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科目名衣生活と環境
担当者中西 希和
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目ファッションと環境
授業の達成目標・ファッションと環境の現状を理解し、説明することができる。
・衣服の管理の重要性を理解している。
今年度の授業内容衣服は、くり返し着用していると汚れたり、形が崩れたりしてきます。美しさや着心地の良さ、衣服の持つ機能を保つためには、洗濯や適切な管理が必要です。衣服を長く大切に着用することは、環境負荷を少なくすることにもつながります。
この授業では、製造にかかるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから環境負荷が大きいことが指摘されるファッション産業の現状や各企業が行う様々な取り組みを見ていきます。そして、身近にできる取り組みとして汚れの落ち方、洗剤がもつ役割、漂白やしみ抜き、乾燥仕上げについて解説し、着なくなった衣服を含め、衣服が及ぼす環境への影響について考えていきます。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間についてシラバスを読み、この授業で習得するべき内容を理解しておく。
各回の授業内容に関連する用語等を事前に調べ、授業後は配布プリントやノートを整理し、理解を深めておく。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項衣服に付いている表示や洗剤の表示、洗濯機の機能などを見てみましょう。
 第1回ガイダンス、衣服と環境の現状
 第2回衣服の生産が環境に及ぼす影響(原材料、生地、衣服の製造)
 第3回衣服の販売・利用が環境に及ぼす影響
 第4回各企業が行う様々な取り組み
 第5回身近に出来る取り組み、衣服を長く大切に着るために
 第6回繊維製品の表示(取り扱い絵表示)、衣服の汚れ(汚れの種類、付き方)
 第7回洗濯用水、洗剤と環境(洗剤の種類、洗剤に配合される界面活性剤の種類)
 第8回汚れの落ち方(汚れが落ちるメカニズム)、洗濯機について
 第9回洗濯方法と洗浄力の関係 洗濯の方法(すすぎ、脱水、乾燥)
 第10回漂白、しみ抜き(漂白剤の特徴と使用方法、しみの判別、除去方法、手順)
 第11回ドライクリーニング(ドライクリーニングの特徴、溶剤、方法)
 第12回衣服の保管(損傷、虫害、カビの害、保管方法)
 第13回衣服の廃棄とリサイクル(1)廃棄とリサイクルの現状
 第14回衣服の廃棄とリサイクル(2)衣服の修繕の基礎
 第15回衣服の廃棄とリサイクル(3)簡単にできるリサイクル
授業の運営方法講義形式で行います。図像資料を紹介しながら授業を行うため、パワーポイント、映像を使用します。
遠隔授業の実施に関しては、ポータルから授業資料、課題を配信します。課題の提出をもって出席確認、評価とします。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内にテストを実施し、解説と授業の振り返りを行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
授業参加 40% 積極的な授業態度
小論文・レポート 30% リアクションペーパー等の提出
その他 30% テスト
テキスト 必要に応じ、プリントを配布します。
参考文献 授業の中で随時、紹介します。
その他、履修生への注意事項 後半にソーイングセット(針、糸、はさみ)を使用します。(授業内で説明します。)
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】