 課題1(15点),課題2(15点)
授業参加 10% グループディスカッションにおいて、積極的・協力的な授業態度によって評価する。
その他 10% 毎回の確認テスト
テキスト 『改訂9版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト』、東京商工会議所編著、2023年1月29日、ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4-8005-9069-5
参考文献 1:『環境科学概論』山下栄次、阪本博、若村国夫、野上祐作、坂本尚史、安藤生大、大学教育出版、2013年10月、ISBNコード978-4-86429-235-1
2:『環境政策論 第3版』倉阪秀史、信山社、2014年12月25日、ISBNコード978-4-7972-5373-3
関連ページ 1: p.224-p.262、2:書籍全般にわたり本講義と関連があります。
その他、履修生への注意事項 授業中の私語は厳禁です。受講態度の悪い学生には教室からの退室を命じ、原則として単位を与えません。グループディスカッションには積極的に参加してください。
環境に関する学外のイベントへの参加や、施設見学を行う可能性があります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】