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科目名パフォーミングアーツと国際コミュニケーション
担当者林 英樹
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目パフォーミングアーツとは舞台芸術のこと。舞台芸術の多様性を知り、国境を越えた広がりや可能性を知ることを目的とする。
授業の達成目標経済活動や観光事業などによって国境の壁がますます低くなり、海外との接触の機会が増加する中で私たちはこれまで以上に、海外の人々と接触する機会が増えていくことになる。パフォーミングアーツ(舞台芸術)は、異文化理解の方法として有効な機能を持っている。学生がパフォーミングアーツを通して視野を広げ、舞台芸術の魅力や可能性を国際的な視野から深く理解し説明出来るようになる。
今年度の授業内容映像を活用し、資料も交えて様々なタイプの舞台芸術を知る。海外で生まれた現代演劇の日本語翻訳上演の実際の事例に触れる。通常の観劇型演劇だけではなく、参加型の演劇の実際活動に触れる。演劇を介在させての国際交流の活動を知る。国際的な視点から見た舞台芸術、現代演劇の可能性を理解する。そのような内容の授業となります。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業で配布した資料やレジュメを読む。授業で配布した戯曲を読む(一部抜粋も含む)。授業で配信する映像資料を観る。授業後は授業内容を振り返り、ノートにまとめ理解を深める。

合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業に関連した国際関連記事や情報などを適宜、収集すること。
 第1回イントロダクション、パフォーミングアーツ/舞台芸術とは
 第2回パフォーミングアーツ/舞台芸術の多様性を知る①
 第3回パフォーミングアーツ/舞台芸術の多様性を知る②
 第4回海外の現代演劇に触れる①イギリスの現代演劇
 第5回海外の現代演劇に触れる②イギリスの現代演劇
 第6回演劇の国際交流の事例①オーストラリアの現代演劇
 第7回演劇の国際交流の事例②インドネシアの舞台芸術
 第8回参加型演劇①フォーラムシアター
 第9回参加型演劇②フォーラムシアター
 第10回コロナ禍と舞台芸術
 第11回演劇の多国籍プロジェクト
 第12回紛争地域から生まれた演劇
 第13回日本から海外への演劇実践の発信
 第14回日本と世界をつなぐ演劇
 第15回まとめと振り返り
授業の運営方法授業での配布資料を活用するとともに、舞台映像を積極的に紹介し理解を深める。コメントシートのシェアを通して受講者に考えを発表する機会を設ける。 

遠隔授業の実施に関しては授業レジュメ、資料の提示と課題提出を基本とし、映像配信も併用する。映像配信はMicrosoft365のStreamの利用予定である。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポートの回収後、典型的な見解へのコメントや誤解の解説、優れた視点の指摘を行う。
コメントシートの一部を取り上げ、補足や注目するべき論点の抽出を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 40% コメントシート提出によって参加度と授業内容の理解度を評価する。
小論文・レポート 40% 論述式の中間レポート、期末レポートによって、授業目標を一定程度達成しているかを評価する。
その他 20% 積極的・協力的な授業態度。
テキスト 随時、配布する。

参考文献 【参考文献】
林英樹、曽田修司責任編集『紛争地域から生まれた演劇』(ひつじ書房刊)
石黒広昭編、林英樹共著『街に出る劇場』(新曜社刊)
関連ページ 国際演劇協会WEB  https://iti-japan.or.jp/

日本演出者協会「国際演劇交流セミナー」 
https://www.jda.jp/seminar-ws/international

『国際演劇年鑑2022―世界の舞台芸術を知るー』 
https://issuu.com/iti-japan/docs/iti-japan_theatreyearbook2022_jp
その他、履修生への注意事項 対面授業では私語を慎むようにお願いします。
遠隔授業の出席はコメントシートの提出で確認する。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】
実務経験の概要 舞台演出家、プロデューサー

実務経験と授業科目との関連性 舞台芸術の実務者として実際に担当した事業も多く取り上げ、その詳細や実施のプロセスなど舞台を見ただけではわからないことにも触れ考察をより深めていきます。