科目名 | 広報マネジメント | |
担当者 | 丸岡 吉人 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 広報・パブリックリレーションズ論 | |
授業の達成目標 | この授業の目的は、履修者が広報・パブリックリレーションズの理論と実際とを身につけることです。具体的には、講義終了時に履修者が、①広報・パブリックリレーションズの鍵概念と重要ツール、思考方法を理解している、②履修後に自ら広報・パブリックリレーションズについてさらに進んで学習できるようにその方法を理解している、ことが目標です。 | |
今年度の授業内容 | 20世紀初頭に登場したパブリックリレーションズ(PR、あるいは、広報)は、組織が社会との良好な関係を構築し維持する活動です。ただし、その概念や実際は、世の中でよく理解されていません(誤解されていると言ってもよいかもしれません)。そこで、本授業では、パブリックリレーションズの概念、理論、機能他を体系的に学ぶとともに、適宜、実務やデジタルメディア登場後の変化などのトピックスを取り上げます。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習 履修生は、講義前に教科書の該当部分を読み、その概要を理解したうえで講義に出席してください。また、理解できなかった点や疑問に思った点をメモしておき、授業時に質問してください。 復習 ミニットペーパーに解答してください。 ミニットペーパーで解答できない設問があった場合は、授業内容を見直したり教科書を読み直したりしてください。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 私たちは、さまざまなかたちで広報・パブリックリレーションズと関わっています。私たちは「パブリック」の一員だからです。普段の生活の中で出会う広報・パブリックリレーションズ活動に注目し、自分でその働きを探ってください。 | |
第1回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第1章 広報・PRとは | |
第2回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第2章 ステークホルダーと組織の社会的責任 | |
第3回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第3章 組織のレピュテーション(評判) | |
第4回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第4章 組織と広報・PR、第5章 広報・PRの戦略立案・実行・評価 | |
第5回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第6章 メディアとメディアリレーションズ | |
第6回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第7章 インターネットと広報・PR | |
第7回 | 新しいPR活動の実際 インフルエンサー、バズ動画、炎上のメカニズム | |
第8回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第8章 マーケティングPR | |
第9回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第9章 インベスターリレーションズ(IR)、第11章 社会貢献と広報・PR | |
第10回 | 国際PR 旧ユーゴスラビアを巡る情報戦の裏側 | |
第11回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第10章 インターナルリレーションズ | |
第12回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第12章 危機への対応 | |
第13回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第13章 災害時の広報・PR | |
第14回 | 『広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際』第14章 非営利組織の広報・PR、第15章 行政広報 | |
授業の運営方法 | 指定のテキストに沿って講義します。履修生は、講義前にテキストの該当部分を読み、その概要を理解したうえで講義に出席する必要があります。講義では、広報・パブリックリレーションズの鍵概念と重要ツール、思考方法を習得することに集中します。 講義中に、ミニケースを提示し、履修生が「なぜそうなったのか」「なにを狙ったのか」「自分ならばどうするか」を考えることによって、講義内容の理解を深めます。 履修生の理解度や関心事によって、予定を変更することがあります。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ミニットペーパーに記載されたコメントへの解説や質問への回答を、原則、次の講義の際に行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 100% |
テキスト | 関谷直也・薗部靖史・北見幸一・伊吹勇亮・川北眞紀子(2022). 広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際 改訂版 有斐閣 2,500円+税 |
参考文献 | 高木徹(2014).国際メディア情報戦 講談社 Solis, B. and Breakenridge, D.(2009). Putting the public back in public relations: How social media is reinventing the aging business of PR Pearson Education, Inc.(ソリス、B.・ブレーケンリッジ,D.(著)、花塚恵(訳)(2011). 新しいPRの教科書:ソーシャル時代に求められる「知」と「技」 海と月社) |
その他、履修生への注意事項 | 履修者は講義回ごとに「ミニットペーパー」を提出します。講義に出席して、かつ、「ミニットペーパー」を提出した者を出席と認定します。「ミニットペーパー」とは、(1)学んだことを簡潔に要約するとともに、(2)講義に対する意見や感想、質問を提出するものです。建設的な意見や講義の質を高める質問を特に歓迎します。具体的な方法は、講義初日に指示します。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 広告会社のPR部門責任者、PR会社経営経験者。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 教員の広報・PR分野の実務経験を活かして、その理論と実際とを講義する。 |