科目名 | 展開ゼミナールIIA | |
担当者 | 杉本 ゆかり | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 4年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 展開ゼミナールⅡA | |
授業の達成目標 | 自らが興味関心をもてる,面白い・楽しい,もしくは,社会の役に立つと思える研究テーマを探し,研究として深めていくプロセスを体系的・実践的に学びます.その研究テーマに基づいて,(1)関連する先行研究をサーベイする,(2)リサーチクエスチョンおよび仮説を立てる,(3)仮説に基づいて,デプスインタビューやアンケート調査などを行う,(4)調査を分析して議論のうえで新たな知見を見出す,(5)論理的に文章を組み立てる,5つのプロセスが達成できることを目標とします.結果として,卒業論文執筆に繋げます.また,論文執筆作業を通し,自らの研究に関して最終報告(プレゼンテーション)ができるようになることも目標とします.何より,楽しく研究が進められるよう導きます.論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 | |
今年度の授業内容 | テーマを設定し,先行研究のレビューやディスカッションを通して問題意識を深め,楽しく主体的かつ協働的に研究に取り組めるように進めます.全員が各人の調査の進捗を報告し,ディスカッションを行います.また,学術論文執筆を視野にいれて,データ分析も進めていきます.具体的には,以下の能力が身に付くよう授業を進めます. 1.現状を把握・分析し,根源的な問いを見つけていく問題発見力を身につけます. 2.根源的な問いに対してデータ分析ができるように先行研究も踏まえて,適切なデータ・分析方法を使って結果を導く分析力を身につけます. 3.問題に対する解決方法を考え,わかりやすく伝える提案力を身につけます. |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 研究課題に関連する情報収集はゼミ時間だけでは不十分です.ゼミで作成する研究計画に従い,研究手順,課題を確認し,卒業研究に必要な材料を準備します. | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 卒業論文の作成に際しては,十分な文献検索や調査分析,執筆時間が必要なためゼミ時間だけでは不十分です.研究計画に従い,準備を進めます.調査や分析は各自の時間をつかって進める必要があります. | |
第1回 | オリエンテーション.本講義の狙いと講義の進め方 今後の研究計画.発表とディスカッション.1万字の文字を書くのは怖くない!!楽しい卒業研究にする |
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第2回 | 研究計画(タイムスケジュール)の作成.卒業研究の進め方①.論文の組み立て・書き方 | |
第3回 | 目指す研究に類似した論文(見本)を見つける.卒業研究の進め方②.発表とディスカッション |
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第4回 | 何を明らかにしていきたいのか?何がわかりたいのか? 自己の考えを落とし込む.研究テーマの概略を考える.発表とディスカッション |
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第5回 | 先行研究をレビューする①.過去の研究から何がわかって何がわからないのか?を探す 効率的に卒業論文を作成するための秘訣①.アウトラインを考える①.発表とディスカッション |
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第6回 | 先行研究をレビューする② 効率的に卒業論文を作成するための秘訣②.アウトラインを考える②.発表とディスカッション |
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第7回 | 先行研究をレビューする③ 効率的に卒業論文を作成するための秘訣③.発表とディスカッション |
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第8回 | 何を明らかにしたいのか?何がわかりたいのか?リサーチクエスチョン・仮説を考える①.調査手法を学び,方法を考える①.発表とディスカッション | |
第9回 | 何を明らかにしたいのか?何がわかりたいのか?リサーチクエスチョン・仮説を考える②.調査手法を学び,方法を考える②.アウトラインを考える③.発表とディスカッション | |
第10回 | 調査の準備を進める①.発表とディスカッション | |
第11回 | 調査の準備を進めるる②.発表とディスカッション | |
第12回 | これまでの成果を発表する①.ディスカッション | |
第13回 | これまでに成果を発表する②.ディスカッション | |
第14回 | 序論,先行研究レビュー,調査までをまとめる.展開ゼミⅡAのまとめとゼミⅡBの進め方 | |
授業の運営方法 | ・授業はリアルで実施します. ・履修生の理解度は進捗状況によって,予定を変更することがあります. ・詳しくは授業初回で説明します. |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出された研究計画書,論文,発表資料等に適宜コメントを加えて修正を促し,完成度を高めます. |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 70% | 授業中に発表(プレゼン)します.また,課題をだします.発表資料や課題,プレゼンを評価します. |
授業参加 | 30% | 授業でのディスカッションや発言を評価します. |
テキスト | ① 石井一成『ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方』ナツメ社(2011年)1100円+税 ISBN978-4-8163-5057-3 ② 別途,資料を配布します. |
参考文献 | 各自の状況に応じて適宜紹介します. |
その他、履修生への注意事項 | 研究は楽しく,論文作成は理論的思考が養われ,社会に出てからも役に立ちます.各自が様々なことに疑問を持ち,自己の研究だけではなく他者の研究に対してもポジティブで建設的な意見をもち,議論を行い成長しましょう.各自の研究計画に沿って進めていきましょう. |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |