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科目名パフォーミングアーツと国際コミュニケーション
担当者林 英樹
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目パフォーミングアーツと国際コミュニケーション
授業の達成目標経済活動や観光事業などによって国境の壁がますます低くなり、海外との接触の機会が増加する中で私たちはこれまで以上に、海外の人々と接触する機会が増えいる。パフォーミングアーツ(舞台芸術)は、異文化理解の方法として有効な機能を持っている。学生がパフォーミングアーツを通して視野を広げ、舞台芸術の社会的役割や舞台芸術を通じた国際理解に関して説明出来るようになる。
今年度の授業内容映像を活用し、資料も交えて様々なタイプの舞台芸術を知る。海外で生まれた現代演劇の日本語翻訳上演の実際の事例に触れる。通常の鑑賞型演劇だけではなく、ワークショップなどによる参加型演劇についても学ぶ。演劇を介在させての国際交流の活動を知る。舞台芸術の社会的意義や国際的な視点から見た舞台芸術、現代演劇の可能性を理解する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業で配布した資料やレジュメを読む。授業で配布した戯曲を読む(一部抜粋も含む)。授業で配信する映像資料を観る。授業後は授業内容を振り返り、ノートにまとめ理解を深める。

合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業に関連した国際関連記事や情報などを適宜、収集すること。
第1回イントロダクション、パフォーミングアーツ/舞台芸術とは
第2回パフォーミングアーツ/舞台芸術の多様性を知る①
第3回パフォーミングアーツ/舞台芸術の多様性を知る②
第4回世界の現代演劇に触れる①イギリスの現代演劇を戯曲から考察する
第5回世界の現代演劇に触れる②イギリスの現代演劇を戯曲から考察する
第6回演劇の国際交流の事例①オーストラリアの現代演劇を知る
第7回演劇の国際交流の事例②インドネシアの舞台芸術を知る
第8回参加型演劇①フォーラムシアターの実践活動に触れる
第9回参加型演劇②フォーラムシアターの実践活動に触れる
第10回舞台芸術鑑賞①現代演劇に触れる
第11回舞台芸術鑑賞②現代演劇に触れる
第12回舞台芸術の社会的役割と実践
第13回国際交流と舞台芸術の可能性
第14回まとめと振り返り
授業の運営方法授業での配布資料を活用するとともに舞台映像を積極的に紹介し理解を深める。コメントシートの紹介などを通して受講者に考えを発表する機会を設ける。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポートの回収後、典型的な見解へのコメントや誤解の解説、優れた視点の指摘を行う。
コメントシートの一部を取り上げ、補足や注目するべき論点の抽出を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 40% コメントシート提出によって参加度と授業内容の理解度を評価する。
小論文・レポート 40% 論述式の中間レポート、期末レポートによって、授業目標を一定程度達成しているかを評価する。
その他 20% 積極的・協力的な授業態度。
テキスト 授業内で必要なテキストや資料を配布いたします。
参考文献 林英樹、曽田修司責任編集『紛争地域から生まれた演劇』(ひつじ書房刊)
石黒広昭編、林英樹共著『街に出る劇場』(新曜社刊)
関連ページ 国際演劇協会  
https://iti-japan.or.jp/

『国際演劇年鑑―世界の舞台芸術を知るー』
https://iti-japan.or.jp/yearbook/

日本演出者協会「国際演劇交流セミナー」 
https://www.jda.jp/seminar-ws/international
その他、履修生への注意事項 他の学生の受講の妨げになる行為に関してはその都度、注意を行います。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】
実務経験の概要 舞台演出家、プロデューサー
フランス・ドイツ・ベルギー・オランダ・ポーランド・クロアチア・ブラジル・ペルーなど多数の国でワークショップ、演劇公演、国際共同制作などによる国際舞台芸術交流活動を行う。 エンターテインメント系の専門学校で30年に渡り実技指導を行う。 舞台芸術における国際組織ITI(国際演劇協会)の日本センターで国際理事、常務理事を勤める。同センター主催による海外演劇の紹介事業「紛争地域から生まれた演劇」シリーズ、人材育成事業「ワールド・シアターラボ」シリーズの企画立案・プロデューサーを担当する。彩の国さいたま芸術劇場主催による「世界最前線の演劇」シリーズの企画立案を行う。企画制作団体テラ・アーツ・ファクトリー代表・演出家として数多くの舞台を創造する。
実務経験と授業科目との関連性 舞台芸術の国際交流活動の実務経験を授業題材に取り入れ、グローバルな視点から個別授業題材に対する視点を提示する。舞台芸術の創造現場に参加した経験を活かし、より具体的な視点から現代演劇に関する知識を提供する。