科目名 | 公共経済学 | |
担当者 | 中平 千彦 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 経済理論に基づいて公共経済学の基礎を学ぶ |
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授業の達成目標 | ・公共経済学の基礎的事項を説明できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 本講義では、効率性と公平性の観点から、公共経済学の中で特に重要なトピックと経済学的に望ましい政府のあり方を学びます。 公共経済学が扱う内容は多岐にわたります。まず、なぜ競争的市場が効率的資源配分を実現できるのか、それが実現されない場合は何が原因となり、政府部門の介入がいかに必要なのかという問題があります。また、税が家計や企業の行動に与える影響を考える必要があります。公共財供給、規制、社会保障、経済厚生、経済成長、再分配、経済格差などの項目は基本トピックとされています。さらに、公債負担と財政運営、公債依存度とサステイナビリティー、公共投資と社会資本整備、費用便益分析などの項目は、構造改革、地方分権、公共部門の民営化問題などを通じた新しい社会構造設計に関わる問題として重要です。市場の失敗や政府・公共部門のガバナンス問題は、時代とともに変貌する政府の望ましい役割や機能との関連で、常に議論されています。本講義では、効率性と公平性の観点から、このような公共経済学の主要トピックを学びます。 我々には、講義回数15回という厳しい時間制約が課されていますが、担当教員は、受講生諸氏が要領よく公共経済学の基礎項目を学ぶことができるよう努力し、また、この講義が、受講生各位における将来の発展的学習・研究に役立つものとなることを願っています。 |
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準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・講義前に、テキストの該当箇所を読み、内容を理解しておくことが望ましい。 ・講義後は、講義で学んだ内容を復習し、参考文献も積極的に利用するように努力することが望ましい。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ・講義で学んだ内容を復習し、参考文献も積極的に利用するように努力することが望ましい。 |
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第1回 | 公共部門の役割 | |
第2回 | 市場のメカニズム(1) | |
第3回 | 市場のメカニズム(2) | |
第4回 | 公共財 | |
第5回 | 最適な公共財供給の実現 | |
第6回 | 外部効果 | |
第7回 | 自然独占 *課題1を配布予定(提出日は配布時に指示) |
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第8回 | 価格規制(1) | |
第9回 | 価格規制(2) | |
第10回 | 所得再分配(1) | |
第11回 | 所得再分配(2) | |
第12回 | 租税 | |
第13回 | 経済の安定化(1) | |
第14回 | 経済の安定化(2) | |
第15回 | 財政の持続可能性 *課題2を配布予定(提出日は配布時に指示) |
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授業の運営方法 | ・すべての講義を教室講義で行います。ただし、不測の事態が生じ、教室講義の実施が困難になった場合は、臨時に遠隔講義に切り替えることがあり得えます。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・課題を回収後、講義内で告知した方法でフィードバックの公表を行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | |
小論文・レポート | 90% | [課題1(45%)+課題2(45%)+参加度(10%)=総合評価点(100%)] の評点配分で成績が決定されます。 |
授業参加 | 10% |
テキスト | (注)テキストは諸般の事情により変更されることがあります。 第1回講義での指示に注意してください。 ・小川光/西森晃(著)『公共経済学(第2版)』中央経済社,2022年. (ISBN: 9784502411717) |
参考文献 | ・伊藤隆敏(著)『公共政策入門−ミクロ経済学的アプローチ』日本評論社, 2017年. (ISBN: 9784535558755) ・板谷淳一/佐野博之(著)『コア・テキスト 公共経済学』新世社,2013年. (ISBN: 9784883841868) ・井堀利宏(著)『基礎コース 公共経済学(第2版)』新世社,2015年. (ISBN: 9784883842308) ・上村敏之(著)『 公共経済学入門』新世社,2011年. (ISBN: 9784883841554) ・緒方隆/須賀晃一/三浦功(編)『公共経済学』勁草書房,2006年. (ISBN: 9784326547814) ・奥野信宏(著)『公共経済学(第3版)』岩波書店,2008年. (ISBN: 978-4000266970) ・小塩隆士(著)『公共経済学』東洋経済新報社,2016年. (ISBN: 9784492314739) ・須賀晃一(編)『公共経済学講義−理論から政策へ』有斐閣,2014年. (ISBN: 9784641164451) ・佐藤主光(著)『公共経済学15講』新世社, 2018年. (ISBN: 9784883842650) ・常木淳(著)『公共経済学(第2版)』新世社,2002年. (ISBN: 9784883840373) ・土居丈朗(著)『入門 公共経済学(第2版)』日本評論社,2018年. (ISBN: 9784535558915) ・林正義/小川光/別所俊一郎(著)『公共経済学』有斐閣,2010年. (ISBN: 9784641123953) |
関連ページ | ・講義で指示を行います。 |
その他、履修生への注意事項 | ・課題1と課題2のうち、1つでも未提出のものがある場合は単位が認定されません。 ・不測の事態が生じ、教室講義の実施が困難になった場合は、臨時に遠隔講義に切り替えることがあり得えます。臨時に遠隔講義となった場合は、オンデマンドの講義動画配信を行う予定です。その場合は、講義動画についての講義ノートを事後に提出することで出席とみなします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 |